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【西澤廣義の肉声】7 撃墜王自慢大会@茂原2010年03月03日 10時05分36秒

<角田和男「修羅の翼」>
『九月末の一夜、二○三空の西沢飛曹長の訪問を受けた。謹慎中ではあり、気が付かなかった、北海道美幌より飛んで来て、夕方着陸したとのことだった。
「みんな外出しているんだが、飛行長が貴方のいることを聞いて会いたがっているので一緒に来てくれないか。今艦爆の江間さんたちと宴会を始めたところだ」という』

(角田少尉は乙種予科練五期で、西澤さんの二期先輩。これは昭和19年9月末、茂原基地での話。この日、角さんは謹慎中だったため誘いを断っています。「艦爆の江間さん」というのは江間保大尉。艦爆隊の名物隊長で、ひげもじゃで、喧嘩好きで「エンマ大王」とあだ名されていた)


203空の行動調書によると、19年9月2日に第一美幌基地より百里原基地に、岡嶋少佐に率いられた戦闘303・304の搭乗員が移動をしています。
その中に西澤さんの名前もあるので、このときに北海道から戻ってきたようです。
角田さんの記憶によると、9月末、茂原・・・・ということなので、西澤さんたちが百里から茂原に移動してきたのが9月末・・・・ということなのでしょうか。



後日、あらためて特准仲間の訪問を受けた角田少尉。
やってきたのは斎藤三朗、尾関行治、長田延義、岩本徹三、西澤廣義という錚々たるメンバー。
透明人間になって、部屋の隅っこに忍び込みたい感じです。
でも、大丈夫。忍び込まなくても、会話の一部を角田さんが手記に記してくれています。

『話は同期同年の戦友たちの消息から、必然的に最も激しかったラバウル航空戦になった。もっとも、これは岩本、西沢の空戦談で、他の者は聞き役だった。
岩本は、
「敵の攻めて来る時は退いて、敵の退き際に追い討ちをかけて落とすんだ。つまり、ラバウル上空で待機して、空戦の渦から離脱して帰ろうとする奴を一撃必墜するんだ。すでに里心のついた敵は反撃の意志がなくて、逃げようとするからね、楽に落とせるよ。一回の空戦で五機までは落としたことがあるな」
と言う。
西沢は、
「岩本さん、それはずるいよ。私らが一生懸命ぐるぐる回りながらやっているのを見物しているなんて。途中で帰る奴なんかは、被弾した奴か、臆病風に吹かれた奴でしょう、それは個人撃墜じゃなくて協同撃墜じゃないですか」
と口をはさむ。
「でも、俺が落とさなくちゃ、奴ら基地まで帰っちゃうだろう、しかし、いつもそうばかりもしていられないよ。敵の数が多過ぎて、どうしても勝目のない時なんかは、目をつむって真正面から敵の編隊の真ん中に機銃は射ちっ放しにして、操縦桿をぐりぐり回しながら突っ込んで、向こう側に突き抜けて離脱してしまう時もあるよ。
―中略―
また、トラック島で大型機の迎撃をした時は、三号爆弾で八機編隊のB24のうち六機を粉砕したことがある。支那事変以来まあ、合計八十機は撃墜しているな、地上銃撃で飛行機だけの激は数に入れてないぜ」
と言う。
西沢は、
「それじゃあ私の方が多いよ、私は百二十機は落としたよ。百機撃墜したとき、ラバウルの草鹿長官から個人感状と軍刀をもらっているよ」
こう言いながら、西沢は左横にいた私の横腹を突っつく。何かと思って見ると、握り拳に小指だけ伸ばしてにやにやする。私は何だか分からない。
「角さん、見えませんか、少しはあるでしょう」
そう言われてもまだ分からなかった。みな一瞬きょとんとして見ていたが、
「爪の垢ですよ」ときた。
こうまではっきり言われては、苦笑するしかなかった。何と言われても百二十機撃墜の現実には抗議の余地がない』

↑西澤さんのこういうところが「上官にも一言チクリ型」とか「皮肉屋」と言われるゆえんでしょうか。
角さんは苦笑して許していますが、わたしだったら、「もう二度と来るな(-.-#)」って言うかな。

