ひねもすのたりのたりのたり

昨日は大阪に行っていました。
真田丸展を見て、それからちょっとした会合に。


そのとき、携帯に着信があったのですが、気づかなくてとれませんでした。あとで気づいたのですが知らない番号だったのでかけなおしませんでした。
しばらくして、また同じ番号からかかってきました。
それはとりました。



「森田守の弟です」



実はですね。
例の写真――藤本速雄さんのアルバムに貼ってあった森田さんの写真に最近気づいたって話を少し前に書いたのですが、あの写真を森田さんのご実家に送ってみたのです。

ふだんはそんなことしません。

いや、昔はしたことがあります。が、こちらから手紙を書いて反応があったこと、ないんです。
なので、もうこちらから連絡するのは控えようと思って、個人写真を見つけても送ったりはしていませんでした。

ただ、今回は一緒に写っている坊やが森田さんに似ていて、弟さんかあるいは甥御さんぐらいの関係の人ではないのか、その人はまだご存命なのではないかと思ったので、ご実家の住所を調べてとりあえず「森田様」のあて名で送ってみました。

それが先月の末か今月の初めぐらいですかね？

すぐに「森田様」から連絡が来ました。

連絡をくださったのは、守さんの弟さん（故人）の奥様でした。

わたしは自分から連絡をしたときは、「ご迷惑なんじゃないか」ということがすごく気になるんですが、まあ、今回もそうだったのですが、幸い、弟さんの奥様はとても喜んでくださっていました。

で、送った写真は「初めて見ました」とのことで。

この奥様のご主人は守さんの弟さんなのですがすでに亡くなられていて、、まだ下に昭和１６年生まれの弟さんがいて、県外でお元気にされているとのことでした。
「写真を見たうちの娘（守さんの姪御さん）が『おじさん（１６年生まれ）に似ているね』と言っています」
と。
そちらに写真を複写して送ります、とのことで、返事待ち状態でした。



で、今日、お電話をくださった方が１６年生まれの弟さんだったんです。





「あの写真の子どもはわたしです」

と言われました。


さらに、

「この写真は初めて見ました」

と。

ご実家にはなかったようです。




弟さんの快諾を得たので、写真、全部出しますね。

守さんが長男で、ここに写っている弟さんが四男なんだそうです。


守さん、すごくやさしい表情をしていますよね。
お兄さんの顔なんでしょうね。

当時弟さんは２歳ぐらいですか。







とにかく、よかったです。
７０余年かかったけれど弟さんの手にこの写真が帰って。