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ママは学芸員だ2009年02月08日 10時46分40秒

大学の文学部を出ている人は、まあ、たいていの人が教員免許ぐらい取っているのではと思うのですが、ママはありません。

たしかにねえ・・・・学生時代、教授から、
「教員免許を取っておいた方がいいんじゃないの?」
とアドバイスは受けました。
しかし、「余計なことはなるべくしたくない」ママは、
「いえ、発掘調査員以外になるつもりはありませんから、教員免許など不要です」
ときっぱりと言って、そのための講義を受けることを拒絶しました。

(実は、教員免許を取るための授業が必ず放課後(午後6時とか7時まで)の授業だった&教育実習がいや、という理由で取らなかっただけです(^_^;))

で、学生時代に取った資格らしいものは、学芸員資格のみです。

また、これが、無職の主婦には何の役にも立たない資格なんだ・・・・。

たしかに、発掘調査員になる時はこれがいったんですよ。就職が決まった時に大学までもらいに行った覚えがあります。(採用試験の時だったかな?)

でも、考古学を辞めてしまったら、これが運転免許以下であることを激しく思い知らされました。

仕事をしようと思ってハローワークに行ったって、「要学芸員資格」なんて仕事は1つもない。「要普通免許」、ママはこれでずいぶん仕事の範囲が狭まってしまいました(原チャリしか乗れません)。

説明し忘れましたが、学芸員資格というのは、博物館などで間違いなく資料を取り扱えるように教育を受けている人です(たぶん・・・・)。

実生活でも何の役にも立たないんだよねー。
引っ越しの時に「わたしは学芸員だー、素人とは違うぞ」と思いながら皿を新聞紙に包むぐらいですかねー。

先日も、Kさんに完成したプラモを送ろうとして、源さんに「どうやって送ったらいいですかねー?」なんて相談しているような始末。
学芸員資格持っているなら、自分で考えて梱包しろって話ですよね。

ママは子供の頃から博物館で働きたかったのです(いろいろあった夢の1つね)。
とにかく博物館で働ければ何でもいい、受付に座っているおねーちゃんでも、掃除のおばちゃんでもいい。とにかく「博物館」という空間に一日中いたかったんですよねー。
結局これって、学芸員の資格なんかまったく必要ないんだけどね(^o^)。

大きな博物館になると、解説係のおねーちゃんやボランティアがいるところがあるんですが、ああいうのもいいかもしれない。春海の手が離れたら、やってみたいなあ。
と思っていたら・・・・。
奈良国立博物館、館内の数カ所におばちゃんが座っているのですが(監視か解説係かわかりませんが)、その人に外国人が話しかけているのを目撃!
ちゃんと英語で返事をしていました。
「外国語が必要なんかっ! ぼんやり座っていると見せかけて、実はただのおばちゃんではなかったのか!!」

あえなく夢は破れました。

学芸員資格、何かママの役に立つ使い道はないかねえ?

ミュージアムレディ2009年02月08日 18時25分09秒

博物館の話題を出したついでに。

学生時代、一時期、ある博物館に通っていたことがありました。もちろん、講義のない日だけですけどね。

そこが持っていたある遺跡の一括資料の実測をさせてもらっていました。

いまではそんなにめずらしくもない”ミュージアムレディ”ですが、当時はそんなおねーさんたちはほとんどおらず、その博物館は先進的に”レディ”のいる博物館でした。

ママのうろ覚えですが、たしか、コンパニオンとかを派遣するような会社から来てもらっている、と言っていたような・・・・。
つまり、考古学業界とは何の関係もないおねーさんです。

ママは実測に行くと一日そこの作業場みたいなところの隅っこで、1人で黙々と土器を計測して図面に落としていたわけですが、お昼だけは”ミュージアムレディ”のおねーさんたちと一緒に食べていました。
”ミュージアムレディ”の休憩室みたいな場所があり、おねーさんたちはそこで持参のお弁当を食べているのです。ママも行く途中でパンか何か買って、おねーさんたちと食べていました。

みんないいおねーさんたちでしたよ。
考古学とは無関係のおねーさんたちでしたが、一生懸命お勉強されているようでした。

違う世界の人たちだったので、衝撃的なこともありました。何よりカルチャーショックだったのは、おねーさんたちの身だしなみ。
食事のあとは必ず化粧のやり直し。歯磨き。
口紅を引き直す、って程度のことじゃないんですよねー。やっぱり容姿を売りにしているおねーさんたちは違う!(ってぐらい、みなさん、おきれいでした)

