吉野泰貴『海軍戦闘第八一二飛行隊 日本海軍夜間戦闘機隊"芙蓉部隊"異聞』大日本絵画 ― 2012年11月02日 22時30分27秒
こんな本が出ているの、ご存じでした????
芙蓉部隊ですよ!!
わたし、以前に渡辺洋二さんの『彗星夜戦隊』を読んでから、憧れていました、この隊。
※憧れってなんやねんっ!の突っ込みは受け付けません。
”夜戦”とか”秘密基地”とか。
わたしがいかにも好きそうなワードですよね(^_^;)
芙蓉部隊のこと、もっと知りたいなーと思いつつ、渡辺さんの本以外にまとまったものが見つけられなくて、それきりになっていました。
それをあの吉野さん(『流星戦記』)が書いてくださったとは!!
「吉野さん、ありがとう!!」
まだ本文の方はちゃんと読んでいないのですが、写真(機体、搭乗員など)と表(搭乗割など)、図(索敵・行動図など)だけでもすごいですよ。
本文の方はちらと読んだだけでも、搭乗員の体験談がたくさん。ぞわぞわするような生々しい話とか・・・・。
ああいう体験をされた方って、まるで昨日のことのように覚えてらっしゃるんですよね・・・・。
きっと戦後も毎日のように繰り返し思い出されているのだと・・・・。
そんな体験談がぎっしり詰まっていました。
これ、読み始めると、「ごはん作らな」「風呂入らな」が後回しになりそうなほど引き込まれます(^_^;)
吉野さんの本を読んでいつも思うのは、戦闘に明け暮れていた搭乗員たちにもそれぞれの青春があったってことですかね・・・・。
あの人もこの人も、仲間の胸に思い出を残して去っていたんだなあ・・・・と、あらためてそんなことを思います。
残しておかないとね・・・・。
最後は隊の戦後のことにも触れられています。
巻末に、付表があって、
「わたしもそれ、台南空で作っているよ(^o^)」
って表がありました。
下士官の先任関係をハッキリさせたくて作った表なんですけどね。
「吉野さんもわたしと同じことを考えるんだな(^o^)」
と、なんかうれしくなっちゃいました。
と、身の程知らずなことを書いて、とりあえずの感想とします・・・・m(_ _;)m
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