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弥生文化博物館 北陸の弥生世界 ―わざとこころ―2019年11月10日 08時05分19秒

昨日は大阪の弥生文化博物館に行ってきました。



いま特別展開催中です。
今年度の弥生博は「日本海」ブームきていますね(笑)
前回の特展も鳥取県の青谷上寺地遺跡中心でした。
今回は石川県小松市の八日市地方遺跡(ようかいちじかたいせき)中心の展示で。
木製品がたくさん出土したことで知られています。

中でも柄付きやりがんなの完形品。

これは復元品ではありません。
このまま出てきたんです。ネットで検索してもらったら出土時の状況も画像が出ているのでぜひ見てください。
木製柄に装着された状態のやりがんなって他にあるのかな?
これはレアですよ~

木製品だけでなく、土器も、鉄器も、玉も並んでいました。


装飾壺

絵画土器(シカ)
奈良っぽい(笑)
「シカ=奈良(公園)」という現代的イメージで言っているのではなく、弥生時代の絵画土器って奈良の唐古・鍵、清水風遺跡からの出土品が多いので、絵画土器を見ると「奈良っぽい」と思ってしまうのです。


展示見学のあとは館長の講演会を拝聴しました。
だいたいこういう講演会って講演後に聴講者からの質問を受け付けるんですが、今回もありました、質問コーナー。

2人目の人が、
「どうして八日市地方遺跡に他地域のモノが集まっているのか? 何が魅力だったのか?」
みたいなことを質問されました。

館長、自分で答えず会場のある聴講者にそのまま振りました。

なんと!
わたしの前に座っている白袖の男性(画像右端)、石川県の方で、あのやりがんなを発掘された当人だったのです!
ビックリしました。

石川県の人のところにマイクが回ってきて、懇切丁寧に説明してくださいました。聴講者なのに(笑)

八日市地方遺跡は玉の一大生産地だったらしく、おそらくそれが交易の中心になっていただろうということをお話ししてくださいました。

館長の話もおもしろかったけど(!)、発掘された当事者の方のお話をなまで聞けるとは!!
たいへん貴重なお話を聞けました。






結局5時までいたので、帰りはこんな状態に(笑)↓
弥生博に隣接する池上曽根遺跡の夕景。
復元された大型独立棟持柱建物。

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