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和田邦介さんの個人写真2017年02月12日 17時05分22秒

前に一度紹介しているのですが、和田邦介さん(愛媛、35空 17年2月19日 台湾)の個人写真。


9期の艦爆操縦員の池田和義さんのアルバムにあった写真です。



一緒に、
池田和義さん(静岡、35空 17年7月10日 マカッサル海峡)

村田耕一さん(広島?山口?、35空、17年2月19日 台湾)

田中茂雄さん(千葉、戦後生存)

さらに4人一緒の写真、
が貼られていました。





冒頭の和田さんの写真以外はすべて大分県佐伯市の宇和写真館の刻印が押してあります。


和田さんの個人写真は刻印がないのでどこで撮られたものかわかりません・・・・みたいな話で終わっていたのですが。





わかったかも、です。

9期の下士官任官記念写真(もしくは任官から時間が経ってない写真)を一か所に集めて眺めていました。

そしたら、和田さんの写真と同じ背景の写真が・・・・。

3枚ありました。

中攻操縦の石川茂さん(愛媛、4空 17年2月20日 ニューギニア沖)

あと、同じく中攻操縦の木原辰雄さん(福岡、4空 17年2月20日 ニューギニア沖)と中攻偵察の岸川正人さん(長崎、高雄空 17年4月4日 ダーウィン)の個人写真にも同じ背景が写っていました。

操縦のお二人、石川さんと木原さんの写真では左袖の特技章(9期の場合実用機飛練卒業時にもらえる一人前の搭乗員のマーク)がついていないように見えます(和田さんは角度的に確認不可能です)。
ということはつまり、16年10月1日の下士官任官から、実用機飛練卒業の10月30日までのひと月の間の撮影ということになります。

その間、3人がいたのは千葉県の木更津海軍航空隊。
中攻操縦の訓練を受けていました。
石川さんと木原さんは卒業後はそのまま中攻操縦員として実施部隊(高雄空→4空)に配属されますが、和田さんはここからさらに艦爆操縦員として訓練を受け直すために佐伯海軍航空隊に移動。
3人、バラバラになってしまうので、同じスタジオで撮影できるのはやはり木更津の一ヶ月間ということになります。


岸川さんの写真では、左袖に特技章がついています。
16年10月1日に下士官(3飛曹)に任官したときは大分海軍航空隊。
10月31日に卒業(このとき特章付与)、大型機講習の為に木更津海軍航空隊に移動、そして16年12月30日に講習を終え実施部隊(高雄空)に配属になっているので、操縦の3人と同じスタジオだとしたら16年11月12月の2か月の間、木更津、ということになるでしょう。


というわけで、和田さんの写真はたぶん16年10月、木更津で撮られたもの。


※画像は9期生ご遺族ご提供

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