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『出口のない海』2008年09月22日 15時00分25秒

ありました、『出口のない海』DVD。パパのところに紛れ込んでいました。

これが公開されたのって、いつでしたっけ・・・・。去年ですか?
映画館で見たときは、いったい何を見ていたんだろうなあ・・・・という感じです。

大学野球をやっていた予備士官が回天の搭乗員になり、潜水艦に乗って出撃するも、回天発進の機会なく帰投し、再びの出撃を控えた訓練中に命を落とす、という話です。
(もちろん、これだけではありません。かなり端折って書きました)

『ローレライ』よりは忠実に作ってあるはずですよね。

最初、映画館でこの映画を見たときは「予備士官の特攻映画」という位置づけて見ていたのかな。
主人公が特攻を志願した動機がわからなくて、ずっとそのことを引きづりながら映画を見ていたような気がします。
(その後、この動機に関しては原作を読んで多少解消)

今回は「回天搭乗員の映画」ということで、そちらに重点を置いて見たのですが。

4人の回天搭乗員(予備士官3人、下士官1人)が潜水艦に乗り込んで出撃しました。
まず、最初の爆雷で下士官の回天のスクリューが破壊され・・・・。その後も敵が1隻だったり、回天の故障があったりで、結局発進できたのは予備士官の1人(主人公ではない)だけでした。

一緒に敵艦に体当たりするつもりで猛訓練に励み、一緒に潜水艦に乗り込んだ搭乗員たちです。

発進できなかった搭乗員の気持ちなど、いままであまり考えたこともなかったような気がします。
いま読んでいる戦記がこの「発進できなかった搭乗員」の戦記です。
今日は少しだけ、残された搭乗員の気持ちを酌みながら映画を見れたのではないかなと思います。

そして、発進させる側―潜水艦の艦長―ですが。
これも、前回映画館で見たときは、まったく何の感傷もなく見ていたような気がします。
生きた人間を魚雷と同じように敵に向かって撃ち出す命令を下さなければならないのです。
いくら兵学校で指揮官になるための教育を受けていても一人の人間です。機械的にそれができるわけはないのです。
映画の中で艦長が、
「回天戦用意!」
と叫ぶたびに、艦長の心中を思って胸が張り裂けそうでした。

やはり映画を見るときは、少しでも予備知識を入れておいてから見ないとダメですね。
映画館で見たときは、ずいぶん、いろいろな「もの」や「人の気持ち」を見落としていたんだなと気づきました。