大人の遠足 秋編 ― 2022年12月03日 09時11分46秒
昨日の話です。
もう師走に入っているんですが、内容的に秋にしておきます。
昨日は午後にヒトと会う約束をしました。
コロナ禍になって4人目です(・∀・)
1人目は瑞鶴慰霊祭で平山さんのお孫さん一家と。ちょっと立ち話してお参りしてお別れしました。
2人目は搭乗員さんの息子さんで、遺品を処分すると言われるのでもらい受けに行きました。
3人目はニューヨーク在住の友人で、7月に日本に帰ってきて奈良に泊まっているというのでちょっと会いました。一日一緒にいても楽しい友だちなのですが、念のためペットボトルお茶持参で20分ほど話して解散。
で、今回、約束をして会う4人目。
「外がイイでしょう? 瑞鶴の碑はどうですか?」
と提案されました。
そこしかない!という場所です。
約束は午後だったのですが、
「じゃあ、午前中から『大人の遠足 秋編』をやって紅葉でも見に行くか」
と急遽思いついて行ってきました。
橿原神宮前のレンタサイクル屋さんで電動自転車を借りて談山神社に行きました(黒ルート)。
帰りは赤ルートで。
0955、橿原神宮前駅前を出発。
「先日は奥飛鳥(かなり坂道)にも行って一日乗り回して残80%で返しているので、まあ今日も大丈夫だろう」
と余裕綽々で出発したのですが。
1030、出発から35分後、すでに60%!
「マジかよ!(;゚Д゚)」
石舞台古墳の横を抜けてのぼりの坂道になります。
それをちょっと上がったところぐらい。
すでに息も絶え絶えで休憩中。
前回借りた電動自転車はぐいとペダルを押すと坂道でもグーンと進んでくれてめっちゃ楽やったんです。でも今回の自転車はママチャリよりはマシだけど、前回の電動自転車よりきつかったです。
そりゃね、ママチャリだと2メートルも進まんだろうという坂道を登ってくれるので電動自転車さまさまなんですが、
「これ、今夜絶対脚つるやろ」
って思いながらこいでいました。
「もしかしたら途中(急激な上り坂中)でバッテリー切れになるかもしれない」
と思いはじめ、途中、ちょっと歩いて押したりして節約節約。
1043、ずいぶんあがってきました。
このころ、かなり焦りが出てきている(笑)
そしてとうとうそのときがやってきました!!( ;∀;)
1046!!
はやっ!!
出発から1時間経たずにバッテリー使い切ってしまいました(笑)
この直前まで30%やったんです。
急に点滅して、18、10、0・・・・みたいな感じでなくなっちゃいました( ;∀;)
えー、ヤバいよ(汗)
ちなみに談山神社の標高は500メートルぐらいだそうです。
んで、ここ、どこやねんっ!?
とりあえず、いま自分がどこにいるのか。
スマホの位置情報をオンにしてみたところ、けっこう近くまで来ていることがわかりました。
上の画像で見えている道の先のカーブ(S字)を曲がったところぐらいに「談山神社」という表記が。
「よし、歩ける!」
ちょうど横にお地蔵さんがいらしたので、道中の無事を祈って再出発。
200mぐらい?押して上がったら峠の頂上があり、そこから先は下りでした。
ちょっとだけですが乗って下ったらすぐに談山神社駐車場が。
駐車場の脇に自転車をとめてー。
他にとまっている自転車はなかったです(笑)
藤原鎌足ゆかりの神社です。
昨日は奈良は今シーズン最寒の一日だったのですが、着いたときは汗まみれですよ(笑)
源仲章みたいに「寒いんだよおー!」って叫ぼうと思っていたのに「暑いんだよおー!」って叫んでしまいました。
前にパパと来たときは車で桜井側からあがってきたのですが、車で来るとこれぐらいの石段でも見上げて、
「ひいっーーー!」
ってなるんですが、500mを自転車(電動だけど)であがってきたあとはこれぐらいの石段なんとも思わずサクサクのぼれます(脚はガクガクだけど)。
境内散策しながら撮って来た画像を貼っていきます。
ぐるぐるしているうちに同じ場所に出たりして、重複している風景もあります。
帰りは峠の最高所までちょっとだけ自転車を押してのぼり、あとはひたすら下り坂。
逆に、
「ブレーキ、壊れるんじゃないだろうか?」
と心配になるぐらい。
なので、ときどきおりて押したり休憩したりしてブレーキを休ませつつ帰ってきました。
最悪ブレーキが利かなくなっても自ら転んで怪我で済むぐらいの速度でおりてきました。
そしたら、途中、後ろから同じ電動レンタサイクルに乗ったおばさんがすごいスピードでわたしを抜かしておりて行きました。
「わたし以外にも電動自転車で談山神社に挑戦するおばさんがいたのか!」
ってのも驚いたんですが、それ以上に、すごいスピードでおりて行ったことに驚きました。
途中で転がっているんじゃないかと思ってドキドキしながらあとからおりて行きましたが、無事下山されたようで。
だいぶおりてきました。
二上山がきれい。
坂をおり切ったとところに、同じレンタサイクルの石舞台支店があるので、そこで自転車を交換してもらいました(無料)。
2代目の乗り心地は春の大人の遠足時の乗り心地と一緒でした。グイっとひとこぎしたらグーンと進む快適さ。
1250に乗り換えて、1630前に返却するまで満充電のままだったと思います。
乗り換えてまず向かったのは飛鳥資料館近くの森のカフェ。
前にパパと車で通りかかって寄ってみたかったのですが、駐車場がいっぱいであきらめたカフェです。
今回は大丈夫でした。
ランチ。
1650円。
完全に観光客の財布だ(笑)
どれもおいしかったです♪
それから飛鳥資料館に立ち寄って、今日、会う人におみやげ。
12月新発売の奈文研野帳。
野帳てわかりますかね?
考古学徒必携の方眼手帳です。現場や遺物観察時などにこまごまと書きとるための手帳です。
昔は緑一色(下の画像の一番下中央)のものしかなかったのですが、最近は各研究所や博物館でオリジナル野帳を作って発売したり配ったりしています。
今回の奈文研野帳は発掘道具柄です。
こんなん考古やってる人しか喜ばんやろ!
ってシロモノですが、おみやげにこれを選びました。
たぶん、喜んでくれはったと思います(笑)
飛鳥資料館向かいの天極堂でいつもの葛ソフト。
おいしんだな、これが。
ここから西に自転車こいで待ち合わせ場所の橿原神宮に向かいました。
瑞鶴の碑。
わたし、この方、この場所で”再会”だと思っていたのですが、
「ぼく、ここに来るの初めてです」
って言われました(;゚Д゚)
いや、10年ぐらい前かな? 慰霊祭の時、わたしの前の席に座っていて、横の元乗組員のおじいさんに名刺渡して自己紹介されていましたよ?(;^ω^)
「いや、来てないと思います」
えー!? マジですか!?
じゃあ、あれは?
ドッペルゲンガー?
ってのはコワいから言いませんでしたけど。
というわけで、「はじめまして」でした(;^ω^)
ベンチで1時間ぐらいお話しして、コロナ禍後の再会を約束して別れました。
お気をつけて!
わたしはそのままレンタサイクル屋さんへ自転車を返しに。
そしたら石舞台支店から連絡が行っていたみたいで、バッテリーが切れたことをめっちゃ申し訳なさそうにされていました。
いやいや、わたしがムリさせちゃったんで(^^;)
楽しかったでーす、あざーす(*´▽`*)