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成長していたYくん2009年12月03日 20時24分49秒

春海の幼稚園に、Yくんという男の子がいました。
ひとつ上のクラスの子です。
何と表現したらよいのか・・・・幼稚園時代のかれはじっとできない子でした。

帰りの時間、園児はグループごとに別れて教室から出てきます。靴脱ぎ場の段差に座って、グループが揃うのを待ち、揃ったら、帰りのお祈りやあいさつがあり、解散してお迎えのお母さんの元に「わーっ(^O^)」と駆け寄ってきます(本当は走るの厳禁)。

そのYくんですが・・・・。
年少や年中の園児が座って待っているときでも、年長のかれがひとり園庭の遊具にのぼり、先生が迎えに行ってもどこ吹く風、遊び続けているような状態で、それも1回2回ではなく、じっと座っている日の方が少ないという有様。
かれがちゃんと座らないと、お祈りもあいさつも始まらないので、早く連れて帰りたい日は、
「Yの野郎めっ! 自分の子なら滑り台から引きずり下ろすっ!(怒)」
とイライラしながらかれの行状を見ていたのものです。

手の付けられないわんぱくというか、きかん坊というか、落ち着きがない子というか・・・・。

かれは先に卒園して小学校に行ったわけですが。

春海が入学してすぐの一時期、かれのいるグループの集団登校に入れてもらっていたことがありました。

「わあ・・・・(*_*) Yくんかー。うろちょろして車に轢かれなければいいけど・・・・」

かれの存在がとっても心配でした。

ところが、一緒について行ってみると・・・・。
一番新入生を気遣ってくれたのはかれだったんですよー。
ちゃんとついてきているかどうか気にしてくれたり、1年の男児がポツンとしていると話しかけてみたり。

「うん、ええ子やん」

ちょっと見直しました。

かれ、いま3年生ですが、町を歩いていて、下校中のかれと会うと、ちゃんと、
「こんにちはー(^o^)」
とあいさつしてくれます。

「おお! ええ子やん」

で、今日。
春海は幼稚園のスポーツクラブに行く日です。かれも来ています。
帰り、たまたま一緒になって、春海、ママ、Yくんと1列になって歩いて帰っていたのですが、そのとき、Yくんに、
「3年生、インフルエンザ、どう?」
と聞いてみました。
「3年ではぼくのクラスが今日学級閉鎖になりました」
「Yくんのクラス?」
「そうです」
「じゃあ、明日から休みなん?」
「はい。宿題が多くて困ります」
「そうかー。いっぺんに出るからなー」
「はい」

みなさん、お気づきですか?(^_^;)
あの悪ガキのYくんが大人とちゃんと話せるんですよ!

春海は初対面の大人に対していまだにタメグチです。
幼稚園時代は手の付けられない悪ガキだと思っていたYくんが、いつの間にか礼儀正しい少年に育っていたっ(>_<)
これは春海も負けてはいられないっ!

来年の目標!
春海が大人とちゃんと話せるように教育する。
春海が他人にちゃんとした手紙が書けるようにする。