今日のシフォンケーキ ― 2025年01月23日 16時19分13秒
自分でも何か病気なんじゃないかと思います。
「失敗の原因はこれだったのでは?」
と思い始めたら、それを確かめないと気が済まないっていうんですか。
前回、18㎝型で作ったときのこと。
ブログには書きませんでしたが、メレンゲに問題があるということに気がつきました。
先に卵黄生地(卵黄、砂糖、油、牛乳、小麦粉)を作って、そこにメレンゲを3回に分けて混ぜ合わせるのですが、自分ではしっかり泡立てているつもりのメレンゲが、泡立て足りていないということに前回気づきました。
というのも、1回目のメレンゲ投入はかためのメレンゲのままなのですが、2回目、3回目と回を重ねるほどゆるくなるんですよ。
で、完成したシフォン生地はネットで見かけるのとはほど遠い緩い生地です。
それは前から感じていたのですが、どうしてそんなことになるのか、前回思い当たることがあったので、どうしても今回はそれを確かめたかったのです。

わたしがシフォンケーキを作るのに使っている道具はこれらなのですが、とっても便利な新兵器「自転公転半自動泡立て器」(水色の蓋がついている器具)、これが曲者でした。
とっても早く泡立つし、生クリームは何の問題もないのですが、メレンゲをやると泡立て具合にムラが出るみたいなんですよ。
蓋を外して角が立つかどうか確認し、「角が立っている、よし」と投入していたのですが、それではダメだと前回気づきました。
その方法でしっかり角が立っても、底の方とか透明容器の壁に近い部分がめっちゃ緩い。
なので、今日は角が立っていても、手動泡立て器でかき回して全体を均一にし、そこからまた自転公転泡立てをやり、再び手動泡立て器で均一にし、自転公転泡立て――というのを3、4回繰り返しまし、しっかり全体のかたさを均一にしました。

↑3回目(最終回)のメレンゲ投入時。
ネットで見るほどかための生地にはなりませんでしたが、いつもよりはずいぶん固い生地ができました。
しかしですよ!
たいへんな失敗をしてしまいました!(;゚Д゚)
いまだかつてない失敗です。
何度も何度も作っているせいか手際が良くなりすぎて、オーブンの余熱が終わる前に生地が完成してしまいました!
メレンゲ生地をそのまま置いておくってご法度だってわたしでもわかります。
焦ってしまい、生地の空気抜きをするのを忘れて、慌ててオーブンに放り込んでしまいました(意味不明)。
180℃に予熱設定したオーブンが何度まで上がっていたかわからないのですが、とにかく入れちゃったと。
入れてすぐ取り消しボタンを押して、再びオーブンON。今度は余熱なしで170℃にして35分焼きました。
自分的には、時間的に余熱が終わる寸前ぐらいだったと思いたいです。
落ち着いて、ちゃんと空気抜きまでやるべきでした。→理由はあとでわかる
焼き上がり。

メレンゲをしっかりやったおかげが史上最高に膨らんだようにあります。
35分焼いたので、ちょっと焦げっぽくも💦

オーブンから出した直後。

ひっくり返して冷ましている状態。

冷めました。
多少しぼみましたがいつものようにへこんではいないようです。

紙型を外して逆さまに。
外しているときに嫌な予感がしました。ぼこっと指が。あははははは(・∀・)
「もしかして、中に空洞がある?」

切ってみたらこんな感じでした。
キメがめちゃくちゃ。
大きな気泡も。
もっと大きな気泡もありそうな気がします。
いつものようにこのカットした部分は味見なんですが、食感はめちゃめちゃよかったですよ。こんな気泡があるにもかかわらず。
上部の目詰まりは解消したかと言われると・・・・一部、まだ目が詰まっていますよね。
解消したのは、焼き縮みというか、冷めたときにへこんじゃうというその点だけでしょうか(笑)
ちなみに以前焼いた抹茶シフォンと比べてみました。

若干斜めになっているので正確な高さは比較できませんが、イラレで底部分の長さを合わせて比べてみました。イメージ的にはこんな感じ。
今日は、ダイソー紙型15センチ
卵3個
小麦粉60グラム
砂糖60グラム
太白ごま油30グラム
牛乳40グラム
170℃(のつもり)、35分です。
さらにいままでの「わたしのシフォンケーキのあゆみ」
ダイソー紙型15センチ、卵3個は共通です。
他はその時々で若干分量が違うと思います。
最初からわりと「うま、うま」って食べていましたが、いまから見たら全然空気を含んでいない生地です(笑)