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リベンジ企画 纒向 大和・柳本古墳群2023年03月04日 16時24分32秒

火曜日に決行するつもりだった企画は電動レンタサイクル屋さんが休業日だったため、金曜日にやりました。

こんな感じ。
田原本駅前で電動レンタサイクルを借り、ランチ予定の山辺の道花もりに直行。
目的はいったい何っ!?(笑)



しかし、ついつい寄り道。
これが自転車でまわる利点ですね(・∀・)
田舎道を走っていたら、朝採りイチゴ直売ののぼりを見つけました。
「行かなきゃ!(義務感)」

古都華1パック550円というんで、お買い上げしてしまいました。まだ旅は始まったばかり(笑)



走っていたら、以前パパとお参りした村屋坐彌冨都比賣神社の横に出たので自転車をとめてお参り。


奈良盆地中央部は基本的に平坦なんですが、田原本から桜井・天理に向かって行くと平坦に見えて微妙に坂なんですよね。たぶん歩いていたら気づかないぐらい。自転車に乗っていると、「坂だ(+o+)」とよくわかります。
ときどきアシストオンにしながらのんびり行きました。
地図は見なくて大丈夫です。
前方に三輪山が見えているので、それを目ざしていきました。
目ざす花もりは三輪山の麓。


気づいたら、箸墓古墳が見えていました。
「おお!! 美しい!」
西殿塚を知るまでは箸墓が一番美しい前方後円墳と思っていました。
いや、いまも好きですよ、箸墓💗



好きなんで近寄って撮ってきました。
ここは周辺をふつうの道路がめぐっているので(東側、南側)、もっと近くまで寄って墳丘が見れます。もちろん行きました。

ここから箸中、茅原の集落の細い道に入り込んでしまって安定の機位不明に( ;∀;)
悪あがきせずにスマホの位置情報をオンにしてみたんですが、これだけ天気がいいと影を作ってそこでスマホ画面を見てもほぼ見えないんですよ。おまけに老眼だから何が書いてあるかさっぱりわからない( ;∀;)

けっこうアップダウンがある場所を行ったり来たりしてしまい、バッテリーも思いのほか減ってしまい焦る焦る(汗)

最後は自転車をとめて歩いて花もり探し。

なんとか見つけることができました。
山辺の道沿いなので山辺の道に入ればすぐ見つかるんですが、自転車だったので山辺の道に入らずに探そうとして迷ってしまいました。





気候が良かったので外の席でいただきました。


花もり野菜膳。あったかいおそうめん付き。

おいしかったです、満足~(*´ω`*)

これでミッション完了したような気分になりました(笑)

いやいや、まだ始まっていませんよ、これからです。



里に下りて来ました。
相撲神社に行こうとしていウロウロしていたら茅原大墓古墳に出ました。
ここは以前、家族で檜原神社に行ったとき、帰りに立ち寄りました(行きは山辺の道で)。
中期初頭の帆立貝式古墳。

昨日の愛機・磯城の里1号機と茅原大墓。
右側の平べったい段が帆立貝の突出部分です。
前方部と後円部の境奥に見えているのは箸墓古墳の後円部です。


走っていたらいちご自動販売機を見つけました。
すごく食指が動いたのですがすでに古都華1パックを持っていたので思いとどまりました(^^;)
※のぼりの奥に見えている自販機ではありません。階段下のハウスの中に設置してありました

相撲神社を探して入り込んだ細道沿いに垂仁天皇纒向珠城宮の碑。


結局相撲神社に行きつかず、迷った挙句、渋谷向山古墳(伝景行天皇陵)が見下ろせる場所に出てきました。
※後で見返したら纒向珠城宮の碑のバックに写っていた

相撲神社は後でいいか、先に渋谷向山行こう。


ふつうに細道を走っているつもりだったのか、いつの間にか山の辺の道に入り込んでしまったのか、石畳が現れました!(;゚Д゚)
さすがにここを自転車で走るのは迷惑でないか(散策者にもレンタサイクル屋さんにも)、と思ったので、押して歩きました。

「渋谷向山は帰りにしよう。先に西殿塚に行こう」
なんかもう行き当たりばったりすぎ(笑)

