段ノ塚古墳 赤坂天王山古墳 ― 2023年07月09日 11時44分36秒
ブログを見返したら、電動自転車旅に関して、桜井茶臼山古墳とメスリ山古墳を書いたことで燃え尽き症候群、抜け殻状態になってしまっていて続きを書いていませんでした。
あれは6月9日のことで、桜井茶臼山古墳を訪れたあとは本当ならさらに山奥の段ノ塚古墳(舒明天皇陵)と赤坂天王山古墳(崇峻天皇陵?)まで行くつもりでいたのですが、それまでに迷いまくってバッテリーを消耗しすぎたので2古墳は断念して後日やりなおすということにしました。
6月16日(金)。
天気がよくて暑かったです。
今回は田原本スタート。
橿原神宮前スタートにしなかったのは、あそこから忍阪(段ノ塚古墳や赤坂天王山古墳のある地域)に接近しようとしたら「丘を一つ越えないといけないな、またバッテリーを消耗してしまうな」と思ったので、平坦地だけで接近できる田原本→忍阪ルートを選択しました。
いつものようになるべく国道・幹線道路を避けつつ桜井に接近。


途中、三輪山のふもとは大和川沿いをのんびり走りました。
バッテリー節約のためずっとオフにして走って来たので1時間ほどで疲れ果て、さっそく休憩(笑)

大きな歩道完備の幹線道路を走っていたらおしゃれなカフェを発見しちゃったんです(・∀・)
カフェドアルボール。

水分補給だけにしておけばよいものを、

モーニング頼んじゃう人(本日2度目)。
復活したので出発。



道端の紫陽花もきれいに咲いていました。

踏切に引っかかったのでとりあえず撮る見慣れた近鉄電車(笑)
大阪線という普段使わない線なので。
この辺もまだ電源オフで走っております。
忍阪の入り口から上り坂になっているのでそこでオンにしました。

忍阪の紫陽花。
ここら辺は道が狭いので自転車さまさま、

段ノ塚古墳です。
宮内庁により舒明天皇陵に治定されていますが研究者間でも舒明天皇陵でよいのではないかという意見のようです。
舒明天皇というのは、今回の終末期古墳めぐりの最初の古墳、牽牛子塚古墳の真の被葬者と言われている斉明天皇の旦那さんです。
ここは母・田村皇女との合葬ぼらしいです。
合葬は血縁と、夫婦は別墓、基本通り。

拝所。

拝所前から開けた方を望む。
終末期古墳てこんな感じですよね。
当時は樹木も少なくてもっと見通しよかったんだろうか?
わたしが見ている方角、山(丘?)の先は明日香です。
天皇陵の八角形墳は舒明天皇陵からと言われています。
説明文に「高御座」(たかみくら)が出てきますが、これです↓

大極殿の高御座。八角形です。
あの暑い中、わざわざ大極殿まで行って高御座の写真を撮って来たのは八角形墳の話からつながるだろうと思ってのことでした(^^;)

舒明天皇陵のさらに奥にまだお墓があるということだったので行ってみることにしました。

なかなかの風情です。
ふだんならちょっと躊躇する道ですが、舒明天皇陵で整備?お手入れの作業員の人たちがいたので、何かあったら叫べば助けに来てくれるだろうと思って入って行きました。

せせらぎの中に歌碑。

なんとものどかな風景ですが、ここまで来るとちょっと野生動物が心配に。
柵のところが鏡王女の墓所だったので何とかそこまでは行きました。

近くに大伴皇女の墓所もあったようですが、コワくなって引き返してしまいました。
今度同伴者を募って行ってみようと思います(秋以降かな)。
ふたたび自転車にまたがって、次は赤坂天王山古墳を目ざします。

幹線道路を避けたらこんな道に!(;・∀・)

動物よけの柵ですよ、これ。
「マジかよっ!?」
わたし、子どもの頃に父親の鉄砲撃ちに連れて行かれて、ベースキャンプの家でイノシシの牙で体を裂かれたわんこを見たことがあるので、イノシシがめっちゃコワいんですよ。遭遇したら気絶するかも、ってぐらい。
いままでも明日香とか奥大和とか雪野山麓でイノシシの痕跡(足跡)を見たことがあったけど、ヒトが一緒だったのでまあ何とか耐えましたが、今回は一人。
イノシシに遭遇したら死ぬな、と覚悟しました。
いや、死んでもいいから古墳見たいってのはないんです。
命を懸けて見学するものではない。

赤坂天王山古墳。
古墳は大きな舗装通り沿いだったのですが。


まむしとかイノシシとかシカとか、看板にめっちゃ脅かされてですね!( ;∀;)
「(ヾノ・∀・`)ムリムリ」
って、入らずに帰ってきちゃいました。
ネットで調べた感じでは石室が見れそうだったんですが。
まむしもイノシシも下手したら命落としますからね。
最近はスズメバチもコワいし。
一人で遭難したら助かるものも助からないかもしれないし。
帰って来て報告書見て、見学した気になったところで赤坂天王山古墳終わり。
長谷寺があぢさゐ回廊(7月9日まで)をやっているということだったので長谷寺に向かいます。
忍阪から麓におりてきたら「長谷寺6キロ」の看板が。
「そんなにあるんか!?」
とおののきましたが、走ってみたら意外と近かったです。

再び近鉄大阪線を越え(南→北)、

大和川を越え、
長谷寺へ。
つづく。
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