ひねもすのたりのたりのたり

いま読んでいる本です。

少し前に、”松本勝正”で検索してこられた方おられたので、
「おおっ！！　松本先任やん！　どれどれ」
と、深い意味もなく、自分も検索してみたのです。

以前検索したときはほとんど何もかからなかったと思っていたのですが、今回は冒頭の書籍名がずらずらっと。

著者は武田信行氏です。
今年の３月に出版されていたようです。

松本先任に関しては、
http://papamama.asablo.jp/blog/2008/10/26/3847943

松本さんが、予科練（乙９期）入隊直後から、戦死する４日前まで家族に書き送った手紙をまとめてあります。

タイトルにある「ジュンちゃん」は、松本先任の４人の妹さんのうちの１人です。
松本さんが予科練に入った年に、ジュンちゃんが小学校に入学しているので、ずいぶん年は離れています。
両親への手紙と一緒に、その幼い妹・ジュンちゃんへも、簡単な漢字交じりのカタカナの手紙をたくさん書き送り続けました。

すぐに読み終わると思ったのですが、１通読むごとに感極まってしまって、全然進まないのです。

ほとんどの手紙は何気ない内容なのですが、元気でやっていると思えばこそ何気なくても、生きて帰ってこなかった松本さんからの手紙と思って読むと、涙なしには読めません。

家族への思いがいっぱいいっぱい詰まった手紙です。

また、おいおい紹介します。