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【西澤廣義の肉声】22010年01月15日 09時04分00秒

坂井さんが書かれた大空のサムライシリーズは、西澤さんの人柄のおもしろさをあますところなく伝えている手記の一つに挙げてよいでしょう。

あれは分量が多いのでちょっと後回しにして、伊沢泰助「同期生エース西沢の風貌」(七期雄飛会『予科練の翼』光人社)の中に引用されている坂井三郎「西沢広義中尉の面目」から。
これは坂井さんが昭和63年1月1日の「雄飛」に寄せた手記だそうです。
これまた西澤さんの人柄をよく伝えていると思われるエピソードです。

『ある日の出撃の朝、西沢が私に言った。
「今日、空戦が暇だったら、新しく出て来たらしい敵戦闘機の、格闘戦性能を試して見ようと思います!」
不敵にもこう言いはなった西沢は、その一時間後、ポートモレスビー上空の私の眼の前で、P39戦闘機一機を捕らえ、高度四○○○メートルで水平戦闘に引き込んだ。空戦は、お互いに操縦桿を引き合う互角の垂直旋回戦闘に見えたが、一気に追尾に入り仕止める技を持つ西沢はそれをせず、相手の動きより少し小回りする操縦で、相手の手の内を見ることにした。連続する垂直旋回でじれてきた相手は、無理に西沢機を追尾しようとしたが西沢の次の動きに気づかず、追尾しようとした瞬間、失速状態におちいり、あっという間にスピンに入って急速に落下をはじめた。西沢はすかさず、スピンで落下する敵機のまわりを急旋回しながら、相手の立ち直るのを待つ態勢に入った。やがてスピン状態から立ち直った敵機は目前の西沢に気づき、健気にも再度の格闘戦を挑んできたが、またも西沢に軽くあしらわれて再度のスピンに入ってしまった。敵機は漸くにして必死の立ち直り操作に入ったが、それも空しく西沢の一撃で落ちて行った。実戦で、敵機を手玉にとって見せた西沢に、一瞬、私は舌を巻いた。
基地に帰ってから西沢は、
「今日の空戦はあと味が悪い!」
と、誰にともなく呟いた』

この話、一見すると西澤さんの高い空戦技倆を誉め称えているようにも取れますが、そうではないのです。
実はこの直前に、西澤さんの見張り能力の高さの話が紹介されていて、自分(坂井さん)や西澤さんが敵を先に発見したときは、「据物斬りのように」相手を仕止めることを得意とした―という文章の続きに、この嬲り殺しのような戦闘の話が出てくるのです。

戦闘機の戦いにおいて、格闘戦は下の下だとどこかで読んだことがありますが、西澤さんは新登場機種の性能を見るためにあえてやらなくてもいい格闘戦をしかけ、相手を嬲り殺しにしてしまったことに心を痛めていた・・・・というエピソードだろうな、とママは解釈しています。みなさんも、そう思いますよね!

最後のつぶやきに、西澤さんの人間味を垣間見た気がして、ママはちょっとホッとするエピソードです。
最後のセリフが、
「へっ、ちょろいもんだったぜ」
だったら、西澤さんは・・・・(・_・ )ノ""    ゜ ポイッ

西澤廣義1飛曹

坂井さんは同じ手記で西澤さんのことをどう言っているかというと、
『はじめて見る西沢は頑健には見えないが、背が高く、顔青白く、口数の少ない下士官で、はじめの頃は私との折り合いはあまりうまくいかなかったと記憶している』

敵地上空で編隊宙返りしたときの話も回想されています。
「先任、今日は満足! もういつ死んでもいい!」
そう言って笑いこける西沢も、一人の青年であった』

笑いこけながら「いつ死んでもいい!」なんて言う西澤さん、イメージじゃないですよねー(-_-)
よほど胸がスカッとしたのでしょうか。

『認められる人間西沢の性格は、孤独型で協調性に乏しく、口数少なく強情で狷介な一面があり、上官に対しても一言チクリ型で、どう見ても一般に好かれるタイプではなかった。マラリアも持っていたし、常に顔面は蒼白で内臓に故障があった。私も彼と共通の悪い性格の一面があると自認するものであるが、腹を割って話し合うまでには時間を要する人間だった』
『軍務をはなれての隊外の行動においても、実に迷いの多い人物といわれている』

坂井さん、けなしすぎ!(-.-#)
どう見ても一般に好かれるタイプではなかったとか(-_-)
まっ、そこが西澤さんの魅力なんですけどね!

考えてみてください。
いつもみんなの輪の中心、協調性があって、ニコニコさん、人柄のよい西澤さんって、気持ち悪くないですか?
やっぱ、こうでなくっちゃね!

軍務をはなれての隊外の行動・・・・謎のことばだ・・・・。
西澤さんは何を迷っていたのでしょう??
髪型かな?

いやいや・・・・女性問題??(゜_゜)



トイレのエチケットか、はたまた迷惑行為か?2010年01月15日 21時58分43秒

春海のしわざ
昨日の夜、春海が寝たあとでトイレに入ったら、トイレットペーパーがこんなふうに折り曲げられていました。

最近、春海、学校で覚えてきたらしく、家のトイレットペーパーを三角に折り曲げています。

春海は、「次に使う人のためのエチケット」みたいに教わって、喜んで実践しているわけですが、ママはこれ、やりません。

公衆トイレで紙が三角に折られていると、気持ち悪いんですよ(+_+)
自分がこれから使うはずのトイレットペーパーを、どこの誰かもわからない人が触ったと思うと、気持ち悪いんです。

お友だちの家に行ったときに折られている分には、自分も使用後は折って出てきますが、公衆トイレではまずやりません。次の人が気持ち悪がるかどうかは別にして、自分が「次の人が使うはずのトイレットペーパーを触るのが嫌」だから。

春海が家の紙を折るのはまあ、気持ち悪くはないですが。どうせやるならもっときれいに折っておけよー(-_-)

もひとつあって。

うちのパパ、トイレを使ったあと、絶対に便座の蓋を閉じて出てきます。
これも迷惑です。
次に使うとき、便座の蓋を開けるためにそこに触らないといけないから。

できたら、トイレの中の物は必要最小限以外、触りたくないんですよねー。

春海もママも便座の蓋は開けっ放し派ですが、パパだけが閉めるんです。迷惑だー。

ところで、うちの実家、トイレの操作が自動式です。
トイレに入ったらセンサーが感知してバタンと勝手に便座の蓋が開きます。
しーーーーーーーっと、おしっこをして立ち上がると、またまたセンサーが感知して勝手に水が流れます。
たしか、最後は蓋まで閉まるようになっていました。

これ、便利でいいなあ、と思う反面、これが習慣付いて、外のトイレで流すのを忘れないかとても心配です。

我が家は洗面所やトイレが人感センサーで照明がつきますが、同じマンションのお友だちの家の洗面所やトイレを借りるとき、まず「照明をつける」という考えが全く浮かばないのです。暗い中で、
「なんで照明、つかんのや?」
ときょろきょろして、一瞬間をおいて、スイッチのことが頭に浮かびます。

照明ぐらいならいいですが、外のトイレで水を流さずに出たら、ちょっと洒落にならないですよね~