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”穂積”の地の古墳を探る 奈良盆地中央部の古墳群2025年11月07日 22時56分36秒

文化の秋です。


上記の特別展がなら歴史芸術文化村で開催されていたので見に行ってきました。
天理、田原本、郡山南部などなど盆地中央部の古墳群にスポットライトを当てた展示でした。
時期はちょっと新しめ。

けっこう開発で消滅してしまっている古墳も多いようです。
いったいどんな層の人たちが葬られていたのだろうとあれこれ想像しながら見るのは楽しいですね。


埴輪がいーっぱいでした。ほぼ全部撮ってきたのですが、わたしの画質で見てもおもしろくないと思うのでちょっとだけにしますが💦




これは水晶塚古墳――郡山の古墳らしいんですが(゚Д゚;)――から出土した円筒埴輪ですが、口縁部に同じ線刻が入っていました。
会場では3兄弟ではなくじつは4兄弟で、右に1本はさんでもう1本同じ線刻入りの円筒埴輪がありました。
何か意味があるんでしょうね。
工人の違いとか工房の違いとか、あるいはほかの何か。きっと研究している人がいるでしょう。



とにかく展示品が多くて(埴輪)、ここでもお腹いっぱいになりました。
ちなみに無料です。





帰りにまるかつでコロッケとミンチカツの持ち帰りを頼んだら10分ほどかかると言われ、
「待っている時間が持てあますな」
と思い、ついソフトクリームを頼んでしまいました。


そうこうしているうちにすっかり夕方に。

帰り道の西山古墳feat,二上山

天理参考館(裏側)とイチョウ並木
天理参考館の向こうに見えているとんがり屋根は天理市役所です。


夕方はもう冷えますね。

大宮に行きました2025年11月06日 23時32分45秒

これは昨日の話です。


ふと思い立って大宮に行きました。
大きな駅でびっくりしました!

じつは行きたかったのは大宮ではなく行田の埼玉古墳群なのですが、調べたら駅から遠くてレンタサイクルが便利だと思ったんですが、お天気がもひとつで、いつ降り出すかわからないような空模様だったので、駅から歩いて行ける屋内――と探してみたところ大宮の埼玉県立歴史と民俗の博物館がよさげだと思いそちらに行ってみました。

事前にちょっと調べたんですよ。
「大宮駅から歩くのは遠いな」
「大宮で東武アーバンパークラインというのに乗り換えてひと駅で博物館の最寄り駅だな」
なぜそう思ったのかわからないですが、とにかく大宮で乗り換えました。


東武アーバンパークライン。
別に乗り鉄じゃないですが、乗車体験してみたくて1区間だけ乗ってみました。


北大宮で降りて改札を出たところで、
「あれ?」
どーも博物館の最寄り駅とは思えないほどのさみしい駅前。
何の案内もないし。
おかしいと思って改めてGoogleマップを開いてみました。
なんと! 最寄り駅はもひとつ向こうだった!!(゚Д゚;)

改札内に戻って電車を待つのもかったるいと思い、そのままあてずっぽ航法で博物館の方角目指して歩き始めました。
たぶん線路沿いに歩いていけば博物館の最寄り駅にぶち当たるなと思ったのですが、
「ここで曲がったら近道かもしれない」
と思ったところで曲がってみました。

そしたら住宅街に紛れ込んでしまったのですが、相変わらずのあてずっぽ航法で歩いて行ったらちょっとした木々の茂った場所の横に出ました。
「あれ? 神社っぽい」
と思って、正面にまわって覗いてみたら・・・・

「護国神社だ!」

この話をパパにしたら、
「それは呼ばれたんやで」
と言われました。
わたしもそう思う。

自分では「間違えて手前駅で降りた」「テキトーに歩いて行ったら神社の横に出た」とそのときは思っていましたが、どれもこれも必然ですな。


お参りしてから改めて博物館に向かいました。
あてずっぽ航法で大回りしてしまったけど、博物館にたどり着きました。
県博だけあって大きな博物館でした。特別展『大名と菩提所』もやっていました。