考古学の世界には↑こんな女性、絶対にいません。

いつもきちゃない格好をして土器と格闘し泥まみれになっているママが、そんなおねーさんたちと一緒にごはんを食べてもいいんだろうか、と遠慮したくなるほど別世界でした。

ホリブン、B29撃墜する2009年02月09日 08時14分49秒

「ホリブン」「ホリブン」と、まるで隣のおにーさんのように馴れ馴れしくしているママですが、海軍戦闘機隊・堀光雄飛曹長!実は撃墜王列伝にも名を連ねるすごい人です!!
(11機撃墜らしい)

「しらふで階級詐称やった」とか「女性にモテまくったらしい」とか、そんなことばかり書いて、戦闘機搭乗員としてのホリブンをないがしろにしているようなので、たまにはホリブンの撃墜の話を。
(ママは、西澤さんもホリブンも、大、大、大好きなあまり、生々しい話はあえて避けてきました)

ママはネット初心者です。
ネットを始めてまだ2年ちょっと・・・・。
ネットを始めて割とすぐの頃に、おもしろがって「堀光雄飛曹長」で検索をしたことがあります。
そのとき、衝撃的なサイトを見つけてしまい、それ以来、「堀光雄飛曹長」で検索するのが怖くなりました。そして、その原因になったサイトは2度と見ていませんでした。

昨日の夜、久しぶりにそのサイトを覗いてみました。まだありました。
どんなサイトかというと・・・・。
ホリブンが撃墜したB29の搭乗員の氏名が書かれてあるのです。全員死亡です。いちいち○○中尉、××少尉・・・・と、搭乗員の氏名が書かれてあります。

ママは戦記物を読むのが好きでよく読むのですが、敵機に関してはほとんど何の感傷も持たずに読んでいます。
「○機撃墜」
と書かれてあっても、「飛行機を撃墜した」という感覚で読んでいて、そこに乗っているはずの人間のことはあまり考えていないと思います(味方機の場合はそうではないですが)。

西澤さんの「87機」にしても、ホリブンの「11機」にしても、「敵機(飛行機)を落とした」という感覚でとらえていて、中に人がいることを想像しながら読んだことはないような気がします。

そのサイトで、ホリブンが撃墜したB29の搭乗員名簿を見て、なんというか、ひどくショックを受けたのです。
B29の搭乗員、全員死亡です(1名だけ、落下傘降下後、捕まって斬首されたらしい←これもショック・・・・)。
戦争なんだから、きれいごとじゃない、ってことは十分理解しているつもりでも、わかる形で突きつけられるとショックです。

ショックのあまり、あれ以来見ていなかったサイトを昨日再び見ました。
何度見てもショックなサイトには違いないのですが、事実確認をしようと思って勇気を振り絞って見てみました。

「20年5月7日」のことらしいです。
大分基地を攻撃にきたB29を大分県南海部郡明治村宇藤木というところに撃墜したのだとか。

このサイト以外で、この日のことを調べてみました。

『源田の剣』
によると、5月7日は戦闘301・菅野大尉指揮で、大分基地を爆撃にやってきたB29 10機を攻撃をしたことになっています。
そのうちの1機がホリブンに撃墜されたのです。
ただ『源田の剣』の記述を読むと、ホリブンの単独戦果というより、落伍し始めたB29を紫電改数機でよってたかって攻撃し、最後にとどめを刺したのがホリブン、という感じです。
『源田の剣』はホリブンの攻撃を「駄目押し」とまで書いているので、もしかしたら、ホリブンが攻撃しなくてもこのB29は落ちていたかも知れません。

『最後の撃墜王』(菅野さんの伝記みたいな本)
によると、5月7日の記載はなく、5月5日のこととして書かれてあります。ただし、ホリブンのB29撃墜の話はなく、ホリブンの列機・仲睦愛飛長機の空中分解の話が出ているだけです。
(ホリブンがB29を撃墜したのと、仲飛長の空中分解事件は同じ日の話のようです)

じゃあ、ご本人はどう言っているのか。
『紫電改空戦記』(ホリブンの手記)
「7月初めの午前だったか・・・・」
↑「5月7日」の一件とはまったく別の攻撃じゃないのー?と思いたくなるのですが、仲飛長機の空中分解のことを書いているので、たぶん、ホリブンが日付を取り違えているだけだと思います。

