桜川 ― 2012年04月09日 10時56分03秒
2月の終わり頃から、ブログもうわの空になるほど熱中して見ていたのは、乙9期出身の戦闘機搭乗員、羽藤一志さんの予科練時代のアルバムです。
知人経由で、ご遺族の方からお預かりしました。
大事なアルバムを・・・・ご遺族の方には本当に感謝、感謝です。
わたしが見たからといって、何か重大なことがわかるというわけでもなく(^_^;)
どちらかというと、「ただ、見て、終わった」ような気もしますが・・・・
それでも、いくらかは、
「あああーーーー!(゜Д゜)」
なことがあったので、ここに書いていこうかと思います。
羽藤さんのアルバムに、↓こんな写真が貼られていました。
大事なアルバムを・・・・ご遺族の方には本当に感謝、感謝です。
わたしが見たからといって、何か重大なことがわかるというわけでもなく(^_^;)
どちらかというと、「ただ、見て、終わった」ような気もしますが・・・・
それでも、いくらかは、
「あああーーーー!(゜Д゜)」
なことがあったので、ここに書いていこうかと思います。
羽藤さんのアルバムに、↓こんな写真が貼られていました。

川・・・・木造の橋・・・・堤防の桜・・・・
ぐらいの印象で、最初は気に留めていませんでした。
堤防や橋の上に、海軍軍人らしき人影は見えますが、いくら拡大しても士官か下士官かすらわからないような感じで、羽藤さんは写っていそうになかったからです。仮に写っていたとしても、とても判別できる状態ではありません。
「横須賀近辺の桜の名所かな?」
と思って、あまりちゃんと見ていませんでした。
何回目かに見たとき、ふと、写真の中に文字があることに気づきました。

何ですかね?
舟の覆い? 何かの広告?
それはちょっとわかりませんが、とにかく「羽富鉄工所」という文字が見えたので、ネットで検索してみました。
ヒットしましたよ(^_^)v
土浦にある会社でした。
「土浦か!?」
ネットで土浦の桜の名所を探したところ、桜川という川がこの写真によく似ているんじゃないかと。
じゃあ、次はあの木造の橋だ!
これもネットで古写真を探したのですが、残念ながら同じような橋を見つけられず。
行き詰まったら、いつもの手段、他人頼み(笑)。
土浦の博物館の学芸員さんに相談したらすぐに判明しました。
「桜川の銭亀橋」
だそうです。
(地図を貼りたかったのですが、貼り方がわからない(>_<)ので、興味のある方は検索してください。土浦橋(国道354)のひとつ下流側の橋です)
銭亀橋は慶長18年(1613)架橋。土浦八景のひとつ。
たびたび架け替えられ、現在はコンクリートの橋。
桜川は当時から桜の名所だったようで、芸者衆を乗せた屋形船などで賑わったそうです。
松本さんの写真の中にも同じ写真があったので、もしかしたら、乙9期生たちでここにお花見に行った思い出でもあるのかもしれません。
※参考文献『むかしの写真・土浦』土浦市教育委員会・土浦市文化財愛護の会