乙9期 岸川正人さん ― 2018年07月10日 16時48分47秒
長崎県出身、偵察、中攻。
岸川さんは萩谷幾久男さんと同班だったようで、その関係でけっこうお写真がありました。
1学年2班
辻堂
班写真
操偵検査
2学年班写真
2学年も萩谷さんと同班のよう。
小船井写真館撮影
イスに座るのは下釜又男さん、後ろ左・岸川さん、右・萩谷さん
【飛練】
鈴鹿、相撲部
大分
【大型機講習】
木更津
おもいで
色が白くやや赤みのさした好男子。どこかきりっとした男らしい姿が眼に浮かぶ
文官教官に必ず質問する男、岸川。君の普通学への熱の入れ方は分隊随一、国会へ送ったらと・・・・惜しみても余りあり
彼が佐世保より高雄空に向かう時大黒町に私の下宿を訪ね「これが内地の最後だ」と一つ布団に一緒に寝、「まるで恋人のようだ」と下宿のおばさんに笑われたのが、一月二日。それから三月後にはすでに幽明境を異にしたのか
ファイトマン。勉強もできて、いいやつだった。鈴鹿では運動会で相撲で活躍優勝に貢献したね
文官教官に必ず質問する男、岸川。君の普通学への熱の入れ方は分隊随一、国会へ送ったらと・・・・惜しみても余りあり
彼が佐世保より高雄空に向かう時大黒町に私の下宿を訪ね「これが内地の最後だ」と一つ布団に一緒に寝、「まるで恋人のようだ」と下宿のおばさんに笑われたのが、一月二日。それから三月後にはすでに幽明境を異にしたのか
ファイトマン。勉強もできて、いいやつだった。鈴鹿では運動会で相撲で活躍優勝に貢献したね
以前『予科練外史』に書かれている「九期留魂録」のことをここで紹介したことがあります。
16年12月末、倉町先生が移動中の列車の中で、偶然、実施部隊に赴任する9期の中攻偵察員たちに再会したのです。
そのとき、ひとことずつ、記念に書きつけてもらいました。
岸川さんが留魂録に残したことば
笑って征途に就かん
17年4月4日 高雄空 ポートダーウィン
※画像は9期生ご遺族ご提供