TBSドキュメンタリー映画祭2025『巨大蛇行剣と謎の4世紀』 ― 2025年03月06日 22時40分57秒
全国6都市で上映されます。
そのうち大阪(テアトル梅田)・京都(UPLINK京都)は3月28日からだそうです。
これ、奈良市教育委員会による奈良県奈良市富雄丸山古墳発掘調査、さらにその後の奈良県立橿原考古学研究所における保存処理作業の密着ドキュメンタリーなんですが、奈良での上映がありません(;゚Д゚)なんですと!?
が!
今日、奈良市で関係者試写会がありました。
わたしは関係者でも何でもないですが、映画見たさに潜入してきました!
というのは冗談で、招待された人が所用で行けなかったので、
「ママさん、どう?」
と、主催者さんにわたしの席を頼んでくださったのです。
というわけで、一足お先に見てきました!(*´▽`*)

早く着きすぎちゃって、ふらっとカフェに入ってぜんざいをすするいつもの光景。
いやー、奈良に行った時間が中途半端だったのです。
映画の上映時間には早すぎたし、かといってそこらへんを観光するほどの時間はなかったし。
こうするよりほかは・・・・(言い訳)
映画の内容はネタバレになったらいけないので書きませんが。
といっても、もともと報道特集で放映している内容も含まれていたので、そんなに「極秘」みたいな内容ではありません。
中には初めて目にする動画もあったかな。
何ヶ所か声が出るぐらいビックリしたシーンがありました。
①30数年前に現場でお世話になっていた人が突然スクリーンにあらわれビックリ仰天!(゚Д゚;)
これ、顔を見てもわからなかったんですよ(^_^;)
字幕で名前が出てはじめて、
「え!? ○○さんっ!?」
ってわかりました。
よく見たら面影が。
もっとびっくりしたのは、そのシーン、わたしがひと月ほど前に初訪問した施設での撮影だったのです。
「え!? ○○さん、あそこにいてはったん!?(゚Д゚;)」
知っていたら事務所で声をかけたのに!
②めっちゃいつも見ている某古墳の前方部に方形壇が!(゚Д゚;)
これ、ちょっと前に判明していて報道もあったようなのですが、わたしはまったく知りませんでした。
大スクリーンに古墳のレーザー測量画像がバーンと出て、
「ふぁっ!? な、なんだー、あれは!?(゚Д゚;)」
となりました。

映画上映のあとは仲川げん奈良市長が登場したり、山崎直史監督、橿考研の奥山誠義氏、奈良市教委の村瀬陸氏のトークセッションがあったり、試写会ならではの興味深い企画も用意されていました。
こんな大勢の前であんなにすらすらとしゃべれるもんだなと感心していたら、あらかじめ「こんな話題で」という話はしてあったそうです(^_^;)
蛇行剣とは関係ない感想で申し訳ないのですが、わたしたちが学生のころとは隔世の感というか。
マスコミとの付き合い方です。
わたしが学生の頃には、調査にマスコミが密着するってなかったんじゃないかと思います。
逆に、記者発表まで厳重にかん口令が敷かれていました。
貴重な遺物が出土したある前期古墳の調査の写真撮影時に、マスコミのヘリが上空を飛び回ったことがありました。たまたまだったのか、写真撮影をしているのを知っていて来たのかはわかりません。
わたしはレフ板を持って撮影のお手伝いをしていたのですが、ヘリが接近して来たら、
「隠せ!」
と号令がかかり、撮影中の遺物を撮られないようにレフ板で隠していました。
1社だけに抜け駆けされると不公平になるからみたいな理由だったと思います。
いまどきは発掘調査時から密着して、保存処理作業にも密着して――という形もあるんだなあと。
そのおかげで貴重なシーンの数々が見れました。
現場にいる人しか体験できないようなシーン。
発掘や保存処理で、いままさに出た!ってところも撮っているんですよ。まさか「いま出た風に編集するからもう一回土をかぶせて・・・・」みたいなことはないでしょう。ちょろちょろ土を削って行ったら下から「やばい!」ってものが出てくるんです。まるでその場にいるようなドキドキ感、高揚感を味わえました。
調査するほうも緊張するだろうなあ。やらかしたら全部撮られているんだから(;´・ω・)
映画祭での評判がよければ、奈良での上映も夢ではないそうです。
時間があったら大阪か京都に見に行ってみようかな。
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