ひねもすのたりのたりのたり

カメラを向けられるとついやってしまう癖ってあるんじゃないかと思うんです。

前に触れた、「ズボンのポケットについ手を突っ込んじゃう」遠藤桝秋１飛曹。

これは『写真　大空のサムライ』に出ている、豊橋基地での遠藤兵曹（救命胴衣に記名があるので間違いないでしょう）ですが、飛行ズボンのポケットに、両手を突っ込んでいます。

これは、ママが勝手に「顔が遠藤さん」と断定して喜んでいるカットですが、この人も軍服のズボンのポケットに両手突っ込んでいます。


ところで。
ママは写真を見ながら、
「この人とこの人は同一人物」
と勝手なことをほざいていますが、どこを見て判断しているかというと、まずは顔そのものです。
顔全体から受ける印象、とでも言ったらいいか。
パッと顔を見て目につく部分ってあるんです。たとえば、西澤さんだったら眉が濃いとか、垂れ目だとか。そういう、目につく部分をまず見ます。
それから、それぞれのパーツを比べていきます。
ここらへんで一緒と感じられれば、だいたい６０パーセント、７０パーセント。

決め手は「耳」です。
顔のパーツは、光の具合とか、顔の表情（真面目な顔、笑っている顔、ヘン顔）などで、同じ人物であっても違う印象を受けることがあります。

でも、「耳」って、どんな顔で写っていても同じ形で写っているんですよ。

ただ・・・・搭乗員の場合、飛行帽の耳当てが垂れていると見えないことがあって(^_^;)

顔が同じで、さらに、耳が見えていて形が同じであれば、ママ的には９０パーセント以上です。

顔がよく似ていると思っても、耳の形が違えば、たんなる他人のそら似です。振り出しに戻る。

今回は、耳が夢に出てきそうなぐらい搭乗員の耳を見まくっていますよ（笑）


というわけなので、「ズボンのポケットに手を突っ込んでいる」なんていうのは、別に決め手にしているわけではなく、上記のいろいろから「９０パーセント以上遠藤さん」と思い込んでいる上で、
「こんな癖も一緒やし！( ^o^)ノ」
って喜んで言っているだけですので（笑）



ついでに、西澤さんの「飛行服のベルトをついつかんじゃう」癖。

この写真と、下の写真はたぶん場所は同じラエだと思われますが、装備やマフラーの状態から、別々の時に撮られた写真じゃないかと。

でも、つかんでいますね（笑）
脚の角度も同じようで。これが西澤さんの決めポーズ！？(^o^)

こっちは豊橋らしいので、時期も場所も違いますが、やっぱりつかんでいます（笑）
写っていないけど、たぶん、脚の角度は・・・・（笑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※ここまでの写真は武田信行氏提供


これまた、ついでと言ってはなんですが。

ホリブンの「腰につい手を当てちゃう」癖。

これは、３４３空隊誌に出ていたホリブンと佐藤精一郎さんのツーショット写真から。
サングラスにヒゲのホリブン。

本の写真は画像が粗くて、キャプションがないとホリブンかどうかわからないような状態ですが、ホリブンの手記に使われている写真なので、ご本人で間違いないでしょう。

これは、『写真　大空のサムライ』に大木１飛曹と現地の人、と紹介されている写真。
「大木１飛曹」でもなく「現地の人」でもない、キャプションではまったくスルーされちゃっている下士官がいるんですがー(^◇^;)
大木さん（立っている真ん中）の左隣で腰に手を当てている人。

これ、腰に手を当てているとかいないとか以前に、ホリブンに見えてしょーがないんですが。

で、ホリブンのことを直接ご存じの方お二人に、
「どう思います？」
と見ていただいたことがあるのですが。お二人とも、
「わからん」
と言われました。

とりあえず、
「違う」
とは言われなかったので、わたしの中では「ホリブン」ってことで(^_^;)




初公開。

台中時代の堀さん。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※左は吉岡賢一郎さん。

予科練の先輩でもあり、台南空で一緒に戦った先輩でもある西澤さん（乙７期）と遠藤さん（乙９期）と一緒に出したら、ホリブン（乙１０期）も喜んでくれるかな？

※この写真はママの