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15空の97式1号艦上攻撃機⑤2025年01月10日 15時50分32秒

乙2浅川三雄さんのアルバムから。

今日は機番号不明機を。

ネガから。
あ、右に写っている機体は10-352号機ですね。
10-352号機はここに集めています。


アルバムから。
注記は「九七式艦上攻撃機」





禁断の排球大会!!

機番号不明の機体がコートのすぐ脇に置かれています。
風防部分にカバーがかかっています。

わたしの車の近くでバレーされたら、
「ゴルアアアアア!!! (゜д゜メ)
ですけどね。


アルバムには「九江飛行場ニ於テ 戦線余暇ノ排球」って書いてあります。

浅川さんも注意せずに写真を撮っているようなので、別に禁断でも何でもない余暇の排球なんでしょうか。
壊したら自分で修理できる整備員のチームなのかもしれません(知らんけど)。




これは飛行中の操縦席からでしょうか。
左主翼端にピトー管が写っています。
97艦攻の操縦席からの眺めはこんな感じなんでしょうかね。わたしは初めて見たかもです。





尾翼が写っていないので機番号不明です。
ほぼ真横から撮っているので、カウリングの形がよくわかる写真ではないでしょうか。

「六〇瓩爆弾ヲ持チタル船津氏」
船津忠信3空曹(偵31)
船津さんも加賀時代から浅川さんと一緒です。
この写真では飛行手袋に「15・5 船津三空曹」の記名があります。15空5分隊ですね。





「戦地ニテ 冠谷氏」
右手に拳銃、左手に日本刀、そして爆弾の上に座っています、冠谷氏。





「爆弾搭載后出発ヲ待ツ九七艦攻」

操縦席に整備員がいますね。試運転中でしょうか。プロペラもまわっています。



これで浅川さんの15空97艦攻は全部です。

15空の97式1号艦上攻撃機④2025年01月09日 16時53分33秒

乙2期浅川三雄さんの写真です。
15空の97艦攻。


ネガから。
写真のメインは中央のA.T.輸送機です。
着陸寸前でしょうか。

この写真の左端に10-356号機の尾翼が。


こちらはアルバムの同じ写真。





10-357号機
ネガから。

アルバムから。
注記は「爆弾搭載シ出発ヲ待ツ九七艦攻」

これ、電信席の風防が開いていますね。



10-358号機
ネガから。

アルバムから。
「九江飛行場ニ於テ 堀口」

堀口虎男さん(操40)は浅川さんが教員をされていたときの教え子ですね。
勝手な想像ですが、自分がかかわったクラスの教え子はかわいいでしょうね。
(かかわっていなくても後輩はかわいいと思いますが)


15空の97式1号艦上攻撃機③2025年01月08日 20時14分19秒

浅川さんのアルバムにあった15空の97式1号艦攻の写真の紹介です。


10-354号機
ネガから。

アルバムより。
「九江飛行場ニ於テ 我ガ三番機操縦員大林氏」

この写真は機体の下に爆弾が置いてあるのが見えます。
これから爆弾を吊るして出撃でしょうかね。






ネガから。
ネガ袋には「九江飛行場ニ於テ爆弾ヲ翼下ニ置ケル九七艦攻」

アルバムから。「九江飛行場ニテ 九七艦攻」
3機並んでいるうちの真ん中だけ尾翼が見えていてこれが10-354号機です。

「爆弾を翼下に置ける」・・・・はこんな感じで。
一番手前の機体がわかりやすいですかね。
爆弾は60キロ爆弾のようです。




10-354号機
ネガから。
ネガ袋には「大村帰還后」。

アルバムから。
「戦地ヨリ帰還シテ」

15空は基本的に基地で運用していたんだと思いますが、艦上機なので主翼が「入」の形に折りたためるようになっています。浅川さんのアルバムの97艦攻写真は飛行場のものが主で、主翼が畳まれているのは格納庫内のこの写真だけでした。
昔、97艦攻のプラモデルを作ったことがあるんですが、この主翼折りたたんだバージョンも作ってみたいなーって思っていました。が、思っているうちに老眼で無理になってしまいましたorz 入手もできなかったですしね。



手前に座っている海軍さんの中には、士官帽の人や、善行章2線つけた1等兵曹らしき人が写っていますが、○○さん、と氏名がわかる人はいません。搭乗員かどうかもわかりません。飛行靴らしきものを履いている人もいるので、その人はもしかしたら搭乗員かもです。



15空の97式1号艦上攻撃機②2025年01月07日 20時45分02秒

15空の97艦攻、続きです。

機番号が若い順から――と思っていたのに、前後してしまいました。スイマセン💦


ネガから。
10-352号機。

アルバムから。「戦地ニテ」。

浅川さん、戦地では髪を伸ばしていたみたいです。
同僚の亀田さんに散髪してもらっている写真もありました。




ネガから。

アルバムから。「戦地ニテ 吉野」。
吉野正美1空(偵34)
吉野さんは加賀時代から浅川さんと一緒です。


前の投稿で、数字の右上端が弧を描いているので2か6か8か? みたいな話をしましたが、これが末尾が2の機体です。



拡大したらこんな感じですね。
奥の機体が10-353号機。手前の機体が末尾が2です。352だろうか?
カウリングにカバーがかかっているように見えます。

爆弾も懸吊されていないし、車輪止めも置いてあるので、すぐに出撃しそうな雰囲気ではないです。

15空の97式1号艦上攻撃機①2025年01月07日 17時46分34秒

以前にも出したことがあると思うのですが、ちょっとわけあって浅川さんの15空時代の97艦攻の写真を見直していたので、あらためて紹介していこうかなと思います。
機番号の若い順から。


アルバムに一緒に貼られていたほかの写真や、ネガが残っていたことなどから、浅川さんのマイカメラで撮影されたものと思われます。

時期は正確にはわかりませんが、昭和13年後半。
場所は九江基地のようです。


これは10-373号機。
息子さんが数年前にネガからポジ化してくださったものです。
浅川さんは飛行服姿。

同じ写真のトリミング版が浅川さんのアルバムにも貼ってあって(撮影時から遠くない時期に現像されたものと思われます)、アルバム台紙には「搭乗直前ニ於テ」の注記アリ。


この写真もネガからポジ化したもの。
浅川さんは三種姿。


こちらは当時現像されたと思われる写真。
注記は「九江飛行場ニテ」




浅川さんと10-37X号機。ネガから。

こちらはアルバムに貼ってあった分で、「攻撃直前ノ我」






「九江飛行場ニ於テ 大林 冠谷」(ネガから)

乙5期の大林行雄3空曹(左)と冠谷悟3空曹。
機番号ははっきり見えないんですが、10-37X号機かなと思います。
最後の数字が冠谷さんの頭の後ろにちょっとだけ見えているんですが、他の機体の書体から察するに「3」ではなさそうですね。他の機体の3は右上の角が角ですが、この機体の末尾番号の右上は弧を描いています。末尾の数字は2とか6とか8なのかな、という感じがします。
※末尾が2、6、8の機体はあとで出します

おふたりは予科練の同期生で、ともに操縦員で、このあとも筑波空で一緒に教員をされていて、ご縁が深かったのかなと思います。



今回は主に尾翼中心の写真ですが、全体が写っているものや、機首が写っているものもあります。