国道を北上していたら行燈山古墳(伝崇神天皇陵)の向かいの大和天神山古墳が気になりだしました。
ここ、横の国道敷設時に東半分が削られてしまっています(南北主軸の103メートルの前方後円墳)。
横の国道を通るたびに気になっていたのですが、いままで行ったことがありませんでした。

神社になっています。
伊射奈岐神社。国道側の鳥居。反対側の西側にも鳥居があります。

拝殿。
この拝殿の裏が墳丘(後円部)です。

墳丘の近くまで寄れるので行ってみましたが、こんもりして古墳だなというのはわかるけど、段築はちょっとわからなかったです。


国道側に設置されている看板。

国道側、削られた部分崖。

ここ、柳本古墳の真っただ中にあって、国道を挟んだすぐ東が行燈山古墳、北方には黒塚古墳もあります。
ちょっとかわった古墳で、未盗掘の竪穴式石室が調査されているのですが、人物を埋葬していた形跡がなく大量の朱が副葬されていたそうです。
さらに、出土した鏡の組成もおもしろいです。
23枚も副葬されていたのに、一般的な三角縁神獣鏡が1面もないんですよ。
ミステリアスな古墳です。


ここに立ち寄ったときに、持ち歩いていたイチゴに異変が起こっていることに気づきました!(;゚Д゚)
イチゴを覆っているフィルムが汗をかいていて、中のイチゴもなんかじくじくしているような?
「ヤバい! きっと振動で傷んだんだ!(;゚Д゚)」
ジャム化する寸前みたいになっていました。
「夜までもたないぞ!(>_<)」

というわけで↓
すぐ近くに天理のトレイルセンターがあったので、そこに立ち寄って水洗いし、1パック全部食べてしまいました(・∀・)
ウソみたいにおいしかったです!(*´▽`*)

じつは水曜日にデパ地下で600円オーバーの古都華を買ったんですけどね。自分としては清水の舞台から飛び降りる級の出費だったんですが、夜、おやつに食べたら硬くて酸っぱくて白目剥きました(゚Д゚;)
久しぶりにイチゴに練乳かけたというね(泣)
なので、今回も期待半分不安半分だったのですが、さすが農家さんの直売所で売っていた古都華だけあってめちゃくちゃ甘くておいしかったです。振動のせいかもしれんけどやわらかかったしね(笑)



西殿塚古墳。
自転車で行けるところまで行き、あとは歩いて行きました。
相変わらずデカすぎてスマホカメラにおさまらない西殿塚古墳(前方部南西角から)。

段築を見に来たのと、東殿塚に接近する道はないか探しに来たのと。

東殿塚の方へ行く小道はたしかにありました(前回は気づかなかった)。

ただ、東殿塚は周辺が私有地ということだったので(天理市教育委員会)、西殿塚の拝所前からちょっと行っただけでもう奥までは行きませんでした。




途中立ち寄った古墳で埴輪片が落ちているのを見つけました。
これ以外にもけっこう落ちていました。土師器片もありました。
ここにこういうものが落ちているのは周知の事実みたいだったので特に教育員会に通報はしていません。
もし、みなさんが遺跡で何か見つけたらとりあえず地元教育委員会に連絡してみてください。勝手に持ち帰っちゃダメですよー。



柳本古墳群の渋谷向山に戻ってきました。
じつはお初。
頻繁に前を通っているんですが、拝所にお参りするのは初めてです。


ここは西殿塚と違い墳丘の主軸は東西方向で、後円部が東です。
水をたたえた周濠がめぐっているのですが、高低差があるので渡り土手を作って高さの違う周濠がいくつもある、という状態です。
上の写真の右側に見えているのが渡り土手です。
北側の渡土手で草刈り作業していました。

この渡り土手、西殿塚古墳と東殿塚古墳の間にもあります。あそこは「高低差」のためではなく、行き来の為の土手でしょうかね? 天理市が発掘調査したみたいです(前記事掲載報告書)。


相撲神社に向かいます。
国道沿いに相撲神社の看板が出ていたので左折してそちらに向かいます。
さっき道に迷ってウロウロした道でした。いつの間にか渋谷向山の近くに出てしまいましたが、今度はまっすぐ上がってみます。
途中に珠城宮の看板がありました。さっきの碑よりちょっと上。