えー、吉田一さんによると、西澤さんは、ラバウル時代、夜戦隊の工藤上飛曹が草鹿長官から軍刀をもらったときに、
「おれは何機墜としたらもらえるんかい」
とぶつくさ言ったということですが、ここに答えが書いてあります。
ずばり、100機です。
西澤さんは100機墜として(たぶん17年2月~18年秋ぐらい)、個人感状と軍刀をもらえたそうです。
ちなみに、工藤上飛曹ですが、18年6月・7月の2ヶ月間の夜間邀撃で爆撃機を8機墜として個人感状と軍刀をもらったようです(それ以前にも撃墜歴あり)。
西澤さんは昼間の戦闘、工藤さんは夜戦なので、一概に比較はできませんが・・・・。

吉田さんに舞扇をもらって、
「もう軍刀なんかほしがりませんよ!」
と言いながら、ちゃっかり自慢している西澤さん、かわいいじゃないですか。
「おらぁ、こんなもん、持ってるぜ(^_^)v」
と舞扇を懐から取り出し、岩本さんたちに自慢していたらもっとイケていたのに。
本当は軍刀、欲しかったのか!?

軍刀と西澤飛曹長


「私はね、敵の真正面から取り組みますよ、しかし列機は必ずつけておきます。後ろが不安では弾は撃ってられませんからね。万一離れた時は帰ってから殴ってでも必ず離れないように教育するんです。それが列機のためでもあるんですよ。私はまだ直属の上官、列機は一人も落とされていませんよ。角さんはどうですか」
聞かれても返事はできない、私の列機はラバウルでも硫黄島でもほとんど戦死してしまったのだ』

4空時代・17年3月14日ホーン島空襲 
         中尉   岩崎信寛 自爆戦死
         1飛曹  西澤廣義
         3飛曹  山崎市郎平

251空時代・18年7月7日中攻隊直掩 
         上飛曹  西澤廣義
         2飛曹  原口徳行 未帰還
         2飛曹  小竹高吉
         2飛曹  八尋俊一

ママが行動調書から見つけられた、西澤さんと同じ小隊の犠牲はこれだけです。西澤さんが言うように「1人も」ということはありませんでしたが、これはこれですごいと思います。
(この茂原発言の後、最後の出撃のときに(19.10.25 特別攻撃隊敷島隊の直掩任務)、もう1人、列機の菅川操飛長を失っています)

以前、台南空と251空時代の西澤さんの勤怠表を作ったことがあります。
坂井さんが「マラリア持ちで内臓が弱くて・・・・」みたいなことを書いていたので、休んでは出撃、休んでは出撃・・・・の繰り返しだったのだろうな、と想像していたのですが、思ったより西澤さんは元気に働いています(たまに病気欠勤してるぽい空白がある)。
あれだけ連日の出撃を繰り返しておいて、↑この記録は奇跡的です。


『西沢飛曹長は鴛淵大尉と共にラバウルより厚木空に帰って来たので、しばらく一緒にいた。無口で物静かな男だと思っていたのだが、この晩は良くしゃべった。岩本という最大のライバルがいたためもあったのだろう。そして、
「角さん、部下を可愛がり過ぎちゃ駄目ですよ。猫がついちゃ駄目ですよ。軍規は厳正にしなくちゃ、戦争に強くなれませんよ。私がラバウルから帰る時提出した軍規論を読んでもらいたかったんですが、今持って来ませんでした。折があったら送りますから読んでみて下さいよ」
  と、私の痛いところをつかれた』

その軍規論、わたしのところにも送ってほしいな・・・・。

今日のプール 新しいクラス2010年03月03日 19時58分19秒

今日は新しい上級クラスの初めての授業日。
ドキドキもんです(O_O)

定員は15名。
見学席に、ママの座る場所があるかどうかが一番の関心事!
それから、
「15人も児童がおったら、少しでも前の方で泳がないと壁にタッチできへん(>_<)」

ところが、体操しに出てきた児童。いつもの17時半からのクラスの時と同じぐらいの人数。そんなにたいして増えているようには見えません。

グループ分けしてみたら・・・・
4人でした!(^O^)

コースが見渡せる見学席も、座っていたのはママを入れて2人でした。ははは(^_^;)

