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蒼龍艦攻隊 偵察配置集合写真2022年11月29日 14時47分40秒

鹿熊粂吉さん(甲3)の遺品の中にあった蒼龍艦攻隊偵察配置の集合写真と思われる1枚。




お顔がわかった人たちから推定して、写っているのは下表の太字の人たち、偵察配置の下士官の人たちだろうと。

ペアは3人一組。上から操縦、偵察、電信。色ベタは出身別(操練・偵練、乙飛、甲飛)なのでお気になさらず。


前列左から(上から氏名階級(出身期)、入隊年月、蒼龍分隊、消息)
加藤豊則1飛曹(甲2)
13年4月
11分隊
19年10月15日  K406  台湾沖


吉岡政光2飛曹(偵43)
11年6月
11分隊
戦後生存


金井昇1飛曹(偵35)
9年6月
12分隊
16年12月22日  蒼龍  ウェーク島攻撃


藤波貫二1飛曹(偵27)か?

11分隊
19年6月29日  K251  マリアナ

藤波さんは乙5の大多和達也さん(『予科練一代』光人社NF文庫)の蒼龍時代のペアの偵察員です。手記にもたくさん登場していますが、お顔がわかりません。
写真がおそらく「蒼龍艦攻隊偵察配置の下士官たち」と思われること、また座り位置からこの人が藤波さんでは?ということになりました。


石井利一1飛曹(乙7)
11年6月
12分隊
19年2月23日  321空  マリアナ


宗形龍恵2飛曹(偵43)か?

12分隊
19年10月14日  K263  台湾沖航空戦 索敵未帰還

宗形さんは川崎まなぶさんの『マリアナ沖海戦』(大日本絵画)に千歳搭乗員集合写真が出ているんですが、個人が小さくてお顔がよくわかりません。「別人だ」というほどではないですが「この人に間違いない」ということも言えないような写真です。
12分隊の宴会写真に写っているはずなのですが、現時点で見つけられていません。
もしかしたら鹿熊さんの後ろからお顔半分だけのぞかせている下士官帽の人かな?とも思っているのですが、ちょっとわからないです。


田中敬介1飛曹(甲2)
13年4月
12分隊
17年6月5日  蒼龍  ミッドウェー海戦

田中さんはもともと佐藤-金井機の電信員だったみたいです。夏に田中さんが偵察員として他ペアに移り、かわりに花田さんが佐藤機の電信員に入った、と(金井日記)。





後列左から
田村重年2飛曹(甲3)
13年10月
11分隊
戦後病没


杉山弘興1飛曹(甲1)
12年9月
12分隊
19年4月30日  K251  内南洋


紺野喜悦2飛曹(乙8)
12年6月
11分隊
17年10月17日  隼鷹  ソロモン



安藤百平3飛曹(偵49)
12年
11分隊
戦後生存


大谷末吉3飛曹(偵49)

12分隊
16年12月22日  蒼龍  ウェーク島攻撃



佐野覚1飛曹(甲2)
13年4月
11分隊
19年11月25日  K256  比島


鹿熊粂吉2飛曹(甲3)
13年10月
12分隊
17年10月17日  隼鷹  ソロモン

紺野さんと鹿熊さんが戦死されたこの攻撃は森拾三さん(『奇蹟の雷撃隊』光人社NF文庫)が右手を失ったあの攻撃です。投弾やりなおしで艦攻隊に多大な犠牲が出た・・・・。
これから書こうとしている蒼龍艦攻隊から隼鷹に移ってこの攻撃で戦死された方も多いです。
太田五郎1飛曹(乙6)
鹿熊粂吉1飛曹(甲3)
丸山忠雄1飛曹(甲3)
紺野喜悦2飛曹(乙8)
田辺正直2飛曹(甲4)
土井敬二2飛曹(甲4)
若宮秀夫2飛曹(甲4)
岩田高明2飛曹(甲4)
江塚寿2飛曹(甲4)
浮ケ谷弘3飛曹(偵52)
川島甲治2飛曹(操50)
西田孝雄3飛曹(偵47)







並び順の話をすると、階級だけなら1飛曹の杉山さんなどは「この人が前に来た方がしっくりくる」って気もするんですが。

前列は11分隊偵察班先任下士(藤波さん)、12分隊偵察班先任下士(金井さん)をまず中央に。そして雷撃隊偵察員+予備員宗形さん。
後列が水平爆撃隊偵察員と予備員紺野さんと田村さん。
みたいな感じで並んでいるのかな?
予備員の宗形さんが前列、紺野さんと田村さんが後ろ、というのは、もしかしたら真珠湾前の訓練時、宗形さん雷撃チームで、紺野さんと田村さんが水平爆撃チームだったりしたのかななんて想像したりもしています。いや、ただたんに(藤波さんか金井さんに)「もう一人座れるぞ。だれか前に来い」と言われて宗形さんが「じゃあわたしが前行きます」となっただけかもしれませんが。

前列、後列それぞれの中では中央から端に入隊年順に並んでいるのではなかろうか、と思います。入隊年を把握できていない人もいますが、階級から察するに。


※画像は鹿熊さんご遺族、Oさんご提供、出身期の一部はKさんご教示
大島隆之『真珠湾攻撃隊 隊員と家族の八〇年』講談社現代新書

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