屋外の竪穴住居。

中の展示もおもしろかったです。
わたしは東国の歴史は詳しく知らないので、「へえー」「へえー」の連続でした。


解説員による展示解説など聞きました。

特別展には国宝の太刀(綾小路定利)も展示されていました。
すんごかったですよ、眼福でした(*´ω`*)

観るものが多すぎてお腹いっぱいになったのか、帰ってきてから民俗を見ていないことに気づきました。


博物館は公園の北端にありました。
公園内を南に下っていくと武蔵一宮の氷川神社があったのでお参り。

七五三の家族連れがちらほら。



お参りを済ませて駅に向かって参道を歩いていたら、
オサレな茶屋発見!!


「疲れたな。休憩しよう」


抹茶ミルクでひと休み。


自分が降りる駅を間違えたせいなんですが、昨日は15000歩弱歩いていました💦




行田を候補にする前は上野を候補にしていたんですよ。
上野の森美術館の正倉院(蘭奢待の匂いを嗅いでみたかった)と、科博の絶滅展。
どちらも「行きて―!!」だったのですが、調べたら大混雑しているということだったので、埼玉方面に変更しました。
電車は混んでいたけど、博物館は空いていて心行くまで見られてよかったです。

大阪府立弥生文化博物館「令和7年度秋季特別展 伝世―弥生時代と古墳時代をつなぐモノ―」2025年10月12日 23時50分08秒

昨日、大阪府立弥生文化博物館の秋季特別展「伝世」展、開会式に招待してもらったので行ってきました。


招待状はがきを持って行った人はなんかステッカーもらえる特典があったようなんですが、わたしは帰宅してツイッター検索していて知りましたorz





まあ、ステッカーもらえなかったのは別に根に持っていないですorz、ええ、何とも思っていないですorz


気を取り直して!
開会式当日の”特典”は何といっても展示担当者の展示解説がある、ってところでしょうか!(^o^)
担当学芸員による展示解説。

かなり長い時間、懇切丁寧に説明してくださいましたよ。





わたしが、
「おお! これおもしろい!」
と思ったのはこれ!↓
会場の中央に巨大タペストリーが吊るしてありました。
左から富雄丸山、紫金山、大和天神山、黒塚の鏡がどれほどの期間伝世したか、あるいはしなかったかが一目瞭然にわかるタペストリー。しかも鏡は実物大。
年代もわかるようになっています。
たとえば大和天神山なら下のように、紀元1世紀の前半頃に作られた鏡(6)が300年ごろに埋められるまで伝世した、と。
7なら、200年ごろに作られた鏡が100年後の300年ごろ埋められたと。

8と9は作られた年代と埋められた年代が極めて近いことを示しています。
実際に大和天神山の主とそのご先祖が鏡をどう扱ったかが可視化されているようで、いろいろと想像を掻き立てられました。







大和天神山の鏡は、以前、奈良博に松帆銅鐸を見に行ったとき、予期せぬ形でお目にかかっているのですが、今回はあのときより大量に展示されていました。写真展示もあり。


よく通るんですよね、あの前を。


不思議な古墳で、これだけ鏡を持っているのに”あの”三角縁神獣鏡がないという。
で、なんか人を埋葬した形跡がないんでしたっけ?









銅鐸もありました。
松帆銅鐸が2点来ていました。
松帆銅鐸見るとワクワクするわ~(*´▽`*)



西浦の突線鈕式銅鐸は迫力でした。高さ90センチ弱。

「この人、銅鐸なんか興味ないやろ!(・∀・)」
と思っているそこのあなた!

