ひねもすのたりのたりのたり

羽藤さんのアルバムにあった１枚。

一連の辻堂演習らしき写真の最後に貼られていた１枚です。
羽藤さん手書きの説明はついていませんでした。

演習を終えた予科練生たちが橋を渡っている光景・・・・？

演習写真はスルーしたママですが、お顔が写っていそうな写真には飛びつきます。
「誰か写っていないかな！？」
と、目を皿のようにして探したのですが、さすがにこの写真では見つけることはできませんでした。

が。
ママが「お顔」の次に惹かれるモノが写っていました(^o^)

「文字」！！

橋の向こう、左側に看板みたいなのが立っているのわかります？

拡大したら、文字が読めそうでした。

「それーー！　拡大攻撃っ！！」

たぶん、「縣営鵠沼プール」って書いてあります。

「くげぬま」というのは、神奈川県藤沢市。
西に行けば辻堂、東側は鎌倉・・・・って説明したらよいでしょうか。


「鵠沼プール」、調べました。と言っても、ウィキペディアですが。

『東京オリンピック (１９４０年)（開催せず）を見越して、１９３７年（昭和１２年）８月１８日に、同地で神奈川県立鵠沼プール建設工事が竣工され、１９３８年（昭和１３年）７月に県立鵠沼プール（管理は藤沢町に委託）が開業する。

後に藤沢町へ払い下げられ、１９３９年（昭和１４年）７月２日に町営鵠沼プールとなり、１９４０年（昭和１５年）１０月１日に、市制施行により市営鵠沼プールとなる。

１９６１年（昭和３６年）４月１日に、同地が藤沢市立鵠沼海浜公園となる。

小田急電鉄が経営を引き継ぎ、全面改良して１９６１年７月２０日に鵠沼プールガーデンがオープン。２基のウォータースライダー、全長１３５mのウォータープール、競泳用、幼児用、約３０００m²の変形プールなどがあった。


しかし、辻堂海浜公園や公立プールなどが整備されたことに加え、レジャーの変化などから入場者数は減り、施設老朽化も進んだことから２０００年（平成１２年）９月３日に営業を終え、６２年の歴史に幕を閉じた。

閉鎖後は藤沢市に土地の使用権が戻り、２００１年（平成１３年）７月２０日から、鵠沼海浜公園スケートパークとして暫定利用している』（一部省略）



役所が怠慢で看板を放置していない限り、「縣営鵠沼プール」の看板が立っている期間は１３年７月～１４年７月までの約１年に限定できるようです。
ママはまだ９期の辻堂演習の日程を把握できていませんが、まあ、↑この期間内ってことで(^_^;)

教員・教官たちが一種だし、影の様子からも、冬期かなあ？という気がしています。
でも、厳寒期ではないでしょう。予科練生は薄着に見えます。


鵠沼プールの跡地は、「鵠沼海浜公園」で地図検索できます。
桜川・銭亀橋と同じように、貼り方がわからないので、興味のある方はどうぞ。

鵠沼プール（鵠沼海浜公園）は辻堂から横須賀に帰る道筋にあります。
現在、横を国道１３４が通り、横を流れる引地川には鵠沼橋がかかっています。

どうやら、予科練生たちが渡っているこの橋は前の代の「鵠沼橋」のようです。
辻堂から帰ってくる予科練生たちを、東詰側から撮影していると思われます。
（検索したら、鵠沼橋の古写真がありました。まさに、予科練生たちが渡っているこの橋！）



鵠沼橋の写真は、松本さん所有の写真の中にもありました（武田さんご提供）。