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堀教員2008年12月30日 17時24分55秒

1こ前に、西澤さんの練習航空隊教官時代のことをちょっと書きましたが、不親切だったので、説明を加えておきます。

海軍では、飛行機の乗り方を教える立場の人を、階級によって呼び方を変えていました。
准士官以上(飛曹長、少尉、中尉、大尉・・・・)は「教官」と呼びます。
下士官の場合、「教員」です。

逆に、教えられる立場の人も名称が違います。
兵学校出身や予備学生出身の少尉や中尉は「学生」と言います。
予科練出身の人たち(まだ「兵」かな?)は「練習生」です。
(↑合ってますよね?)

西澤さんの場合、時期から察して、准士官である飛曹長に進級後に、大分で教えていたようなので、「西澤教官」ということです。

ホリブンは大村、三亜、高雄、と練習航空隊を渡り歩いたようですが、その間、おそらく2(1)飛曹~上飛曹までの下士官時代なので「堀教員」です。
ホリブンが高雄で教えていたのは13期予備学生ではないかと思います。高雄時代の同僚が、ホリブンのことを「学生分隊の先任教員」と書いていることから察してですが。
ですから、ホリブンは上飛曹でありながら、少尉(?)に操縦を教えていたことになります。
もちろん、学生ができないからと言って、
「飛行機に乗るなんざ3年はええんだよっ! 出直してこいっ!!」
なんて言えるはずがありません。
もし、学生がミスをしても、
「非常に言いにくいのですが、そこはそういう操縦をされたら危ないですよ(^_^;)」
みたいな感じだったのでは、とママは妄想します。

でも、飛行機の操縦は命がけなので、いくらやさしい堀教員でも、やってはいけないことをしたときはもっと厳しく叱責していたのかなあ?
いかん、いかん、また妄想に突入しそうだった・・・・(-_-)

ちなみに、このホリブンの同僚の人ですが、もちろん、この人も高雄で教員をされていたわけですが(練習生分隊)、実戦部隊に配属されてから、おそろしく着陸が下手な部下がいたので、
「おまえ、そんな着陸、誰に教わったんじゃ!!」
と叱りつけたところ、その部下に、
「あなたに教わりました」
と言い返されてしまったそうです(笑)。
ネタかな?と思えるぐらいおかしな話です。

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