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『ケロロ軍曹を語る』であります!2008年01月12日 11時02分47秒

ハッピーセットのおまけ・ケロロ軍曹
見たこともないくせに語るなっ!!って話なんですけど、今日は「ケロロ軍曹」に関して。

春海が好きで、休みの日に早起きして見ています(早起きっといっても「親より」ってだけの話だけどね)。

ケロロ軍曹、バリバリの陸軍軍人さんなんですねー。
よく見たら、かぶっている帽子の真ん中に☆のマークがついています。
それに、この子、「軍曹」なんですねー。
わたしは以前は、陸軍も海軍も階級など一緒だと思っていたのですが、実は違うんですよ(いまさらなんだと突っ込まないよーに)。

士官は同じです。上から大将、中将、少将、大佐、中佐、少佐、大尉、中尉、少尉となります。そこから下の呼称が違うんですねー。

 海軍     陸軍
兵曹長     准尉     准士官
上等兵曹   曹長     下士官
一等兵曹   軍曹      〃 
二等兵曹   伍長      〃

以下、兵は兵長、上等兵、一等兵・・・・と同じですね。
つまり、ケロロ軍曹は陸軍の中堅下士官!ということになるのであります! 

ここで、ちょっと陸軍と海軍のことばの違いを・・・・

たとえば、次の台詞。ある部下が、上官に呼びかけたと仮定しましょう。
「○○大尉殿でありますか?」
この台詞だけで、この発言をした人は陸軍か海軍かわかります。

まず①、「大尉」ですが、陸軍では「たいい」、海軍では「だいい」と読むそうです。
わたしのワープロはちゃんと「だいい」変換→「大尉」と出るように登録してありますよん♪
海軍さんなのに「たいい」→「大尉」と変換するのはわたしの中では邪道です、これ。

②、「大尉殿」というふうに、階級に「殿」をつけるのは陸軍だけらしいです。
海軍は何でも簡潔明瞭に。「○○大尉!」でOKらしいです。
電信文なんか、簡潔すぎてまったく意味がわかりませんが(笑)。

それから③、ケロロでもおなじみの「であります」という語尾です。
これは陸軍さんの特徴的なことばらしいです。
司馬遼太郎さんの本で読んだことがあるのですが、膨大な作品のうち、どれに書いてあったのか、ママの記憶力ではもうわかりません。
なので、あやふやな記憶に基づいて説明すると、「であります」はもともと長州の方言だったらしいのです。
明治維新後、軍まで牛耳った薩長ですが、長州は陸軍、薩摩は海軍、というふうに閥を作っていき、結果、陸軍に「であります」という長州の方言が残った、と司馬さんが書いていたような・・・・。

たしかに、海軍さんの手記などを読んでもそういうことばは出てこないですね。


てなわけで、朝からケロロ軍曹を見ている春海を横目に、
「そーか、ケロロは陸軍軍人・・・・陸軍軍人・・・・」
と思いながら布団に潜っていたママでした。