ひねもすのたりのたりのたり

以前使っていたノートパソコンに、若き日のパパとママ、二人で撮ったプリクラが貼ってあるのに目敏く目をつけた春海。当時、3つぐらいだったか。

「あれ？　これ、はーちゃんが写ってないよー」
「ああ、はーちゃんが生まれる前にパパと遊びに行った時のだ」
「はーちゃんは？」
「だから、生まれてないって」
「はーちゃん、お空飛んでたときかなあ」
「あ？　はーちゃん、生まれる前はお空を飛んでたの？」
「うん」
「へえ、で？」
「お空を飛んでてね、仲良しのパパとママを見つけてん。やさしそうなパパとママだなあと思って、パパとママの子になろうと思って降りてきてん」
ママ、うるうる・・・・（涙）。
「そうかあ。はーちゃんがパパとママを見つけてくれたんだあ」
「うん、そうだよ」

てなわけで、春海が写ってない写真はすべて「はーちゃん、お空飛んでた時の」ってことになってしまいました。「まだ生まれてない」とか「いない」と言われるのはいやなようです。
写真には写ってないけど、お空からわたしたちを見ていたと主張。
生まれる前からわたしたちと一緒にいたと言いたいようです。

春海の将来の夢に「天使」というのがあったけど、実は生まれる前、天使だったのかも。