秋篠寺 ― 2024年09月26日 22時21分49秒
今日は西大寺に買い物に行きました。
買い物する前にランチをしたのですが、周辺に「↑秋篠寺」と看板が出ていたので、
「近いのかな?」
と思って、食後に歩いて秋篠寺を探しました。
”探した”?
どういうこと?
と思われるかもしれません。
スマホ持っているんだから地図開いたらええやろ、って。
じつはいま、今月の通信容量が残り100Мを切っていて、Wi-Fiのないところでは4Gをオフにしているのです。
そうなるとスマホはただのデジカメに(笑)
地図も開けないので、嗅覚だけを頼りに、
「たぶん、方角的にはこっちのはず」
と30年前の記憶を頼りに秋篠寺を探しました。
途中で奈良交通のバス停を発見したので、路線図を見てみたところ、次のバス停が秋篠寺でした。
よかった。方角はあっていた。
秋篠寺に無事到着。
まったく参拝者の方々もいなくてですね。
「入ってよかったのかしら?(^_^;)」
と心配になるほど。
上の写真の脇道を右に入ったら、ようやく受付が見えました。
そこから先が拝観料500円が必要。
本堂。
本堂内は撮影禁止。
ご本尊(薬師如来)や十二神将など。
ほかに参拝者もいなかったので、しばらくここに座っていました。
本堂脇の石仏。
大元堂。
秘仏・大元帥明王をお祀りしているそうです。
苔の林に歌碑があったので、帰ってきて調べたら、吉野秀雄さんという方の歌碑らしいです。
あまりししなきししおきのたをやかにみ面もみ腰もただうつつなし 秋篠伎芸天 秀雄
伎芸天は、ご本尊の左にありました。
くねっと。
行きは東門から入ったのですが、帰りは南門から出ようと歩いていたら、左手の竹林手前にこんもりと何やらありました。
近寄ってみたら、丸い平たい石がいくつか置いてありました。
置いてありました、というか、これ、東塔の礎石らしいです。
わたし、発掘調査で礎石って掘ったことないんですよね。見たときに何かわからず、帰宅後に調べて「東塔の礎石やて!」って知ったのでした(笑)
南門。
レンタサイクルが置いてありますね。
わたしと入れ違いでお二人、本堂に入ってこられた方がいたので、その人たちのかも。
西大寺からの距離を考えたら、自転車が正解だったかも。
30年前はわたしはNBKで一緒にバイトしていた人(英語ペラペラ)と、イギリス人の青年?とレンタサイクルを借りてここに来ているんですよ。何も覚えていないです(ノД`)・゜・。 たぶん、話に加われなかったんでしょうね(笑)
南門の横には八所御霊神社という神社。
秋篠寺や八所御霊神社のあるあたりはちょっと土地が高くなっているんですね。
秋篠川を挟んだ東側には五社神(ごさし)古墳(神功皇后陵)がある丘陵があります。
ここも古墳があってもおかしくないような丘陵でした。
そういえば秋篠寺の西側から銅鐸が出土しているんですよね。
外縁付鈕式とか扁平鈕式という、ちょっと古い銅鐸。巨大化する前の、いわゆる聞く銅鐸です。
なんかそういう、信仰の対象になりそうな土地なんでしょうね。
帰りもブラブラ歩いて。
ただ、行きとは違うルートで。
行きは近鉄京都線の線路沿いに北上したのですが、帰りは秋篠川沿いに下りました。
佐紀高塚古墳の前を通って奈良ファミリーに。
歩き始めは「今日は涼しい」と思って歩き始めたんですが、歩き回っているうちにけっこう暑くなって、めっちゃ喉が渇いたのでデパ地下でミックスジュース。
結局30℃は越えてしまっていたようで。