ひねもすのたりのたりのたり

あまり情報番組は見ないんですが。

今朝、洗濯物を干しながら見ていた番組で、日大アメフト部の問題を取り上げていました。

現時点で、被害者の選手に重篤な後遺症は残らないようだということでひとまずほっとしています。

やはり子供が運動をしている親としては、怪我が一番の心配です。
うちは水泳なので、基本的に他の選手との接触による怪我というのはまずありません。
あるとしたら、同じチームの選手、たとえば練習中に不注意により接触する場合はあります。
一昨年でしたか、春海が背泳ぎのスタート練習をしているレーンに、途中からコースロープをくぐって入ってきた子がいて、スタート直後にその子に激突、頭部CTを撮る羽目になってしまいました。どちらにも怪我がなくてよかったですが。
あと、ふだんの練習ではコースロープが張られたレーンを双方向から泳いでいますので、すれ違いのときに手が当たった、みたいな接触はあるようです。ただ、わざとやるということはないようですし、当たったら、あとで「すいませんでした」みたいな感じで終わらせているようです。
心配なのはあとは飛び込みですかね。
たまにニュースで、プールの底に激突して、首や頭部に重傷を負ったり、最悪死亡事故に至る・・・・と報道していることもあるので、最初の頃は心配でした。
何度か春海の飛び込みを見ているうちに、とても底に届きそうな勢いでは飛び込んでいないということがわかったので、最近はあまり心配していません。

それでもやはり、泳ぎ終わって正式なタイムが出るまでは、「泳法違反はなかっただろうか」と心配です。

そして、正式タイムが表示されてやっと、ホッとします。
一番いいのはベスト更新していることですが、たとえベスト更新していなくても、ふだん、ほぼ毎日、勉強する時間を犠牲にして（？）練習に打ち込んでいることの結果を残せたと、ホッとします。




今朝、情報番組で小耳にはさんだのですが。

反則をした選手の母親が当日、スタンドで観戦していた、と。

たぶん、何日か前、あるいは前日かに、

「お母さん、〇日の試合、でるよ」

と連絡をもらい、張り切ってスタンドに観戦に来られたんだと思うんですよね。

あれだけ大所帯のチームですから、必ず試合に出られるものでもないでしょう。

でると聞いて、お母さん、喜んで駆けつけたと思うんですよね。

で、試合開始早々見せられたのがあの反則。

親って、試合とかわりとどうでもよくて、自分の子どもばっか見ているところがあります。

わたしも、他の子がレースを泳いでても、スタンドで応援している春海や、召集所で待機している春海、泳ぎ終わって引き上げていく春海ばっかり見ています。

そんなもんですよ。

お母さんも、たとえ自分の息子がボールと関係ないところにいても、目で追っていたのではないのかなと想像します。

あの瞬間を目の前で見ちゃったんではないかと。


関学の会見からすると、この選手、別に反則行為の常習者ではないみたいですよね。

お母さん、びっくりしちゃったんじゃないかな。

いままでも息子の試合は見ているでしょう。今日に限ってどうしてこんなことをするのか。

しかも立て続けに３つもやって、ほんの数分で退場でしょう？

スタンドのお母さん、どんな気持ちですか。

息子はお母さんにそんなプレーを見せるために呼んだのか。

情報番組では「試合後、お母さん、泣いていた」と報道していました。


たぶん、お母さんも試合を見て、どうして息子がこの試合に出場させてもらえたのか、”息子に与えられた役割”を悟ったのではないでしょうか。
実力を認められて出してもらえたのではない、と。
めちゃくちゃ悔しかったと思います。
あんなことのために子どもにスポーツをさせている親はいません。
自分の子どもをあんなことに使われ、親はそれを目の前で見せられ、どんな気分になりますか。
おまけにただの反則ではなく、相手に怪我までさせていますから。


今日の関学の会見内容から、日大アメフト部の幹部（大学？）は「選手個人の問題」ということで処理しようとしているみたいですね。

やった選手本人の気持ちはわかりませんが、監督やコーチ、大学を信頼して子供を預けている親としてはこれ以上ない悲しい気持ちになったんじゃないかと思いました。