今日から始まったクラスなので、いちおう、ワッペンのレベルはみな同じ4級です。
大きい順に、あゆみちゃん、メイちゃん、男児、春海です。
あゆみちゃんは月曜の同じグループで2番目スタートの5年生女児です(今日初めて名前判明)。
メイちゃんは水曜日に一緒に泳いでいたメイちゃん(たぶん4年生)。
男児は春海と背丈が同じぐらいなので(130強)、たぶん同じ学年か、3年生でしょう。

泳ぐのはメイちゃん、春海、あゆみちゃん、男児の順。
あゆみちゃん、月曜日に泳いでいるときはそう思わなかったのですが、春海の後ろから泳いでくると、速い、速い。板キックもクロールもコースの真ん中ぐらいで追いつかれていました。

板キック8本(26~32)
クロール8本(28~32)
サイドキック2本

このあとハイエルボーの指導。
ハイエルボーでクロール8本(29~33)
板持って何か泳ぎ2本
板持って片手クロール2本(呼吸、右・左)
何も持たずに片手クロール2本(呼吸、右・左)

最後は3・1呼吸でクロール4本(30~34)


春海はふだんは右腕が水の上を回るとき、右で呼吸をしています。

右 左 右 左 右 左
↑    ↑    ↑
呼吸  呼吸  呼吸

こんな感じですが、今日の最後のクロールは、

右 左 右 左 右 左 右 左 右 左
↑      ↑      ↑      ↑

ここで呼吸です。
右腕が水の上を回っているのに呼吸をしない場合が出てきますよね。そのときの右腕の回しがとってもおかしい。
左の回し方と全然違う回し方で、体の左右のバランスが崩れてフォームがぐちゃぐちゃになっています。

去年の今頃・・・・
2ヶ月だけコーチがかわって若旦那コーチが春海を担当したことがあったのですが、あのとき若旦那がやらせた3・1クロールよりはずっとマシですよ、タイムもまあまあで泳いでいるので。
(宮崎のばあばが見学に来て「はーちゃんが溺れかかっている(T_T)」と嘆いた伝説の3・1クロール)

あのときよりはマシですが、でも、とても2・1より速く泳げそうにないクロールです。

2ヶ月後は27秒のテストなので、日曜日、先生方、クロールのフォーム見てやってくだせえ。

「日向夏」と「たまたま」とひな祭り2010年03月03日 21時40分33秒

宮崎から荷物が届きました。

日向夏たまたま
日向夏とたまたま

日向夏はいままでもここで何度か紹介しましたので割愛。

たまたまというのは、宮崎の金柑ブランドだそうです。大きさや糖度が決まっているんだとか。
「タマタマ」や「玉々」ではいけません。「たまたま」です。

金柑と言えば、穂北のおばあちゃんちの庭に金柑の木があって、そこに実がなっていたのを思い出します。
遊びに行くと、それを蜜(? シロップ?)につけて煮たモノ(?)をおやつに出してもらっていました。

金柑はそうしないと食べられないと思っていたのですが、たまたまは生で皮ごと食べられます。


たまたまと春海

真ん中の種の部分が酸っぱかったので、ママは1つでやめましたが、春海は1度に4つも食べていました。


夜はひな祭りケーキ。
パパがおひな様を出してくれないので、今年もケーキだけでお祝いです。

春海が選んだのはアールグレイのケーキ。
となりにかわいいおひな様用イチゴショートがたくさんあったのに、残1個のこちらを選びました。
こっちの方が高いのっ!!(>_<)

アールグレイのケーキ

ところが、このケーキ、ショーケースの中ではちゃんと立っていたのに、取り出してみたらちゃんと立ちませんでした。底がゆがんでいるみたい。
ケーキ屋のおっちゃん、
「これ、ゆがんでるからサービスしとくわ。お嬢ちゃん、ひな祭りのお祝いやしな」
「わーい(^O^)」
春海、ナイスな選択だ!!

