ひねもすのたりのたりのたり

何日か前に、ローカルニュースで↑こんな特集をやっていました。
最近、「仏像ガール」というのが流行っているらしく、お寺で仏様を拝んでいやされる女性が多い、ということでした。

春海が一生懸命にそれを見ていて、
「ママー、仏像さまの頭がクルクルなっているのは・・・・」
とか、
「ママー、仏像さまは指の間に水かきがついているらしいよ。たくさんの人を救うためで・・・・」
とか、このママさまに向かってうんちくを垂れ始めました。

「はーちゃん、そんなに仏さまに興味があるなら、本当の仏さまを見に連れて行ってあげよう」
と、今日、薬師寺にお参りに行ってきました。

久しぶりに行ったのですが、行ってみると、ふだんは公開していない西塔（再建された方）内陣の特別拝観をやっていました。
狭い塔内に参拝客がぎゅーぎゅー詰めになってお坊さんのお話を聞きました。

「次は金堂の方でもお話をさせていただきますので、よろしかったらどうぞ」
とのことだったので、金堂でもお坊さんのお話を伺いました。

薬師寺でお坊さんのお話を聞いたことのある方はおわかりだと思いますが、ここのお坊さんたち、揃いも揃いって口達者です。入門の条件に「話芸の達人」という項目があるのではないか、と思うぐらい達者です。

今日のお坊さんも最初からかっ飛ばしまくりで、お寺の紹介部分から参拝客のハートをガッと鷲掴みにしてしまっていました。
お坊さん「みなさんは奈良のお寺というといったいどういったところを思い浮かべますか？」
参拝客「東大寺」
お坊さん「ああ、東大寺ね、大仏さんの。他には？」
参拝客「唐招提寺」
お坊さん「ああ・・・・お隣さんですね。他には？」
参拝客「法隆寺！」
お坊さん「ああ、ああ、法隆寺。みなさんは自分たちのなすべきことがよくおわかりになっておられないようですね。奈良で一番豪華で、素敵なお坊さんが揃っているお寺はいったいどこですか！？」
全員で「薬師寺ー！」
みたいな感じでお話に突入・・・・(^_^;)。

仏様の紹介にしても、
「薬師如来はお医者さんと思ってください。両脇の日光・月光菩薩はさしずめ看護師さんと言ったところ。日と月、昼と夜ということなので、日勤の看護師さんと夜勤の看護師さんと憶えておいてください」
こんな調子です。

たぶん、マニュアルがあるね、あれは。
とてもお坊さん個人で思いついて話しているとは思えない。

ママはふだんバラエティを見ても、お笑い芸人ってちっとも面白いとは思えないのですが、薬師寺の坊さんはおもしろかった。
とっても面白かったのですが、春海は途中でママに、
「意味がわからない・・・・」
とつぶやいたきり、居眠ってしまいました。

で、このお坊さんの講話というか、お説教というか、これ、最後は写経（２０００円）のご案内で締め。
春海のスイミングが一生懸命青汁売っていることを思いだしてしまいました(^_^;)

お坊さんの話の間中居眠っていた春海ですが、仏様のらほつや水かきは、自分の目で観察できたと喜んでいました。