『真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝』 ― 2007年12月19日 16時22分57秒
今日、いつものK林堂にふらっと行って、この本を見つけました。
いつの間に出ていたのやら・・・・。中田整一さんという人が編集して淵田さんの自伝が出るという話は知っていましたが、もう出ていたとは・・・・不覚。
わたしは淵田さんにも中田さんにも面識もなければ恩義も何もありませんが、この本、絶対にお勧めです! 海軍に興味のない人でも、読んでおもしろいのではないでしょうか。
本屋のお姉ちゃんにも、
「この人、奈良の人やからもっと派手に宣伝して!」
と、ポップを要求しておきました。
本文は淵田さんご本人が生前書きためていたモノのようですが、
「この人、道を誤ったんとちゃうやろうか?」
と疑いたくなるほど文章が巧みです。おもしろいです。引き込まれます。兵学校に入るまでの部分をさらっと読んでみたのですが、声を上げて笑えます。
格調高い美文、という感じではなく、誰が読んでもおもろい、という感じの軽妙な文章です。ご本人は作戦参謀をされるような方ですから、もちろん、格調高い文章もお書きになられるのでしょうが、この自伝は多くの人に読んでもらおうとしたのか、平易な親しみやすい文体で、ところどころ笑いを散りばめて書かれています(後半は戦況が戦況なので、笑いはないかもしれません)。
そして、やはり何といっても真珠湾攻撃そのときでしょう。
九七艦攻内の操縦・松崎大尉や電信・水木兵曹とのやりとりまで克明に記されているのです。
淵田隊長の問いかけに対して、
「ハーイ」
と答える松崎大尉。
水木兵曹の報告に、
「ヨーシ」
と答える淵田隊長。
ひとつの目標に向かって心をひとつにしているペアの姿が思い浮かんできます。
あの「信号弾」ですが・・・・。淵田中佐自身は、下に向かって発放した、ということです。のろしみたいに上に煙が上がっていたイラストはあれは嘘だったんですねー。
2発目は、気づかなかった制空隊に向かって発放した、ということなので、もしかしたら、2発目が上に向かっていったのかな・・・・?
とにかく、おもしろい淵田さんの文章。
『戦士の肖像』を読もうと張り切っていた矢先に、こんなおもしろい本を出版しないで欲しいですねー。どうしましょう?
いつの間に出ていたのやら・・・・。中田整一さんという人が編集して淵田さんの自伝が出るという話は知っていましたが、もう出ていたとは・・・・不覚。
わたしは淵田さんにも中田さんにも面識もなければ恩義も何もありませんが、この本、絶対にお勧めです! 海軍に興味のない人でも、読んでおもしろいのではないでしょうか。
本屋のお姉ちゃんにも、
「この人、奈良の人やからもっと派手に宣伝して!」
と、ポップを要求しておきました。
本文は淵田さんご本人が生前書きためていたモノのようですが、
「この人、道を誤ったんとちゃうやろうか?」
と疑いたくなるほど文章が巧みです。おもしろいです。引き込まれます。兵学校に入るまでの部分をさらっと読んでみたのですが、声を上げて笑えます。
格調高い美文、という感じではなく、誰が読んでもおもろい、という感じの軽妙な文章です。ご本人は作戦参謀をされるような方ですから、もちろん、格調高い文章もお書きになられるのでしょうが、この自伝は多くの人に読んでもらおうとしたのか、平易な親しみやすい文体で、ところどころ笑いを散りばめて書かれています(後半は戦況が戦況なので、笑いはないかもしれません)。
そして、やはり何といっても真珠湾攻撃そのときでしょう。
九七艦攻内の操縦・松崎大尉や電信・水木兵曹とのやりとりまで克明に記されているのです。
淵田隊長の問いかけに対して、
「ハーイ」
と答える松崎大尉。
水木兵曹の報告に、
「ヨーシ」
と答える淵田隊長。
ひとつの目標に向かって心をひとつにしているペアの姿が思い浮かんできます。
あの「信号弾」ですが・・・・。淵田中佐自身は、下に向かって発放した、ということです。のろしみたいに上に煙が上がっていたイラストはあれは嘘だったんですねー。
2発目は、気づかなかった制空隊に向かって発放した、ということなので、もしかしたら、2発目が上に向かっていったのかな・・・・?
とにかく、おもしろい淵田さんの文章。
『戦士の肖像』を読もうと張り切っていた矢先に、こんなおもしろい本を出版しないで欲しいですねー。どうしましょう?
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。