乙9期 高橋兼春さん ― 2017年10月20日 09時45分53秒
高橋さんの話の前に。
水泳の話、15年8月の水泳競技で9期22分隊(偵察)が優勝を逃した話。
日記を読み飛ばしてしまっていました。
8月29日の予選で22分隊から1着続出で、優勝候補の最右翼だった――その前日(8月28日)に、奇数分隊の予選が行われていました。
「二十一分隊モ大分良イ様ダ」
21分隊は9期の操縦分隊です(松本勝正さんが霞空の21分隊から実家に手紙を送っているので間違いない)。
水泳競技本番(8月30日)で優勝した23分隊(たぶん10期操縦分隊)は28日の予選に出ていて、29日の偶数分隊予選には出ていなかったんですわ。
それで(?)22分隊から1着続出?(^^;)
9期偵察分隊が本番で調子が悪かったわけではなく、10期操縦分隊が予選で手を抜いていたわけでもなく、1位、2位をとるような分隊は前日28日の予選に出ていたって話だったみたいです。
水泳競技本番。

何年の水泳競技か不明ですが、14年か15年だと思います。
プールでやっているので。
15年の水泳競技、分隊での優勝は逃しましたが、個人で優勝したのが谷村博明さん(50バック)と高橋兼春さん(2フリ)。
どちらも春海も泳ぐので、タイムが知りたいところですが、残念ながら島田さんの日記にはタイムの記載まではありませんでした。

高橋兼春さん
香川県出身、偵察、中攻。

入学直後の香川県出身9期生集合写真。



操偵検査。
上は集合写真から、下は待機中?のスナップ写真。

2学年時班解散会。
この写真に関しては島田清守さんの日記に記述がありました。
15年6月2日(3学年進級翌日)の日記。

『六月ニ入リ一等兵ニ進級シ最始(初)ノ外出。前ノ十一班員ノ解散會ヲ行フ。土浦町ノ矢野写真館ノ階上デ。全ク面白カッタ』
高橋さんは前列であぐらをかいて座っている中の右から2人目。肩から一種の上着を掛けている人です。

6月1日に1等航空兵(1空)に進級しているので、1空の階級章がついています。
うれしそう、手にビール瓶、しっかり握り(笑)

3学年。
何のグループか不明。でも、全員偵察です。同班の人かも。
前にしゃがむのが本間秀人さん、後ろ左から谷村博明さん、植松繁さん、高橋兼春さん、隅倉慧さん、国本力さん。


鈴鹿飛練
運動会ではラグビーの格好をしています。

大分飛練
飛練卒業の集合写真から。

木更津の大型機講習
16年末。手許にある中では、高橋さんの写真はこれが一番新しいものです。
その後、元山空、新竹空、鹿屋空、901空、951空。
「おもいで」
君とよく柔道をしたもんだ、今でも忘れないよ
入隊時隣班、水泳の名手、俺はとてもかなわなかった。一年の時から選手で、土空のプールで八〇〇米カツオの如く泳いだ姿が忘れられない
四国の桜鯛の美味しさを自慢していたが、十九年の春俺も詫間に転勤、その味を賞美した
20年4月12日 951空 沖縄
※画像は9期生ご遺族ご提供
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