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モデルカステン ピクトリアル 巡洋戦艦”金剛”回航記録写真集2017年06月01日 15時29分31秒

知らない間にこのような写真集が出ていました!!

金剛。

イギリスで作ってもらって、日本海軍が取りに行ったんです。



前書きをちょっと引用させてもらいます。

「1911(明治44)年1月17日に起工され、翌年5月8日に進水して艤装に取りかかり、公試を進めたうえで、1913年8月16日に竣工、引き渡された。
あらかじめ派遣されていた日本海軍の艤装員=回航員たちの手によって操艦された「金剛」は8月26日にプリマス港を出港、喜望峰、印度洋を経て11月5日朝、横須賀沖にその姿を現した」



なんで9期のカテゴリに入っているんだ?



金剛の回航員の中に9期の池田和義さんのお父さん・池田平作さんがいらして、お父さんが保管されていたアルバムを元にこの写真集が作られました。

というわけで、9期カテゴリ。


この写真集は回航員に配られた記念写真集をもとにしているので、池田さんのお父さんの個人写真は出ていません。

この方です。
軍帽のペンネントは「大日本軍艦金剛」。



これもペンネントは金剛です。

一緒に写っている少女は外国人です。
まさに金剛を受けとりに行った先で撮られた写真かも知れないですね。



これは時期不明。
かっこいいですね♪


首から聴診器みたいな紐をぶら下げているでしょう?
これは予科練生の写真では見ないものです。

もちろん聴診器ではありません。
船に乗る水兵さんたちはこの先に折り畳み式のナイフ(折メス)をぶら下げて携帯しているらしいのです。ナイフは胸ポケットの中です。

以前、知人でこういうのに詳しい人が写真と一緒に説明を送ってくれました。
その説明、以前のパソコンに入っていたようで行方不明です(+_+)
おぼろげな記憶では、甲板で作業中にロープが絡まると危険だからすぐに切れるように携帯していたと書かれていたような・・・・? スイマセン、もしかしたら間違っているかもです(^^;)


航空隊の人はこれをぶらさげていません。
航空以外の人でも昭和10年代の人がぶらさげているのは見た記憶がありません。
兵種によって違うのか、時代によって違うのか?
調べたことがないのでわかりません。


日露戦争時だと、水兵さん写真でぶら下げている人がいます(旅順港閉塞作戦の集合写真とか)。これが写っているのを見ると、「古い写真だなあ~」という感想を持ちます
※あくまでイメージです




個人写真は掲載されていませんが、回航員名簿が巻末についています。
おもしろいですよ。
「割烹」とか「従僕」とか「剃夫」、「給仕」、「洗濯屋」とか乗っているんですよ。これって一般人ってことですよね。
海軍自前でやらないんだな、と。興味深いです。




ちなみにこの写真集はいつもお世話になっているYさんの手によるものです。
Yさん、島田さんの遺品を見に行ったときに名前を出してもいいと言われたのですが、ここではずっと「Yさん」なのでそのままYさんで載せています。「K上飛曹」みたいなものです。全然隠してねー(゚∀゚)



※画像は9期生ご遺族ご提供

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