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搭乗員の直筆2009年04月30日 23時21分15秒

手紙があれば確実です。

でも、手紙を見たことがなければ・・・・。

搭乗員の飛行服や救命胴衣に記名がありますが、あれは搭乗員本人が書くことになっていたのでしょうか。

もし、ご本人が書く決まりであれば、結構大きな上半身写真なら名前が読み取れます。

西澤さん。
妹さんが、とっても字がきれいだったと回想されているのをどこかで読んだ気がします。
251空の零戦(UI-12?号機)の尾翼のところで、ちょっと気取った感じで写っている写真、あれの救命胴衣に名前が書いてあるのですが、「西」以外、あまりはっきりと見えないんですよねえ・・・・。

ホリブン。
戦闘301時代の写真で、手に持った救命胴衣に白字(?)で「堀飛曹長」と記名されています。これ、ホリブンの字かな?
それと、もう一つ。皇統護持作戦の連判状にホリブンの署名があります。フルネームで。これもたぶん自筆ですよね。

中島正中佐。
意外なところで見つけてしまいました。
『源田の剣』に、台南空の若手(たぶん)搭乗員と中島飛行隊長が写っている写真が出ています。中島さんともう一人の士官らしき方がイスに、西澤さんが前列右端にしゃがみ込んでいて、後列には陸偵隊の工藤重敏兵曹も写っているようです(中島さんには関係ないですが、工藤兵曹の左の人、山崎市郎平兵曹じゃないかなあ???と思うのですが、いまのところ、不明)。
この写真に書き込みがあって、中島さんの下に「私」、西澤さんの下に「西沢君」とあります。ということは、これは中島さんの字ってことですよね。
あと、前出の皇統護持作戦の連判状、ここにも中島さんのお名前があります。


筆跡って、すごく見たいです。
その人が書いた文字を見ると、いろんなことを想像してしまいませんか?
几帳面そうだとか、おおざっぱそうだとか。

あの当時の若い人は、同じ日本人か、と疑いたくなるほど、きれいな文字を書かれるんですよね・・・・。

以前、深井中尉の直筆を何種類かいただいたことがあるのですが、軍務で使っていた日記帳の文字と、年の離れた弟さんに当てた手紙の文字の印象が違っていました。
弟さんには、一字一字、すごくわかりやすい文字で書かれているんです。こんなところにも深井中尉の性格が出ているなあ、とほほえましくなりました。

特攻出撃の前日、お母様に当てて書かれたはがきの最後のことば、「さよなら」・・・・。
活字で見るのと、直筆で見るのとでは大違いです。
ちょっとことばでは表現できません・・・・。

文字には何かが宿っていますね。

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