さらに上がっていくと景行天皇纒向日代宮跡の石碑。

ここら辺まで来るとかなりの標高です。



相撲神社。

鳥居の右に「縣大兵主神社」って石碑があるでしょ?
わたし、てっきり、
「相撲神社の別名か」
と思ってここしかお参りしなかったのですが、ここからさらに奥に入ったところに穴師坐兵主神社(縣大兵主神社)って神社があったみたいなんですよ。帰って来てから知りましたorz
いやー、奥につながる道に灯篭があったので、少し歩いて行ってみたのですが、
「何もなさそうだな」
と思って引き返してきてしまいました。どうして現地でグーグルマップを見ない!( ;∀;)


相撲神社。

相撲神社は穴師坐兵主神社の摂社らしいです。これも帰って来てから知りました。

摂社だけお参りして本社にお参りしていなかったというorz

本人は現地では満足して下山。


相撲神社の近く。
こんな眺望です。
目の前に渋谷向山。


こんな高台にも纒向遺跡の看板がありました。



「よし、次は纒向の集落に行ってみるぞ」

下り坂をアシストオフで下りていき、巻向駅の辺りに戻ってきました。

駅周辺には案内板がこまめに設置してあり、迷うことなく柱復元遺構に到着。


建物跡と三輪山と箸墓。
弥生終末期~古墳初頭に興味があります!(・∀・)
と言いながらここに来るの、初めてです(笑)
もぐりか(笑)

道が狭いので自転車で来たのは正解でした。



田原本に戻る途中にあった東田大塚にもお立ち寄り。
上の画像の右に写っているこんもりです。中央は箸墓、左は三輪山。
纒向の墳丘墓も見学するのは初めてかも知れない(;^ω^)
他の墳丘墓群に行かなかったのはもぐり臭いですね(笑)

いちおう写真だけは撮ったんですけど(正面纒向矢塚。右端纒向石塚)。
もぐり認定です。


さーて、これで今回のリベンジ企画は終了です。
あとはテキトー航法で西に向かって走って、田原本駅を目ざしました。

駅近くに戻って来たときに返却時間までまだ少しあったのでキャパトルに寄ってパン購入&コーヒータイム。

自分にお疲れ様です。

横から見た西殿塚古墳2023年03月04日 10時14分16秒

先日行った天理の大和古墳群の西殿塚古墳。

帰って来て墳丘測量図を見て、
「この古墳、カッケー!(*´▽`*)」
って大ファンになりました。


色々さがしたら航空測量で作成した赤色立体地図というのが出てきました(アジア航測株式会社)。
これ、ぜひ見てほしいです、スゴイです。


西殿塚古墳は傾斜地に作られていて、南北を主軸にした墳丘の西側が低いので、そちら側の段築が1段多いです(西4段、東3段)。
西側の一番下の段を除いた墳形がめっちゃかっこいいんですよ。

現地で見たら、鬱蒼とした樹木に覆われていてなんのこっちゃ全然わからんのですが(^^;)




西殿塚古墳の測量図としては宮内庁が出している墳丘測量図もあるのですが(天理市教育員会2000『西殿塚古墳 東殿塚古墳』天理市埋蔵文化財調査報告 第7集)、こちらは1mコンターなのでざっくりはわかるけど、細かい部分がよくわかりません。

赤色立体地図の方は細かいところの凹凸までわかってすごいですよー!(・∀・)
あんなに樹木に覆われているのにほぼ正確に地表を計測できるのってすごいです。

上に挙げたリンク先には赤色立体地図の真上から見た図と南側上空から見た図(鳥瞰図)が掲示されています。

「すげー!(;゚Д゚)」
ってなって、次に、
「複雑な形態しているなあ! 横から見たらどう見えるんや?」
が来ました。

ネットをいろいろ探してみたんですが、西殿塚の側面図ってないですね?
報告書にも載っていませんでした。

ないなら作っちゃえ!(*´▽`*)

