ひねもすのたりのたりのたり

初めての方は、
「まだ続くんかいっ！？」
と驚き呆れられていることでしょうが、前回をご存じの方は、
「まだ１次回の途中やからなあ・・・・きっと前回のように１週間とか１０日とか続くんやろうなあ・・・・」
と、ご覚悟のことと思います。

話が前後するかも知れませんが、ちょっと２次会の話。

今回は１次会は２時半まで。
あっという間でした。時間が短かったせいか、前回、あんなに盛り上がった軍歌大会、演説大会はありませんでした。残念っ！

２次会は前回と同じショッピングセンターの食堂街へとぞろぞろ移動。

前回、隊長のＭさん、２次会はママとは違う場所に行かれたようなのですが、今回は一緒でした。
２次会に行かれた搭乗員さんはＭさん、Ｋさん、Ｏさん（１次会からママは虎視眈々とＯさんを狙っていたのですが、いまだ話しかけられず）、Ａさん（Ａさんともお話ししたいと思いつつ、挨拶しかできず）。

相変わらず、平成の地上ではみなさん、後方確認不十分(^_^;)。
車、来てますよー。道の真ん中歩いたら、危ないですよー。

前回２次会で使ったそば屋がいっぱいだったのか、会場が見つけられず、ちょっと右往左往。でも、すぐに、お好み焼き屋を発見して、そこへ入りました。

「でええーーー。このお好み焼き屋、昨日の晩飯じゃねえかよー」
実は、前日の金曜の晩、パパが宴会だというので、春海と２人でプールの帰り道にあるお好み焼き屋（有名チェーン店）に１０年ぶりぐらいに行って食べたばかり。
１０年ぶりが２日連チャンになるとは・・・・。

と思っていたところ、
「居酒屋がありました！」

というわけで、いったん入ったお店をぞろぞろ退店。
数軒離れた居酒屋さんへ移動しました。行ってみたら、どうも、まだ「準備中」で閉まっていた居酒屋さんを無理矢理開けさせたような・・・・？

２次会では搭乗員さんたちは足元が掘りごたつ式の大テーブルに。あと４人テーブルが３つできたかな？
ママは搭乗員さんのいない４人テーブルでした。

（せっかくＯさんがこられているからＯさんと話がしたいなあ・・・・）
と思い、熱視線を送るも、搭乗員さんたちは一番奥まった場所に座られたので近づけそうにない。
しかたがないので、店を出る機会を狙うか・・・・とそのときは断念。

でも、その配置で飲んでいたのは最初の一瞬だけ。すぐにＫさんがわたしたちのテーブルに来て下さり、海軍時代の話で盛り上がりました。

そーこーしているうちにトイレに行きたくなって、ママは１人で店外のトイレに行きました。
各店舗には設置されておらず、食堂街共通のトイレが奥まったところにあり、お店からスリッパを借りて行かなければなりません。

行って、戻ってきて、お店の扉を開いて入ろうとしたところ、ちょうどＭさんが座敷から降りてスリッパ（靴だったかな？）を履いておられるところでした。

Ｍさんと一緒にいた賛助会員さんが、トイレから戻ってきたママを見つけて、
「あ、Ｍさんと一緒にトイレまで行ってあげて」
と。

へいっ！！　がってんっ！！
トイレでもどこでもお供しやすぜっ！

と言いつつ、めっちゃ緊張しました。
１次会でちょっとお話できたとはいえ、あのＭさんですよー。

お店からトイレまで数十メートル。時間にして、ゆっくり歩いても１分ぐらいで着いちゃうんですが、歴史上のヒーローみたいに思っていた方と２人きりですよ、感激ですよ(T_T)

道々、海軍の話や航空隊の話はまったくしませんでした。
Ｍさん、
「この年になると、どこにおるんかわからんなるでねー。悪いねー」
なんて、言われていましたが、そもそも何にもない洋上を１人で何時間でも飛べるように訓練を受けてきた方です。ご謙遜です。

ママは男子トイレの入り口前で待っていたのですが、中にお掃除のおばちゃんがいたらしく、中からＭさんとおばちゃんが楽しそうにしゃべっている声が聞こえていました。

このおばちゃん、このおじいちゃんがただ者でないって、知らんと話してるんやろうなあ・・・・。

「お待たせ、お待たせ」
と言いながらＭさん、戻ってこられ、そこからまたお店まで一緒に戻ってきました。

帰りも何てことない話。
「この食堂街は何か名前はついとるんかねー？」
「すいません、ここらへんの人間じゃないので知りません」
「いっぱいお店が集まっとるから、何か名前がついとるんじゃないかねー」
そんな会話です。
あっという間にお店に着いちゃったんですけどね(T_T)。

数十メートル、数分ですが、Ｍさんと２人でお話しました。
別に海軍のとっておきの話を聞いた、というわけではないですが、Ｍさんと２人でトイレに行った、というのをママの一生の自慢にしてもいいですかねっ！

前回の宴会の時、Ｋさん、
「われわれ戦闘３０１の下士官は騒動はまったく起こさなかった！」
と力説されておりました。

へえ・・・・戦闘３０１はもしかして、隊長の菅野さんが一番のトラブルメーカーだったりしたのかな？なんて思いながら聞いていたものです。

戦記物など読むと、３４３空の他の飛行隊の下士官の中には、大村の憲兵と一悶着あり、司令まで巻き込んで大騒動になったことがあったようですが（ママの好きなワル搭乗員・小高さんの手記による）、わが戦闘３０１の下士官のみなさん、実に品行方正な方揃いで、騒動とは縁遠い謹直な生活を・・・・うん？

やっぱり、話というのは一方的に聞くだけではいけませんね～。

今回、３次会でＭさん（当時分隊士）が店中に響き渡るようなでっかい声で言われておりました。（当時からでかかったらしい）

「Ｋのやつらはなー、悪いことばーっかりしとった！」

いちいちここには書きませんが、品行方正な海軍航空隊の搭乗員がなさることではありませぬっ！！という行いが出るわ出るわ・・・・（ちょい、大袈裟）

でも、ママ、この手の話、だーい好き♪

作戦の話とか、戦況の話、飛行機の機械的な話は聞いてもさっぱりわかりません。
それより、搭乗員さんたちの日常生活の話を聞きたい。いや、”非”日常、大歓迎！

騒動っちゅうても、６４年前のことだから、もう時効ですよ。
元気があってよろしいっ！！

”あの”菅野さんがそんな搭乗員たちの尻ぬぐいをしていた事実も聞けて、
「なんか、イメージと違うけど、とってもいいっ！！(^O^)」
って感じ。

つまりは「上官」というのは、部下が何かしでかしたときに尻ぬぐいしてくれるためにいるのだなあ、と激しく納得！（うん？）
きっと、菅野さんが何かやったときは、それより上の飛行長とか副長とか司令レベルの人が尻ぬぐいをされていたのでしょうなあ・・・・。うまいことできている、うん。

今回Ｍさんが話して下さったＫさんたちの「ワル話」は大村時代の話。
大村時代、既にホリブンは下士官ではなく分隊士。ちなみにホリブンのあと先任搭乗員を引き継がれたのは真砂上飛曹らしいですが。
Ｋさんたち下士官搭乗員が暴れても（？）直接ホリブンの責任ではない、ちゅうことで(^_^;)