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ベテランの話「脚が出ないっ!?」2010年09月02日 08時15分13秒

ママは下宿話と同じぐらいベテラン技の話が大好き(^o^)

搭乗員さんが実際に目の前でご覧になったベテランの話。

某年某日、某練成基地――。

転勤してきたばかりの指宿成信飛曹長が(←なぜかここだけ実名(^_^;))、紫電で上がりました。

ところが、その紫電、脚出し操作に癖のある機体だったらしく・・・・。
脚出しはレバー操作ですかね? ふつうに操作しても出にくく、思い切り力任せにやると出るんだそうです。
地上にいる人間はそのことを知っていましたが、肝心の指宿飛曹長はそれをご存じないまま搭乗されてしまったのだとか。

降りてくる段になって、案の定、脚出しができない様子の指宿機。

地上で見ていた分隊士が、
「(操作方法を)黒板に書いて知らせましょうか?」
と隊長に申し出たところ、隊長、
「ほっておけ。あれぐらい自分で何とかできるだろう」
と言われたらしく(゜_゜;)

前にも下士官がその機体に乗って脚が出なかったことがあったらしいのですが、そのときは先任下士が黒板に書いて知らせ、無事に脚出しできて降りてこられたそうなのです。
おそらく分隊士はその時のことを思い出して知らせようとしたのだと思うのですが・・・・。
「お手並み拝見」と思ったのかどうか、水上機から陸上機に転科してきたばかりの指宿飛曹長の場合、「自分で何とかしろ」だったみたいです。

搭乗員さんからお話を聞いたときには知らなかったのですが、あとで知人に尋ねたところ、当時、指宿飛曹長は水上機の練習航空隊である北浦空(教員か教官)から転勤してこられたばかりではなかったのか、と・・・・。

水上機出身ということは、そもそも脚出しのある飛行機自体、乗り慣れていなかったのではないかな・・・・と思うのですが。
いきなり紫電で脚出しのトラブル(>_<)

上空でバンク振って一生懸命脚出しを試みていたそうですが、結局、脚は出ず。

胴体着陸強行。

脚が出なかったらしかたがないですよねー。
それにしても、命がけの「何とかしろ」だなあ・・・・。

指宿飛曹長、見事な胴着だったらしいです。
プロペラが曲がっただけで、機体自体に損傷なし。
プロペラを交換しただけで、機体はそのまま使用できた、と言われていました。
(「そのまま」っちゅうても、脚出し機構の修理はしてもわらないとね!)

隊長さんの「ほっておけ、あれぐらい自分で何とかできるだろう」発言もスゲーなー(゜_゜)ですが、見事自分で何とかした指宿さんもスゲーなー(゜_゜)


※記事アップ後、コメントで、
「指宿飛曹長の胴体着陸は紫電ではなく零戦21型と聞いてますが」
とご指摘いただきました。
隊史を調べたら、どうも、某年某日某練成基地時代は紫電はまだ到着していなかったみたいです。
本文の「紫電」は「零戦(21)」の誤り、ってことで訂正させていただきます。

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