ママとパパは抹茶のロールケーキ。

抹茶のロールケーキ

中身は抹茶ムースと小豆のようかん。小豆ミックスの生クリームと栗のかけら入りの生クリームが詰まっています。
周囲はちょっとスフレっぽいスポンジ生地です。

ごちそうさまー(^O^)

栃林秀さんのCG動画2 岩本徹三2010年03月04日 12時39分21秒

本についていたDVDに、珊瑚海海戦時の岩本さんの空戦動画も入っていました。

先日も書いたように、顔はちょっと、ママが思っていた岩本さんと微妙に違うような・・・・?(^_^;)

でも動きは岩本さんでした(^O^)

空戦中の操縦席の中が大写しになるシーンが何度もあるのですが、そのたびに岩本さん、キョロキョロしまくって全然前を見ていません。

車だったら危なくて運転任せられないところ!

でも、空戦はこうらしいです。
K上飛曹も、
「前3分、後ろ7分」
と言われていました。
前より後ろ見ている方が多いんだそうです。
羽藤さんも平林さんに、
「敵をまえにして、いま射撃をしようとするときはかならずうしろをみろよ」
と言っているしね!

「なるほどー。岩本さんも見張りまくっているわけだ!」


岩本さんは母艦搭乗員なので空戦中、補給のために着艦します。
そのシーンも、
「おお! これが母艦搭乗員の着艦か!」
と唸らされる着艦です。
クッと着艦フックがかかるんですよ!(かからなかったら大変ですが)

西澤さんには↑これがないので、岩本さんの「着艦シーン」、とても羨ましいです(>_<)

先日ちょっと触れた菅野さんの着陸。
CGなんですけどね、着陸の瞬間、ポーンとバウンドしているんですよ(^m^)
実際にバウンドしていたかどうかは置いておいて、「菅野さんなら・・・・」と思わせる動きがニクい(>_<)
乗機が零戦と紫電改というふうに違いますが、それでも母艦経験者とそうでない搭乗員と、こんな差があったのかなー、と思わせる着陸シーンでした。

でも、菅野さん、アレを見たら、
「おれは空戦中は列機を置き去りにするけど、基本の離着陸はちゃんとできるぞ!(-.-#)」
って怒るかも知れない(笑)



あんな心憎いCG見せられるといろいろ欲が沸いてきます。
わたしは搭乗員そのもの(?)には関心があるけど、飛行機自体にはいまいち関心が無くて、それがどんな動きをするのかもよくわからない。
自分で妄想するには限界があります。

CGで見れるのであれば、西澤さんのあのシーンも、ホリブンのあのシーンも見てみたいなあ・・・・とかって。

大きな欲は張りません。ただ、離着陸するだけのシーンでもいい。編隊組んで飛び去っていくだけのシーンでもいい。
「西澤さんだー!!(^O^)」
ってわかるようなCG映像見たいなあ。


西澤さんには興味ないですか??(^。^)
いつか作ってほしい!

生意気な春海2010年03月04日 19時46分40秒

【その1】
春海は数日前から自分の部屋で宿題をしています。

今日は、学校から帰ってきてすぐにスポーツクラブに行き、帰宅後、クタクタになった状態で宿題に取りかかりました。

しばらくたって、リビングの方から春海の部屋の気配をうかがってみても、気配なし。

寝てるんちゃうかな?

でも、ごはんの準備をしていて手が離せなかったので、声を掛けてみました。

「はーちゃん」
「うーん?」
「起きてる?」
「起きてるよ。『うん』て返事したんやから起きてるに決まってるやろ(-.-#)」

(゜_゜)

【その2】
今晩の晩ごはんはカレーでした。
我が家ではカレーのトッピングにゆで卵の刻んだのをかけます。

ゆで卵はまず黄身と白身をわけ、白身だけ包丁でみじん切りして、それを黄身と一緒にしてスプーンで混ぜています。

春海に任せたのですが、器が小さかったため、
「はーちゃんが混ぜたらこぼしそう。ママ、やってー」
と持ってきました。
ママがこぼさないように白身のみじん切りと黄身を混ぜて見せたところ、
「コツがあるのー? 教えてー」
と、春海。
「別にコツなんか無いわ。こぼさんように気をつけて混ぜるだけや」
「だから、それがコツなんやろ!(-.-#)」

(゜_゜)

春海は昔はかわいかったんですよーーーー(>_<)