ってノリで作ってみました。

赤色立体地図をもとに平坦地と斜面をざっくり色分け。
そこに宮内庁の測量図(標高を得るため)や天理市の発掘調査トレンチの位置(墳裾の推定の参考にしようとした)を重ねて、高さや位置を合わせて側面図を作ってみました。あくまで個人が能力の範囲で作った模式図みたいなものですので参考や引用しないように(^^;)
※西側の最下段は省略
くびれ部あたりのテラスと斜面がどうなっているのかいまいちわからない(^^;)
多少間違っているかもしれませんが、大きくは外していないのでは?と思います。大きく間違っていたら訂正して再投稿します。

おもしろい形態ですよねー。
後円部ににも前方部にも方形の壇があるんですよ。
わたしは古墳の構造とかよく知らないんですが、前方部にも後円部にも方形壇があるって、他にもあるんですかね? 今度詳しい人に聞いてみよう(笑)

前方部の方形壇は現地写真を見返してみたらなんとなくわかりますね。
上の写真、前方端の方がもこっと樹木が盛り上がっているでしょう。あそこが前方部の方形壇の高まりなのかな?
南西部から見たらこんな感じなんです。

あと、赤色立体地図では後円部の方形壇の下にもう一段、ひとまわり大きな薄い方形壇があるようにも見えます。
※リンク先本文では「後円部墳頂の方形段を囲む環状の高まり」とある
んで、この方形壇、墳丘の主軸から若干東にズレているように見えます。あえてズラしているんでしょうかね。

そもそも西殿塚、後円部が左右非対称ですよね。東側がちょっと小さいように見えます。
後世に削平されたかな?と思って天理市の発掘調査報告書を見たんですが、墳裾は若干外側になるようですが、左右対称になるほど大きくはなりません。
後円部はテラスを見ても左右でバランスが違いますもんね。
”見られる”メインは西側からだろうから、そっち側を立派に作って、東側は地形に制約を受けたんでしょうかね? 想像ですけど。


後円部と前方部をつなぐスロープの両脇に低い段があるのも見て取れます。築造当時のモノかどうかわかりませんが、たいへん興味深いです。

陵墓は基本立ち入り不可で(最近は限定的に立ち入りや発掘調査を行っている)、現地に立ち入っての詳細な測量図作成は困難かと思います。立ち入らずに飛行機で測量してこれほどの図が作れるって技術の進歩はすごいですね~。



って、ここまで3月2日に書いていました。

西殿塚に惚れすぎて、3月3日にもう一度行ってきました!(・∀・)
前回よりさらに接近して墳丘を観察してきました。接近と言っても陵墓なので墳丘内には立ち入れません。しかし、最下段の段はちょっと距離があるところからでも「きれいに残っているな」ってのが見えます。写真を撮ったんですが、写真で見たらなんのこっちゃ全然わかりません( ;∀;)
↑なんのこっちゃよくわからない前方部南西角の段築写真。
肉眼で見たらもっとよくわかります。
木の陰で真っ黒ですが、肉眼で見たらこんな感じ↓だったと思います。
これは西側の一段多い段部分かな(わたしが作った側面図には入っていません)。




西側の、墳丘全体が見渡せる場所に立ってみて、頭の中で自分が作った側面図を重ね合わそうとするんですが森が深すぎて何かよくわかりませんでした。

帰って来て、写真と合成して往時の姿を偲びました。
遠くから撮った写真に合成したんで背景の山が入ってわかりにくいです。

西側からはこんな風に見えていたんじゃないかな、という想像図です。


西殿塚古墳の後円部墳頂の標高は141.2メートル(宮内庁測量図)。基底部で120メートルほど。
下から見上げたら壮観だったろうなと思います。
と、同時に、
「あれ? もしかして、西側から見上げたら、東殿塚古墳は見えんかったんちゃう?(´・ω・`)」
ってなりました。
いまも見えませんが、これじゃあ当時も見えないですね(^^;)

今日も古墳めぐり2023年03月03日 23時20分43秒

花粉霞の中、今日も古墳めぐりをしていました。


とある古墳にて。
道端で埴輪片発見!
他にも土師器片らしきものも落ちていました。



よい子のみんなは見つけても持ち帰っちゃダメだよ!(・∀・)

大人の遠足 冬編?春編?2023年02月28日 20時46分44秒

今日はまたまた田原本で電動自転車を借り、車ではまわれない遺跡めぐりをたくらみました。
纒向遺跡や周辺の墳丘墓群を見に行きたいな、と。
あそこらへん、たぶん道が狭くてごちゃごちゃしていて車で入っていくの難しいんじゃないかな? 駐車場がないとか。
そんなときは電動自転車!(・∀・)



