九度山 ― 2019年02月19日 08時11分59秒
昔から忍者好きで、真田も好きでした。
子どものころは太川陽介と川崎麻世コンビの佐助を見ていました。
あの、やたら地面が爆発するやつ(笑)
池波正太郎の『真田太平記』をみて、別所温泉にも行きました。
25年ぐらい前の話ですが、わたしの印鑑入れはいまだにあのとき買った上田紬です。
こんなわたしにとって、九度山はいわば聖地。
行きたい行きたいと思いつつ、行けていませんでした。
日曜日、とうとう念願かなって九度山に行って来ました!!

町内を流れる、紀の川支流・丹生川。
地名に「山」とつくので、もっと山の中かと思っていたら意外と低地でした(^^;)
目的地は車が入れない場所だったので、メインストリート沿いの無料駐車場に車を入れました。
目的地は善名称院、別名・真田庵・・・・。
なのですが、おなかが空いたので先に腹ごしらえ。
幸村庵、お蕎麦屋さんです。



だしが茶色くて、パパは「味も関東風」って言っていました。
江戸っ子(江東区出身)が言うんだからそうなんでしょう。


ここでおそばを食べているときに突然、あの声が脳裏によみがえりました。
そう、あの外国人の声です。
去年の11月、高野山を訪れたとき、こんなことがありました。
観光センターの前で旅の外国人男性に声をかけられました。
いきなり、
「サナダワン!!」
って呼びかけられたんですよ。
「はあ?」
ってなりました。
そしたら、だーめだ、こりゃ、って顔をして立ち去りました。
ずっと、「真田椀?」なんのこっちゃ、「真田、(ナンバー)1!!」←真田ファンの外人・・・・だったのかな、と思ったのですが、そばを食べていて、突然ひらめいたのです。
もしかして、あの外人、真田庵のことを聞きたかったのでは!?
「サナダワン」と言ったのではなく、「サナダアン」と言ったのでは?
とはたと気づいたのでした。
遅いって(´・ω・`)
三ヶ月前だぜ?(´・ω・`)
いや、しかしね、あのとき気づいても、あの場で真田庵への行き方は説明できんかったね、ゴメンね。誰か理解して教えてくれたかな?

ハイ、真田庵です。


地元のおじいさんが説明してくださったんですが、いまは尼寺なんだそうです。
わたしたちが行ったときはお寺の人は見かけませんでした。
説明してくれた地元のおじいさんと、門のところでグッズを売っていた人と・・・・あと参拝客がちらほら。
お守りなどの授与所はありましたが、代金はお賽銭箱に入れてください、って形式でした。
御朱印もできませんと張り紙が貼ってありました。




与謝蕪村の句碑。
地元のおじいさんたちは子どものころから真田家の逸話を聞きながら育ったそうですよ。
わたしなんかにとっては、テレビドラマ、小説、映画の世界の人ですが、地元の人にとってはもっと身近な存在なのですね。
たしかに、墓所や屋敷跡など、そういう場所を訪れると、その人が存在していたって感じることができます。


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