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昔住んでいたところの話2011年04月17日 14時06分13秒

どうでもいい思い出話です。

大学を卒業して、3ヶ月だけ、近鉄奈良駅の北側の古い住宅街に住んでいました(20年ぐらい前)。
2階建ての古い長屋。

ママ、学生時代、千浩荘という一刻館みたいなアパートに住んでいました。千浩荘での壮絶な思い出もあれこれここに書いてきましたが、ママが住んだ中で一番壮絶だったのが、この近鉄奈良駅近くの長屋です。


・鍵がなかった
玄関、たしか引き戸だったと思うのですが、外側には南京錠がついていましたが、内側からかける鍵がありませんでした。
ただし、鍵穴らしきものはあったので、屋内にいるときの防犯は、この穴に木の棒を突っ込んでいました。


・窓がなかった
間取りは1階が、玄関、2畳ぐらいの台所、6畳の和室、押し入れ、水洗トイレ。
2階が6畳和室、押し入れ。
この2階の和室、東側と西側に腰高窓がありました。アルミサッシの窓ではありません。木の枠が組んであって、そこに薄いガラスが入っている・・・・はずなのですが、東側の窓の一番下の窓枠にはガラスが入っておらず段ボールでふさいでありました。

一度、夜中、就寝中に、外から段ボールをガサガサやられたことがありました。
「ぎゃーーーーーーっ!」
と叫んで内側から窓枠を叩いたら、静かになりました。
ヒトに話したら、小動物か鳥じゃないかと言われましたが、正体は不明のままでした。


・いちいち手を突っ込まないといけないトイレ
お風呂は近所の銭湯に行かなければなりませんでしたが、トイレだけは屋内に和式の水洗トイレがありました(千浩荘からレベルアップ!(^_^)v)。
ところがこのトイレ、壊れていて。
タンクの水がちゃんと貯まらないんです。どうも、レバーを回したときに浮き上がる底の栓が劣化していて、流したあとちゃんと閉まりきらないようで。
しかたがないので、ふだんは10円玉で元栓を閉めておいてタンクは空に(漏れ続けて貯まらないから)。
使用直前に空のタンクに手を突っ込んで栓をして、10円玉で元栓を開けて水を貯めてから使う・・・・。使用後、水を流したらまた元栓を閉めて・・・・を繰り返して使用していました。
自分は慣れたからよかったのですが、他人が遊びに来たときもいちいち説明しないといけないのが面倒くさかった(-_-)


・ある日帰ってきたら台所が
ある大雨の日の夕方、仕事から帰ってきて家の中に入ってびっくり!
台所が泥水まみれ!(゜Д゜)
雨漏り・・・・なんてかわいらしいモンじゃありませんでした。
台所天井に穴が空いたようで。ちょうど直上が瓦屋根だったので、瓦の下に敷いてある泥の混じった雨水が台所の流しのところに。
ガス台も、洗って干しておいた食器も、そこらへん何もかも泥まみれでした。


・買ったはずのパンが
ある日、近所のスーパーでスナックパンを買いました。
一袋に細長くて甘いパンが5、6本入っているヤツ。
食べようと思ったときにありませんでした。
「あれ? 絶対買ったよなあ・・・・。レジ袋に入れ忘れたんやろうか・・・・」
いくら探してもないので、「買ったけど忘れてきた」ってことにしてしまいました。
それから数日後、玄関の靴脱ぎの奥に、引きちぎられた空のパン袋と散乱したパンくず発見。
これも正体不明のままでしたが、イタチか何か侵入していたのでしょうか。好き勝手にママの朝食をギンバイしていたようなのです。


ここは最初から短期の約束で、敷金礼金ナシ、家賃15000円か20000円、鍵ナシ窓ナシ承知で借りたので、いまさらブログに書くなっちゅう話ですが(^_^;)

雨で屋根が抜けたのだけは修理してもらったかな?

短期といっても、もうちょっといるつもりだったのに、さすがに3ヶ月で逃げ出してしまいました(^_^;)



この時代のことを思い出すにつけ、
「パパ、いい家に住まわせてくれてありがとう(T-T)」
改めて、鍵や窓のあるフツーの家に住まわせてくれているパパに感謝の念を抱くのでありました。