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富雄丸山古墳 蛇行剣公開2024年04月04日 10時02分07秒

火曜日は午前中から、奈良県立橿原考古学研究所付属博物館に富雄丸山古墳つくりだし部埋葬施設出土の蛇行剣を見に行ってきました。


洗濯していたら出遅れて、到着したのが10時過ぎになってしまいました。

電車で行ったんですけどね。
博物館の最寄り駅の畝傍御陵前駅でいままで見たことがないぐらいたくさんの人たちが降りて行ったんですよ。しかも、見るからに歴史マニア・考古学マニアっぽい格好の人たちが。

「これはマズいかもしれない(;゚Д゚)」
と思いました。

わたしは畝傍御陵前では降りずにもひとつ先・終点の橿原神宮前駅まで乗っていきました。
そこの駅前のレンタサイクルを借りるためです。
どこに行くときもそうなんですが、特別予定は立てない代わりに、第一案がダメだった時のために二段三段構えです。

この時も、
「行列がえげつなかったら、他をまわろう」
と思って先に自転車を借りてから行きました。


案の定、橿考研はカオス状態(笑)
いちおうわたしはヒトがなるべく写らないように撮っていますからね。

博物館建物周りの駐車場はすでに満車で、職員さんたちが対応にてんやわんやでした。

わたしは自転車だったのですっと入って行列を確認。
「げげえっ!! 最後尾が見えない!!」
入り口から建物の裏のほうに伸びていて、どこまで続いているのか確認できませんでした。

近くで来訪者対応をしていた職員さんにいろいろ状況を聞いてみました。
一日中こんな状態らしく。
ただ、
「夕方は若干空いているかも」
と言われたので、
「そうですか。出直してきます」
といったんそこを離れて明日香に向かいました。




明日香の桜を満喫した後(別に書く予定)、3時半すぎに再び自転車で橿考研に乗りつけました。

敷地内に入ったらすぐに職員さんが、
「自転車はあちらにとめてください」
と案内してくれようとしました。

マ「あ、いや。いま並んだらどれぐらい待ちですか?」
職「1時間半ぐらいですかねー」
蛇行剣にたどり着くのが5時か。
マ「自転車を5時までに返さないといけないですよね」
職「あー(同情のまなざし)」
あきらめるか、と一瞬頭をよぎったのですが、次の瞬間、いいことを思いつきました。
マ「何時までに並んだら入れますか?」
職「4時半です。それまでに並んでもらったら絶対入れます」
マ「わかりました! じゃあ、いったん自転車を返してからもう一度来ます」
職「お店の場所は大丈夫ですか?」
マ「橿原神宮前なんですぐに戻ってこれます」

ダッシュで自転車を返しに行き、歩ける距離だったけど激疲れだったので電車でひと駅戻りました。

戻ってきたときはこんな状態。
博物館入り口から5、6メートルぐらいのところが最後尾でした。

「めっちゃ減ってるやん!」
と思って嬉々として並んだんですが、建物内に入ったらそこにも蛇行行列が続いていて、蛇行剣にたどり着くまで結局1時間かかりました。

ただし、展示室は入室制限していて快適な状態で見られました。

展示ケースの前でヒトの後ろから覗き見ないといけない状態にはならないぐらいの人数。前の人との間隔も適度に取れて。

部屋に入って順路は時計回り。最後の最後に蛇行剣が展示してあるのですが、それまでパネルの解説展示を見ながらまわれます。

ゆっくり進みながら、パネルの解説を。





3時半に戻ってきたとき対応してくれた職員さん、どっかで見たことがある人だなあと思ったんですよ。
知り合いかな?
誰だ?
名前が思い出せない。
どういう知り合いなのかも思い出せない。
と、自転車を返しに行く途中も、電車で戻ってくる途中も、行列に並んでいるときもずっと考えていました。

蛇行剣の部屋の入り口で展示パンフレットをもらったんですが、それを見て思い出しました。

「蛇行剣を研究所に持ち帰ったあと精査していた人や!!」

知っている人と思ったのは勘違いで、「テレビで見た人」ってだけでした。

歳や。ヤバい。実際の知り合いとテレビで見ただけの人の区別もつかなくなってきたorz

いや、その場で気づいていれば何かねぎらいとか感謝のことばでもかけたのに。
漆膜の検出とか、大変な作業だったと思います。
細かな作業のおかげであんな状態の蛇行剣が見れたのでね。








いよいよ蛇行剣に近づいてきて、
「よし、ここからなら撮れそうだ」

ちょっと遠かったけど1枚撮りました。

もう1歩、2歩近づいて、2枚目を撮ったときでした。

シャッター音が鳴らず無音。

「あれ?」

カメラ(スマホ)がフリーズしていましたーーーー!!!!(;゚Д゚)


頭真っ白になってですね(笑)

何を見たかよくわからんような状態で蛇行剣の前を通過していました(笑)(笑)




いまにして思えば、いったん列を離れてから再起動すればよかったと。
たぶん職員さんに怒られるようなことはなかっただろうと思います。
もう展示室内に最後尾の人が入っていたぐらいの時間帯だったので。

どうして再起動しなかった!?orz



こんなとき、「目に焼き付ける」って言うじゃないですか。
動揺していたら何も残っていないんだってばー(*´▽`*)





というわけで、↑これ、貴重な1枚になってしまいました。






火曜日は時間帯によっては2時間待ちとかあったらしいです。
高齢者優待(入館料)とかもあったらしくて、並んでいた中にはけっこう高齢者が多かったです。
幸い、火曜日は寒くも暑くもない気候だったのですが、あれが極寒or猛暑日だったら倒れる人が出ていたんじゃないか。
外で長時間待たせるなら、整理券制にして待ち時間はだだっぴろい常設展示でも見せてくれればいいのに、と思いました。

昨日のツイッターを見たら整理券画像を出している人がいたので少しは改善されたと思いたい。

いや、ホント、
「みんなそんなに蛇行剣見たい!?」
と思いながらわたしも並んじゃったんですが(笑)





え?
蛇行剣の感想ですか?
長いとは思いましたが、思ったより薄っぺらく感じました。
あと、把頭の漆膜の部分、実見したときはよく見えなかったけど、あとでパンフを見たら直弧文が入っているのかな(スキャンして拡大してやっと見えた(笑))。
直弧文の専門家が見たら、またいろいろとおもしろいことがわかりそうですね。期待期待。

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