吉野ケ里遺跡の石棺 ― 2023年05月30日 14時30分30秒
昨日、ヤフーニュースを見ていたら、吉野ケ里遺跡で未盗掘の石棺が見つかっている、という話が出ていました。
すごいですね!
未盗掘ですよ!
葬られてからいままで、一度も蓋を開けられていないということです。
しかも、もともと神社があった場所でいままで手付かずだった場所らしいです。
昔の人は何かしらの言い伝えでその場所が触れてはいけない場所であることを知っていたのでしょうか。
今回の調査はどういういきさつなのかわたしは知りませんが(学術調査?)、ちゃんとお祓いして、敬意をもって調査が行われていることと思います。
卑弥呼の時代とかぶっているかもしれないということで期待大みたいな話もありますが、どうでしょうか。
わたしは宮崎出身、奈良在住なので、邪馬台国は九州でも大和でもどっちでもいいです。
ただ、弥生終末期~古墳初の流れ的には「大和なんじゃないの?」とは思っていますけど(^^;)
あー、邪馬台国の場所が、という話ではなく、当時の中心地が、という意味です。
一度、邪馬台国も卑弥呼も魏志倭人伝も存在しなかったことにして、考古学的証拠だけであの時代を考証してみたらいいのではないでしょうか。
おそらく弥生時代の大和が「そのまま単独で発展してヤマト政権」という流れにはなっていないと思いますが、古墳初の中心地は大和ということに異論がある人はいないでしょう。
話がそれました。
吉野ケ里の石棺から何が出てくるか楽しみですね~。
人骨が残っていたら男女の判断ができる可能性がありますもんね。
6月5日に開棺するらしいです。
ライブ配信するのかな?
いや、開けた瞬間は土で満たされていてなんのこっちゃわからんか。
調査が進んで棺底の辺りに達したら副葬品が見えてきますね。
副葬品がわかるのは2、3日後かな? もっとあとかな?
何が出てくるかなあ?
鏡、玉類、鉄製品、あと有機物とか残っているといいですけどねえ。
時期の決め手になる土器は出ているのかな?
昨日、知人に本を借りました。
白石太一郎『古墳の被葬者を推理する』中央公論新社
目次は
第一章 箸墓古墳と大市墓
第二章 誉田御廟山古墳の被葬者をめぐって
第三章 西殿塚古墳と西山墓古墳
第四章 五条野丸山古墳の被葬者をめぐって
第五章 植山古墳と山田高塚古墳――二つの推古陵
第六章 牽牛子塚古墳と岩屋山古墳――考古学からみた斉明陵
第七章 古墳からみた物部氏
第八章 葛城周辺の古墳からみた蘇我氏の本拠地
なんかめっちゃおもしろそうじゃないですか?
牽牛子塚古墳見学記を書こうとして知人に「牽牛子塚古墳と終末期古墳のことを勉強したい」と言ったらこの本を紹介してくれたのですが、そのときはちょっと間に合わなかったんです。タイミングが悪くて。
ブログにアップした後になってしまったんですが読んでおこうかなと思って借してもらいました。
しかし。
先に西殿塚古墳を読んじゃっています(^^;)
わたし、前に西山塚古墳のことを前期古墳って紹介している箇所があります。間違いです。後期古墳です。訂正した記憶がないのでそのままになっているかも。訂正しておきます。