金井昇1飛曹って、じつは・・・・ ― 2022年04月29日 19時35分56秒
たいへん申し訳ないことです。
わたしは金井さんのある事実に関して、ウソの情報を流していました。
いや、わたしじゃない。金沢さんが、
「金井上飛曹は特修科爆撃同期生中、爆撃技術成績は断然優秀であるばかりでなく、作業の余暇には、読経三昧にふけり、酒杯を手にせず、大言壮語することもなかった」(金沢秀利『空母雷撃隊』光人社NF文庫)
と書いていたので、
「金井さん、お酒飲まない!」
とここに書いちゃっていました。 ←言い訳(金沢さん、<(_ _)>)
Oさんから情報提供がありました。
金井さん、フツーにお酒飲む人でした!w( ̄▽ ̄;)w
しかも、「お付き合いで少々」じゃなくて、「けっこうお酒好き?(^^;)」って感じですよ?、金沢さん。
金沢さん証言の「酒杯を手にせず」ですが、わたし思うに、たぶんこれは、翌日作業がある日は、とか、金沢さんの見ているところでは、とか、そういう限定的な話だったのでしょう。
仕事に影響が出るような飲み方をする人ではない、それはたしかです。が、そうでなければフツーにお酒を飲んでいるみたいです。
というわけで、謝罪して訂正したいと思います。
蒼龍艦攻隊12分隊の鹿屋翠光園での宴会の金井さん。
「たぶんしらふで上機嫌」と書いたことを取り消したいと思います。
→CP「酒を飲んで上機嫌な金井1飛曹」。
ところで。
金井さんに肩を抱かれているおふたり、どなたかわかりましたよ。
右側の下士官。
佐藤寿雄1飛曹(操26)でした。
真珠湾攻撃のときは雷撃隊の方。
19年10月17日 K406 台湾沖
先に飛曹長時代の佐藤さんの写真を見ていたのですが、そのときはわかりませんでした。Kさんから若いときの画像を見せていただき、やっと佐藤さんだと気づきました。
それもね、わたしが「佐藤さん照合中」ってKさんに話したわけじゃありません。イラストレーターの画面に、宴会の金井さん右の人と飛曹長の佐藤さんを貼り付けて、片方を半透過にして角度や大きさを合わせて照合作業中だったんです。
「目元がよくわからんなあ・・・・」
そこにKさんから佐藤さんの若い頃の顔全体がよくわかる画像が・・・・。
「なんでっ!?(゚Д゚;)」と思いました。
左側の兵の人(ジョンベラ)。
小紙彰正1飛(偵50)。
小紙さんにとって金井さんは偵練の大先輩。金井さんは「海軍の至宝」と言われた爆撃の神様ですから憧れの大先輩だったろうと思います。若干、緊張気味にも見えますが、小紙さんが金井さんの右手をぎゅっとつかんでいるのが印象的です。
金井さんと同じく真珠湾攻撃の帰途12月22日のウェーク島攻撃で戦死した小紙さん。
島田清守さんが12月26日の日記に、
『午后ハ小紙一飛ノ遺品清(整)理ヲシタ。如何ナル小サナ物モ遺族ノ方々ガ見タラト思ッテ整理シタ。』
と書いています。
小紙さんは島田さんと同じ13年入隊で、同年兵ということになります。そういう事情で島田さんが遺品整理をしたんですね。きっと佐々木さんも一緒にしたんだろうなと思います。
島田さんは乙9期生です。
9期生って、めずらしく(といっていいのかどうか)予科練・飛練中の殉職者を出していません。
島田さん、16年10月末に飛練を卒業して蒼龍に着任。それからひと月ちょっとで真珠湾。真珠湾攻撃で蒼龍は艦爆隊と戦闘機隊で戦死者を出しましたが、艦攻隊は全員無事でした。
そして、ウェーク島攻撃――。
小紙さんの遺品整理をしたことは島田さんにとって初めての体験で、一緒に寝起きしていた仲間を失ったことは衝撃的だったのではないかと思います。
※画像は9期生ご遺族ご提供
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