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おみやげランド2022年12月01日 12時15分21秒

なんかおみやげいっぱいもらっちゃってたまっています(・∀・)

賞味期限が短い順に全国銘菓めぐりを楽しんでいます(^^;)
いままでに紹介した分もまだ冷蔵庫に入っています。


宮崎県代表? チーズ饅頭。
宮崎出身だけど、意外と食べていないチーズ饅頭。
おみやげでいただいたので楽しみにしています(まだ開封していない)。


千葉県代表? 轟太鼓。
千葉といえばピーナッツ♪
パパが単身赴任しているときにはこのお菓子は知りませんでした。
1枚がスゴイボリュームなので3等分して食べる予定。



鎌倉代表! 鳩サブレ―。

先日の鎌倉殿はせつなかったですね。
雪の降る中、鶴岡八幡宮の石段で公暁と相対したときの鎌倉殿が美しすぎて・・・・。いつも白い衣装でしたが、あのときの黒の衣冠束帯姿が美しかったです。暗闇の中に石帯の白が浮かび上がっているのもなんだか幻想的でぼーっと見てしまいました。
「太郎のわがまま」を受け入れて短刀を懐に忍ばせていましたね。うるっと来ちゃった。
なのに歩き巫女のおばばの「天命に逆らうな」という声の方をとってしまった・・・・。あのおばばは鎌倉殿が心の奥底にしまっていた悩みを唯一理解してくれた人だったから。結局「天命に逆らうな」ということばに意味はなかったと視聴者を呆然とさせるオチでしたが。同じく鎌倉殿の理解者である御台所の顔が一瞬でも浮かべば鞘を抜いたかも。と思わないでもないけど、戦って討ち取られる鎌倉殿はちょっと違うか・・・・。
史実では首を取られたそうですが、ドラマではさすがにあの鎌倉殿の首をというのはなかったですね。あったらトラウマものでした。
そのかわり公暁の首桶が・・・・。
ドラマではずっと「こうぎょう」と呼ばれていますが、わたしが高校日本史でならったときは「くぎょう」読みでした。ホントはどちらなんでしょうね。かれは「名を残す」みたいなことを言っていましたが、結局名前の読みもよくわからないまま歴史に埋もれてしまったということなんでしょうか。政子に自分の存在に対する思いを吐露するシーンはやはり泣けました。




これはおみやげじゃなくて、近所の人にいただいた天平庵のお菓子詰め合わせ。
奈良のお菓子です。



うちは暑いので、スナック菓子以外はほとんど冷蔵庫に入れています。
以前は、わたしがいま使っている部屋を無暖房にして閉め切って常温保存のお菓子などを入れていましたが、いまはわたしが使っていてふつうに暖房を入れていて暑いのでお菓子を置けません。
というわけでいま冷蔵庫がお菓子だらけ(笑)
頑張って食べるぞー(・∀・)    ←もうすぐ健診控えている人

大島隆之『真珠湾攻撃隊 隊員と家族の八〇年』講談社現代新書2022年12月01日 16時22分26秒

本の紹介です。
いまさら感満載ですが。


NHKエンタープライズの大島隆之さんの新刊です。



去年の真珠湾80年でBS1スペシャルで放送されたドキュメンタリー『生きて 愛して、そして』の書籍化です。
放送分以外にもいくつかその後の取材分が追加されています。

表紙の面積の半分以上を占めている白くない部分はじつは”帯”です。
その帯の表表紙側に掲載されいているのは鹿熊粂吉さん(甲3)の蒼龍艦攻隊偵察配置集合写真、帯の裏表紙側は福谷知康さん(甲4)の谷田部飛練時代の写真館集合写真です。
これらの写真に写っている人たちに関しては自分なりに考えていることをブログに書いてみました。※もちろん無断ではやっていません


本の内容をちょこっと ※太字は目次、それ以外はわたしの注 

はじめに

第一章 真珠湾に散った青春
北原收三さん(操50、加賀艦攻隊)の日記を中心に。
自分の個人的関心事にからめると、北原さんの日記から加賀艦攻隊総員集合写真が16年12月5日に撮影されたものらしいとわかったことがよかったです。
大甥の方が北原さんの日記を読み込んでかれの実像に近づこうとされている姿は胸を打たれました。

第二章 海軍の「至宝」と呼ばれた男
金井昇さん(偵35、蒼龍艦攻隊)の新発見の日記を紹介。
いままで言い伝えられている金井さんの姿とはまた違った一面が描かれています。
この日記の16年分、わたし全部読ませていただきました。かれの心情、周りの人たちの心情に関していろいろ思うところがあるので、そのうち書くかもしれません。

第三章 早すぎた落日 最前線の真実
福谷知康さん(甲4、瑞鶴艦攻隊)のその後や家族のことなど。
本を読むまで知らなかった家族とのエピソードなどがたくさん書かれていました。
印度洋作戦の前に遺書を書いた福谷さんの心境、わたしもいろいろと考えてみているのですが、まだ「こういうことか」というところに至っていません。

第四章 戦地からのラブレター
松﨑三男大尉(兵65、赤城艦攻隊)が奥さんに送り続けたラブレターのことなど。
息子さんの思いを絡めながら文字で見ると、映像で見たときとはまた違ういろんな思いが沸いてきます。

第五章 特攻命令という絶望
特攻と直面した真珠湾攻撃隊隊員たちのこと。
原田嘉太男さん(甲2、赤城艦爆隊)、吉岡政光さん(偵43、蒼龍艦攻隊)、そして特攻命令が下って結婚した搭乗員のことなど・・・・。
ドキュメンタリーでも吉岡さんはこの話をたいへん言いにくそうにされていましたね。吉岡さんの気持ちもすごくわかるし、でも、結婚を強行した搭乗員の気持ちもわからなくもない・・・・です。相手の女性が「それでも」と思われていたのなら。当時の「家」に対する考えもあったでしょうしね。

第六章 妻と子どもの長い戦後
布留川泉さん(兵63、赤城艦攻隊)、住友清真さん(操23、飛龍艦攻隊)、河原真治さん(偵43、赤城艦攻隊)の残された妻子のその後。
番組では放送されなかったエピソードなどもありました。
離縁のち再婚された方、女手一つで残された子どもを育て上げた方、こういうのは本当にその人の立場になってみないとわからないことです。10人いれば10人の妻の人生があったと思います。

わたしが知りえた中にも中西クロちゃんのように入籍が間に合わないまま妻子を残して戦死してしまった人もいたし、平山繁樹さんや藤本久夫さんのように奥さんのおなかの中に赤ちゃんがいることを知りながら戦死してしまった人もいた。
中西さんも平山さんも藤本さんも直接奥さまのお話はうかがえなかったですが、ご苦労は並大抵ではなかったろうなと思います。

おわりに





大島さんはご遺族の方々への丹念な取材を重ねてドキュメンタリー番組を制作し、この本を書かれたわけですが、前に「これは仕事とは思っていません」という意味のことを言われていました。
終着点のないライフワークとでもいうんでしょうかね。
わたしのまわりで海軍さんのことを調べている人たちもそういう人が多いです。



実体験した方々も次々と鬼籍に入られ、もう話を聞くことも難しくなってきています。
戦死した方を知るご遺族の方々も少なくなる一方です。
ご遺族のもとに伝わる遺品や家に伝わる故人の人柄などのエピソードはぜひ次世代に伝えて行ってほしいなあと個人的には思います。

大事な人がこの世からいなくなるということがどういうことか。
戦争を知らない世代にも身近なこととして伝えて行ってほしいなと思います。
同じ思いを体験させてはいけない。