9期生の下士官帽 ― 2020年04月21日 12時01分37秒
軍帽の形なんかどうでもいいことかもしれませんが。
ここから、個人の性格の一端が垣間見えたりしないだろうか?
などと考え、いじっている人を集成してみました。
が、一部、はっきりせず、角度によっていじっているように見えるだけかな?という人も含まれています。
古い順に。
【16年10月30日 木更津 操縦 中攻】
永田慶士さん
杉本栄さん
清水日出夫さん
都築国雄さん
島子栄二さん
藤谷周覚さん
操縦の大型機講習組の飛練卒業写真です。
任官からひと月後。
ビミョーな人もいます(^^;)
【16年12月30日 木更津 偵察 中攻】
井野久男さん
加村外三さん
轟木サトルさん
三浦光雄さん
山下員雄さん
川原与三郎さん
前川重美さん
二階堂信治さん
2ヶ月前の飛練卒業時はおとなしかった人たちも、任官3ヶ月後、特技章がついて2か月後のこの時期の集合写真ではけっこういじっています(笑)
三浦さんなんか、
「下士官生活何年目!?」
って感じの軍帽になっていますが、2ヶ月前はこれ↓ですからね(^^;)
ちなみに、飛練卒業時(16年10月末)のみなさん(大分のみ)。
16年10月末の飛練卒業集合写真は他に、大分の戦闘機、大分の偵察(中攻)、博多の偵察(水上機や艦上機)、もありますが、ほとんど軍帽をいじっている人がいません。ほとんどというか、はっきりいじっているとわかる人がいません。
教員がコワかったのかな?(^^;)
と想像してみたりしているんですが。
飛練卒業写真で軍帽をいじっているのは木更津の操縦・大型機組だけです。
そして、飛練卒業時はおとなしくしていた偵察の大型機の人たちも2ヶ月後の木更津修了時には上の通りです。
木更津は軍帽をいじりやすい雰囲気があったのか?(^^;)
上にあげた中で、前川重美さんのラバウル時代の写真が『予科練外史』に出ていました。
こんなイメージですかね。
だいぶ変形が進んだ感じです。
【17年2月 佐世保 偵察 飛行艇】
菊地平さん
石田勝さん
藤井国男さん
ちなみにこのお三方の飛練卒業時(16年10月末 博多)
【17年5月ごろ? 遠藤秋章さんと戦闘機乗り5人】
柴田勉さん
松本勝正さん
川崎助男さん
飛練卒業時の松本さんはこんな感じですね。
柴田さん、川崎さんに関しては飛練卒業時(大分)の集合写真もありますが、写真で見た感じではまったくいじっているようには見えません。
遠藤秋章さんはこんな感じ。
いじっているんかな?という気もしたのですが、これより後の写真を見たところ、いじっているふうはなかったので、たぶん遠藤さんは”いじらない派”だと思います。
【17年10月ごろ? 瑞鳳飛行機隊】
岡吉郎さん(艦攻偵)
桑島武一さん(戦闘機)
山田清さん(艦攻操)
森田守さん(戦闘機)
飛練卒業時(16年10月末)の桑島さん(木更津)と岡さん(博多)。
お二人とも、まったくおとなしいです。
瑞鳳には当時、佐々木隆寿さん(艦攻偵)と都地肇さん(戦闘機)もいるのですが、おふたりはいじっているふうではありません。
【その他】
加藤哲夫さん(艦攻操)。
いつの写真かわからんのですが、3飛曹時代です。
池田和義さん(艦爆操縦)。
17年の春か夏ぐらいかなあ?
日よけカバーをつけてこれですから、軍帽本体はかなり変形が進んでいると思われます。軍帽の先端が反っているんじゃないかと思えるぐらい。
ずいぶんあとなんですが、19年2月の坂田清一さん(偵察)。
偵察特練の修了時の集合写真の坂田さん。※イメージです
坂田さん、18年夏ごろの写真ではまだ軍帽はおとなしいです。
どういう心境の変化があったのかわかりませんが、半年後にはこんな軍帽になっていました。
特練の集合写真の公開許可をもらっていないのでイラレでざっと描いてみたんですが。
前川さんのより若干クオリティが上がっています(自画自賛)。
軍帽の形だけ見てもらえればいいので(言い訳)。
もっと頑張って腕を上げます。
かれらはなぜ軍帽をいじってしまうのか?
以前、艦攻操縦員の大澤昇次さんに聞いたことがあります。
大澤さんは10志ですが、若くして海軍に入隊したため、年齢的には9期生とそう大きく離れていません。
9期はいまのところ最年長が大正9年12月生まれの遠藤桝秋さんです。大澤さんは大正9年5月生まれです。そう! もうすぐ満100歳!\(^o^)/
というわけで、大澤さんと9期生にあまりジェネレーションギャップはないという前提で。
その大澤さんに以前、軍帽のことを尋ねたら、
兵時代はかっこよくみせるためいじっていたが、下士官になったときは19歳でもう大人だったからいじらなかった。
という意味のお返事が来ました。
かっこよくみせるためにいじっていたということは、いまの若者が髪の毛を染めたりするのと同じような心境でしょうかね。
いまでいうパリピ系?(^^;)
しかし、「おもいで」に「おとなしかった」と書かれている人も軍帽をいじっているんですよね~。
おとなしくても、自己主張というか、かっこよくみせたい、というか、そういう気持ちがある人はいじったんだろうか?
結局、いじる人といじらない人の違いは「よくわからない」という落ちです。
いつもながらまとまりのない話で申し訳ないです。
ここまで読んでくださった方々、スイマセン。
※画像は9期生ご遺族、ご家族、Hさんご提供
コメント
_ 柏分隊士 ― 2020年04月24日 09時48分51秒
_ mama ― 2020年04月24日 22時47分19秒
柏分隊士さん
こんばんは、いつもありがとうございます。
集成して何か傾向がつかめないかと思ったのですが、いつものように「よくわからない」で終わってしまいました(^^;)
柏分隊士さんは中学時代は制帽をいじる派だったんですね(笑)
いまの中高校生って制帽ないんですかね? わたしの周辺では見かけません。観察不可能です。
こんばんは、いつもありがとうございます。
集成して何か傾向がつかめないかと思ったのですが、いつものように「よくわからない」で終わってしまいました(^^;)
柏分隊士さんは中学時代は制帽をいじる派だったんですね(笑)
いまの中高校生って制帽ないんですかね? わたしの周辺では見かけません。観察不可能です。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
貴重な写真、ありがとうございます。
「軍帽をいじる」着眼点が面白いですね。当方も中学入学半年後には、学生帽をいじってました。昔から制帽を被る男の子の通過行事。