空中分解を起こした紫電改から飛び出し、落下傘降下した仲飛長がどうやら無事であるのを確認したホリブンは再びB29攻撃に戻ります。
『見ると、私の左前方にB29が1機、右外エンジンから火を吐いて飛んでいる。勿論、先ほどわれわれ数機が攻撃を加えた機だ。5、6機の紫電がそのB29の上方後方にまとわりついている。私はB29の編隊と距離が開いてしまったので、これにかかることにきめた。敵機は編隊よりだんだんおくれ高度を下げていった。
私は落伍するB29の上方に位置を占め、僚機の後を承けて一撃を加えた。敵機はもう右翼全面から火を曳いている。敵の下方にかわった私が、機を引き起こして、攻撃の効果はどうかとB29を見上げたとき、敵機は、真っ赤な火の玉になったかと思うと、大爆発して両翼胴体尾翼が四方八方に飛んだ。大空をのたうつように落ちる胴体から白い落下傘が5、6個飛び出し、ゆらゆらと大空に降りていった』

ルビールビーあすかルビー♪2009年02月09日 20時59分43秒

あすかルビー
隣の奥さんに、あすかルビー3Lサイズもらっちゃいました♪

すっごい巨大でびっくり!
ピーマンみたい。
↑これ、春海の手ではなく、ママの手です。

しかも、久しぶりに、あすかルビーにしては大当たりだった(^o^)。
甘いんだけど、ちょっと酸味もあり、って感じ?
練乳ナシで食べられました。
でかいのに隅々までおいしかったよ(^O^)。

背面急降下2009年02月10日 07時43分07秒

ママは搭乗員さんや搭乗員生活には興味があるのですが、かれらの本分であるはずの戦闘行為に関してはあまり興味もなく、聞いても読んでもよくわかりません(^_^;)。

戦争映画を見ても、戦闘シーンって、興奮しないんですよねー。
戦国もので、合戦シーンに異様に興奮する人がいるようですが、ママは戦闘シーン、合戦シーン、ともにテンション上がりません。
むしろ、指揮所のデッキチェアにのんびりと腰掛けたまま、
「おい、昨日のねーちゃん、どうだった?」
「おう、好みのねーちゃんだったぜー」
なんて会話してくれる方がよほど興奮するわけで!
(変態ですねー)

まあ、妄想ママの前置きはどうでもいいとして、今日は何が言いたいかというと、昨日書いたホリブンのB29撃墜の話。
戦闘行為に関心のないママが書いてしまったので、ちっともホリブンのすごさが伝わらなかったのではと危惧したので、もう一度書くことにしました。

ホリブンの手記は昨日引用したとおりで、あれ以上のことは書いていないわけですが、『源田の剣』によると、ホリブンは、「背面急降下」でB29の主翼に20ミリを命中させたようです。

しかも、この日は地上から空を見上げて見物している人も多かったのだとか。
そんな中の1人、当時中学4年生だった男子生徒の目撃談。
「B29の片翼がもげ、ひらひらと枯れ葉が落ちるようにゆっくりと墜落した。それは戦闘機の体当たりではなく、直上からの急降下攻撃だった」
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ホリブン(^O^)ホリブン(^O^)ホリブン(^O^)ホリブン(^O^)ホリブン(^O^)ホリブン(^O^)ホリブン(^O^)

文字にすると簡単に「背面急降下攻撃」になっちゃいますけど、想像して下さい、これ、すごくないですか!?

相手は高速で動いている飛行機です。自分もさらに高速で真上に近い角度から逆落としに突っ込むわけです。しかも、艦船に比べると標的はかなり小さい。その主翼に20ミリを命中させるんですよ!!

技倆だけの問題ではなく、精神的にもどうですか、これ。

真っ逆さまに突っ込んで、そのまま敵機のすぐ横をかわって下にすり抜けるわけですから、うまくコントロールできないと敵機に体当たりしてしまいます。これで当たる確率もすごいとは思いますが、実際、当たってしまった方もおられるようです。
当てるぐらいの気持ちで突っ込まないと機体に弾を撃ち込むことなんかできないのかなー。それとも自分の腕に絶対の信頼を置いているのか。

ホリブン、手記にはサラッと書いているけど、実はすごいのだ!
ホリブン ヘ(^^ヘ) ホリブン (ノ^^)ノ ホリブン ヘ(^^ヘ) ホリブン (ノ^^)ノ

こんなことを書いているママも、実はホリブンのイメージって、台南空時代の「上空哨戒」ホリブン、教員時代の「先生」ホリブン、戦後の「旅客機機長」ホリブンのイメージが強くて、戦闘機搭乗員としてのホリブンってなんか実感が沸かないんですよねー。

Kさんも、
「物静かな人だった」
「女性によくモテた」
とは言われたのですが、戦闘機乗りのホリブンがどうだったか、まったくコメントがないので(^_^;)。
(中隊が違っていたので、ホリブンの戦闘行動中のことはよくわからないようなことを言われていました)

でも、この「背面急降下攻撃」で、ホリブンが戦闘機乗りとしてもすごい人だってこと、少しは伝わりましたか!?