ところがですね、駅の改札を入ってから田原本のレンタサイクル屋さんが今日は定休日だと気づき( ;∀;)

ひと駅だけ乗って歩いて帰ってこようかなとも思ったのですが、せっかく出てきたから何かやるか。

天理に行ってみることにしました。
天理駅で電動自転車を借りて大和・柳本古墳群巡りをしよう!(・∀・)

と思って自転車屋さんに行ってみたのですが、電動自転車を一日借りたら1900円以上するということで断念orz
※ちなみに明日香は一日1500円、田原本は1200円。
おばちゃんに「どこに行くん?」と聞かれたので山の辺の道の方だと言ったら、「ママチャリ1000円で一日貸すよ」と言われたんですが、いや、わたしの体力じゃムリって丁重にお断りました。
「大丈夫、大丈夫。坂ってちょっとよ」
いや、「ちょっと」じゃないから(笑)
あっこらへん、ママチャリでどうにかなる高低差じゃないですから(;^ω^)

電車で行って、歩いてまわれる範囲だけまわることにしました。
JR万葉まほろば線で天理から柳本に移動。その後、長柄まで戻ってまた電車で天理に戻って来るというルート設定。

※古墳はイメージです。形やサイズは正確ではありません。

柳本駅からまず黒塚古墳を目ざしました。
ここは別に車で行けるんですが、途中だったんで寄ってみることに。
柳本駅で降りて黒塚に行くまでの間でこの坂道ですからね!
おばちゃん、ママチャリムリやって(笑)

黒塚古墳。
竪穴式石室が発掘調査され、大量の三角縁神獣鏡が見つかった前期古墳です。


前方部の脇から後円部を望む。


くびれ部から後円部墳頂を見上げる。


後円部墳頂から南を望む。
中央ちょい左に箸墓古墳が見えています。
右方には耳成山と畝傍山が重なって見えています。
眺望は素晴らしいです。
いまは樹木で遮られて見通しがきかないですが、築造当時はもっといろんなものが見えていたでしょう。



併設の屋内展示施設も見学してきました。
竪穴式石室の復元模型。

2階から見下ろす。
わたしが立っている位置が北です。
北頭位らしいです。
中央あたりに立てかけてある小さな鏡の辺りが頭ですか。

あの小さな鏡は画文帯神獣鏡です。大量の三角縁神獣鏡の中にあったたった1枚の画文帯神獣鏡です。※レプリカ展示
お気に入りだったのでしょうねえ。



今日は、いまだかつて行ったことがない西殿塚古墳に行ってみたくてこっちに来ました。

じつは接近しすぎると全体が入る写真が撮れないというね(^^;)
だいぶ遠方から撮った写真ですが、全体像、こんな感じです。
山裾の、ちょっと高い所にあります。
西殿塚の墳丘に隠れていますが、その向こうに東殿塚古墳もあります。


西殿塚を目ざしてあがっていたら、途中に下池山古墳がありました。

ここも古いですよね~。


これ以上接近できなかったので、西殿塚を目ざします。

西殿塚古墳の脇に出てきました。ここらへんまでは何とか自転車で来れそうな感じ(笑)

しかし、ここまで来ると大きすぎてスマホのカメラに全体が入りません。分割で。上が後円部(北)、下が前方部(南)。

南西部角から。
アプローチできる道は右下に見えているような道です。歩いて来るしかない!(笑)


拝所。
継体天皇の皇后手白香皇女衾田陵に治定されています。
出土遺物からすると前期古墳なんですけどね(^^;)




拝所前からの眺望です。すばらしい。


ここからすぐ東の東殿塚古墳への道がわからず引き返す。
こんな道。


拝所は南側なんで、墳丘西側から後円部(北)の方をぐるっとまわってみることにしました。
途中で無人販売発見。
レモンやみかんみたいなの(ちょっと大きい)が売っていました。
レモン3つ100円を一袋買ってみました。


梅が咲いていました。
向こうの森は西殿塚後円部。



西殿塚後円部の脇の坂から振り返ってみたら二上山が見えていました。
好き、好き、二上山💗

こんなところママチャリ貸すよってねえ(笑)
おばちゃんはまさかママがこんなところに行こうとしているとは思ってもみなかったんだろうな(笑)