そうでもないんですよ。
わたし、銅鐸、けっこう好きです。

道の駅レスティ唐古に行くと必ず鳴らして楽しみます♪ 動画まで撮ってしまいます(笑)
先日は橿考研の博物館でも鳴らしてしまいました。







主に銅鐸の伝世と、鏡の伝世の2本立ての展示だったのかなと思います。
根本的に銅鐸の伝世と鏡の伝世は性質が違うものです。
それを考えながら見るとおもしろいですよね。


もしかしたら会期中、また見に行くかもです。なんか見足りなかった。

唐古・鍵遺跡出土 鋳造鉄製品2025年08月31日 22時48分21秒

今日は田原本町の唐古・鍵ミュージアムに行ってきました。


先日、ネットニュースで見た唐古・鍵遺跡出土の弥生中期末~後期初らしき鋳造鉄製品(再利用)を見てきました。
「鉄に興味あったの?」
と聞かれれば、
「いや、ないです」

弥生時代とか古墳時代の鉄製品って、わたしが見ても元の形がまったくわかりません。
まわりが錆で、本体は見えないんですよ。

興味ないんですが、なんかおもしろそう!と思って見に行きました。


近畿というか畿内というか、大和において長期存続した、拠点集落のひとつである唐古・鍵遺跡。そこでこういうものが見つかったってのがすごくおもしろいなあと思って、「見ておかなきゃ!」と見に行ってきました。
見ても何もわからんのですが💦


昨日、この件で講演会があったらしく、レジメもいただきました。

この鉄製品が出土した調査は行政発掘じゃなくて、科研の発掘らしいです。
『唐古・鍵遺跡気候変動プロジェクト』



講演会とかやっていたんなら、申し込んで聞きに行けばよかった(-_-)

讃岐神社 巣山古墳 石上神宮2025年08月17日 23時17分59秒

昨日の話です。

春海はいなかったので、パパと二人で広陵町&天理の方をまわっていました。
パパも春海もお盆は仕事でした。春海にいたっては完全カレンダー通りで、この先もまとまった休みはありません。パパはずらしてとったのでまとまった休みありです。




まずは田原本のパン屋さんでパンを大人買いして腹ごしらえ。



その後、広陵町に向かいました。馬見丘陵公園に車をとめて、讃岐神社にお参りに行きました。
わたしはひとりでレンタサイクルで行っているのですが、パパは初めてだとか。



この辺は竹取物語伝説の地みたいです。周辺に竹藪もあって雰囲気出ていました。









お参りした後は馬見丘陵公園へ。
全長220メートルをはかる巣山古墳。
大王墓か!
というデカさなのですが、大王墓ではありません。
暑くて死にそうな中、「大王墓の定義」に関してパパにご高説を垂れてしまったのですが(笑)
古墳に詳しい先生から聞いた受け売りです(・∀・)

本当に暑くて死にそうだったんですよ。
公園内に、熱中症に注意するようずっとマイクでアナウンスが流れていて、ホントに命の危険を感じたので早々に退散。



そのあと、天理の石上神宮に行きました。
少し前に、なぜかひとがたが送られてきたのですよ。かたしろっていうんですかね。
御祈祷希望だったら手続き(申し込みや振込)してね、って話だったのですが、予定なしだったので申し込みませんでした。
ひとがたなんて家のごみ箱に捨てられないでしょう? 気分的に。
神社にお返しに行きました。
まあ、口実みたいなもので、別にフラッとお参りに行ってもいいんですが。


ここはいいところですよ。

奈良に来て、歴史ある神社に静かにお参りしたいなら、ここや大神(おおみわ)神社、大和(おおやまと)神社などがおすすめです。


通りの下に水で模様が描かれていました。
初めて見ました。
帰ってきてネットで調べたら正中(神様の通り道)を避けるための模様だそうです。



灯篭の下に風鈴が吊るしてありました。


ひとがたをお返しして、御朱印をいただいてきました。
なんか少し来ないうちにグッズが充実していましたよ(^_^;)
アクスタとか。
欲しいのがたくさんあったのですがグッと我慢しました。






そのあとはお昼ごはんを食べに行って、あちこち買い物にまわってから早めに帰宅しました。