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終戦後の出撃2008年08月15日 19時43分34秒

彗星艦爆の操縦席・偵察席
昭和20年8月15日正午の、いわゆる玉音放送のあと、大分基地を出撃した「特攻隊」がありました。

701空の彗星艦爆11機です。
沖縄特攻作戦の指揮を執っていた五航艦長官・宇垣纒中将をはじめ、以下の搭乗員たちです(上・操縦、下・偵察)。

中津留達雄大尉(兵70) 大分 23歳
遠藤秋章飛曹長(乙9)  愛媛 22歳

伊藤幸彦中尉(兵73)  宮城 20歳
大木正夫上飛曹(乙17) 福島 21歳

山川代夫上飛曹(丙?)  山形 21歳
北見武雄中尉(兵73)   新潟 20歳

山田勇夫上飛曹(甲11)  千葉 20歳   
池田武徳中尉(予13)   福岡 22歳

前田又男一飛曹(丙?)             不時着
川野良介中尉(予13)

渡辺操上飛曹(甲11)   千葉 22歳
内海進中尉(予13)     岩手 21歳

後藤高男上飛曹(丙?)  福岡 24歳
磯村堅少尉(予14)    山口 22歳

松永茂男二飛曹(特乙1) 福岡 20歳
中島英雄一飛曹(乙18) 愛知 19歳

川野和一一飛曹(乙18)            不時着
日高保一飛曹(乙18)   鹿児島 20歳 不時着時戦死

藤崎孝良一飛曹(丙?)  鹿児島 19歳
吉田利一飛曹(乙18)   滋賀 20歳

二村治和一飛曹(甲12)            不時着
栗原浩一二飛曹(甲13)

宇垣長官は中津留機の偵察席に乗り込もうとしましたが、そこにはすでに本来の偵察員・遠藤飛曹長が乗っていて、「降りろ」と言われても頑として聞き入れず、結局、狭い偵察席に2人(偵察員のシートに宇垣長官、その足元にしゃがみ込むようにして遠藤飛曹長)が乗って出撃したということです。

遠藤飛曹長は新婚1か月。
中津留隊長も生まれたばかりの女児を残し出撃。
山川上飛曹は新婚1週間目で、
「若後家を作るなあ。結婚するんじゃなかったなあ」
と言いながら出撃していったそうです。

8月15日に宇垣長官が死ぬことと若い搭乗員たちが死ぬことはまったく意味が違うような気がします。

この「宇垣特攻隊」の搭乗員たちは特攻名簿には載っていません。


参考:文春文庫『八月十五日の空』秦郁彦、光人社『宇佐海軍航空隊始末記』今戸公徳、新潮社『私兵特攻』松下竜一

最近春海の日本語がおもしろい2008年08月15日 22時50分51秒

今日、女子の重量級の柔道を見ていて、春海が言いました。
「ねえ、ねえ、ママー。この人たち、女性?」
「女性」って・・・・(^_^;)。
以前の春海は「男の子」とか「女の子」と言っていました。大人に対しても。
今日の「この人たち、女性?」は笑ってしまいました。
どこで覚えたんだろうねえ?

昨日、体操の内村航平選手を見て、春海ひとこと。
「この子、かわいい♥」
かれも6歳女児に「かわいい」なんて言われたくないだろう・・・・。

数日前、パパが春海のためにゲームのソフトを選んでいたら、
「ロクなゲーム選んでほしなあ」
と春海。
「はーちゃん、『ロクな』の使い方、間違っているよ。そんな言葉、どこで覚えたん?」
とママ。
「あのねー、『ドラえもん』でのび太のお母さんが『まったく・・・・ドラちゃんはロクなもの出さないわね』って言ってた」
「ああ、なるほど。その使い方はそれで合ってる」
「じゃあ、これは? 『ママはロクなもの買ってこない』っていうのはどう?」
「合ってるけど・・・・(汗)」

その例えはあんまりじゃない?