たぶん正面のこんもりが東殿塚古墳の後円部。
盆地の東南縁の山沿いにある古墳ですが、ここから立派な船の線刻が描かれた埴輪が出土しています。
この場所に立って西方向を見通してみて――。ここの被葬者はあの生駒山の向こうにある河内潟、瀬戸内海、その先の半島、大陸に思いをはせていたのかなあ、なんて感慨を覚えました。


ここ、西殿塚のすぐ隣なんですが、一段高い所にあるんですよ。
墳丘規模とか墳形とかから考えたらたぶん西殿塚の方が格上なんだろうけど、立地は東殿塚の方がいいですよね。



これで古墳巡りは終了です。

あとは大和神社にお参りして長柄駅から帰るだけ。

その前にランチ。
国道沿いのカフェで。

ツナサラダとアボカド、半熟目玉焼き、チーズたっぷりのホットサンドをいただきました。



今年初めての大和神社。








いつものように祖霊社にもお参りしてきました。


長柄駅にあった山の辺の道マップ。
わたしの図よりわかりやすいのでこっち見てください(^^;)


天理に戻って、商店街のカフェでチョコレートパフェ食べて、先日のカフェなし大人の遠足のリベンジ終了。



ナガレ山古墳2023年02月19日 15時28分51秒

昨日、パパに車で連れて行ってもらいました。金曜にレンタサイクルで田原本から1時間かけて行った馬見丘陵公園。
車で行ったら家から「あっ!」という間に到着しましたよ(笑)



なんでもう一回行ったかというと・・・・。
一昨日大人の遠足から帰宅して、御墳印帳に御墳印を貼り付けていたら、御墳印帳に違和感が・・・・。
「なんだ?」
と思って裏返してみたら、裏面にすでに御墳印が貼られていたんですよ。4枚。自分が行っていない古墳もありました。
「ははあーん。すでに使用中の御墳印帳を未開封品と間違って渡してくれたんだな」
御墳印は1枚100円の売り物です。自分がお金を払っていない分まで黙ってもらっちゃうとこれたしか詐欺罪か何かに問われるんですよね。
「墳活で犯罪者になったらかなわんぞ!(゚Д゚;)」
すぐに電話しました。新しいのと交換してくれるということだったので、昨日、パパに車で公民館に連れて行ってもらいました。
そのついでと言っては何ですが、せっかく河合町まで行くので先にナガレ山古墳に行って見学し、それから公民館に行けば新たな御墳印ゲットできるー(*´▽`*)
てなわけで、公民館に行く前に馬見公園に行って古墳見学してきました。



ナガレ山古墳。
全長105メートルらしいです。
どう頑張っても全体が入る写真が撮れなかったので、動画で撮ったものをツイッターに出しています。そちらどうぞ。

東半分を築造当時の姿に復元しています。



くびれ部の通路状遺構も復元されています。
いまのところ全国で唯一の遺構らしいです。※奈良県サイト

前方部端から後円部を望む。
これ、わたしが立っている位置は古墳の中軸線上です。
すぐ右前方に細長い二重の枠があるでしょう? これは前方部の埋葬施設を示すラインです。中軸線から若干ズレたところに作られています。この話は先日公民館の埋蔵文化財展示室で職員さんが解説してくれました。
「あー、これかー」
と見ていたら何も知らないパパが、
「なんかこれズレてない? なんでズレてるん? もう1基あるん? 神社の参道みたいに中央はわざと避けたん?」
とか言い出したのでビックリしましたよ(笑)
今度詳しい人に聞いておきます。


なんで大人の遠足時にここに行かなかったかというと、ここは何年も前にパパと行っているんで、もういいやと思って一昨日は行かなかったんです。
ところが公民館に行ってみたら、ナガレ山古墳の御墳印もあり、しかもデザインがかわいかったので、「やっぱほしい」となって昨日車で行ってもらいました。


無事に新しい御墳印帳とナガレ山御墳印ゲットー(*´▽`*)
円筒埴輪と朝顔形埴輪の朱印です。




御墳印帳、他の市町村でもやってほしいなあ。