Google
WWWを検索 ひねもすを検索

水は怖い2008年07月29日 12時27分11秒

3年前のニュース映像
昨日の大雨はずいぶん被害を出したようですね。

それにしても、まさか、夕立ちで命を落とすとは・・・・。普通、そんなこと、考えもしませんよね。

以前にも書いたと思いますが、わたしの実家も3年前の台風で水の被害を受けました。

↑は当時のニュース映像です。
真ん中の黄色い楕円で囲んだ平屋の屋根が、ママが小学校3年から浪人時代まで10余年暮らした家です。

この映像のカメラ位置は大淀川の堤防上のようです。
うちの横の大淀川の堤防は無事だったのですが、支流の方からあふれてしまい、平屋だった我が家は軒まで水につかってしまいました。

地理で「台風銀座」って習いましたね。いまでも教科書に載っているのかな?
宮崎ですから、台風は毎年のことで、それなりに覚悟もしているし、備えもしてあります。

しかし、この時は、覚悟も備えもまったく役に立たなかったようで。
台風のさなか、明け方、父親が大淀川の水を見に行き(よい子のみなさんは決して真似しないように)、これはまずいと思い、母親を連れて家を脱出したそうです。
でも、ここまで浸かるとは想像しておらず、そのときは犬猫は家に置いたままだったとか。
いったん、逃げてから、もう一度家に戻り、犬猫をもう一台の車に乗せ、高台に避難したそうです。

数時間後、父親1人で家の様子を見に戻った時には、↑の状態になっていたとか。
母親から電話で、
「家が軒まで水に浸かっているらしい」
と聞かされた時は、冗談だと思っていました。
ニュースでこの映像を見て初めて事実を認識した次第です。

水が引いて、家に戻ってみたら、無事だったのは、天井近くの棚に置いておいたお風呂用のタオルだけだったらしいです(ママが背伸びしてやっと届くぐらいの棚)。

結局、一瞬ですべてを失ってしまいました。
残ったのは、父母、犬猫、車2台。
着替えすら持って出なかったらしく、生活に必要なものは、この後、数日のうちに職場の人たちや親戚が持ち寄ってくれたとか。

この台風の数日前、ママと春海は実家に帰っていました(パパは仕事で留守番)。
両親が春海のDVDを見たい、というので、家電量販店に一緒に行って、再生機を購入したりしましたが、そういうものすべてが水に浸かってダメになりました。
春海もまだこの家と周辺の様子を覚えていたようで、↑の映像がニュースで流れたとき、
「ばあばの家が無くなってる~(>_<)」
と叫んでいました。

地震にしろ、水害にしろ、本当に一瞬で人生狂ってしまいますね。
怖ろしいです。