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乙9期 岸田良親さん2020年07月27日 21時00分54秒

高知出身、操縦。

岸田さんは『予科練外史』の9期生の名簿にお名前があります。
が、戦後に編集された『九期生名簿』にはお名前がありません。おそらく同期生たちも戦後の消息はつかんでいなかったのではないでしょうか。

16年6月に航空科から飛行科に転科、兵籍番号が振り直されたことがありました。これはわたしの想像ですが、その時点で在籍していなかった人が『九期生名簿』に載っていないのかな、という気がしています。



1学年2班。


東京行軍。



大楠山慰安行軍。
真ん中でたばこをふかしている教員のすぐ右に座っているのが岸田さんです。



霞空の2班。


操偵適性検査。



操縦専修生たちの整備実習。
たぶん、この写真が岸田さんの予科練時代の一番新しい写真です。
これ以降、見当たりません。
予科練中に辞められています。



残念ながら、『九期生名簿』にも島田さんの日記にも、岸田さんの人柄がわかるような話はありません。


しかし意外なところに岸田さんのお名前が。
10期生会誌『とんぼ』です。

松村伊豆夫さん(20年3月2日 951空 五島列島)に寄せた笹岡義重さんの文章です。
ちなみに松村さんも笹岡さんも高知出身です。

昭和十三年三月、佐世保航空隊へ二次試験に向う高知駅。九期生の岸田さんと貴様がセーラー服の女学生と共にタクシーで乗り着けて注目をあびた。


9期と10期は一緒に試験を受けて入隊時期をずらされたいわば双子の兄弟みたいなクラスですので、出身県から試験会場まではおそらく引率者がついてみなで一緒に行ったのでしょう。

この”セーラー服の女学生”が気になるところですが、どちらかの姉妹の方ではないのかと想像しています。”どちらかの恋人”説も否定はしませんが、もしそうならその顛末まで笹岡さんが語っているのでは?という気もします。
まあ、わかりません(^^;)


※画像は9期生ご家族・ご遺族ご提供

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