ひねもすのたりのたりのたり

ママのブログにはよく海軍さんの名前が出てきますが、画像がありません。
知らない人にとっては「名前だけ出されてもなあ・・・・」ですよね。

写真がないわけではないんですよ。
でも、勝手に使うと「肖像権」とか「著作権」とかあるんじゃないかと思って、法律に詳しくないママは使うのを遠慮しています。

でも、どうしても、画像として伝えたいときはトレースして出しています。
絵にすればいいのかどうか。それすらわからないのですが、写真そのものを出すよりは微罪だろうと勝手に判断して・・・・(^_^;)

というわけで！
↑西澤飛曹長。
ご存知の方、似てるとか似てないとかあまり文句言わないように。
こんな感じの人、と雰囲気だけ伝わればＯＫということにしましょう。

西澤飛曹長の写真は、意外とたくさん残っています。
以前ブログにも書いた武田信行『最強撃墜王―零戦トップエース西澤廣義の生涯―』という本にはなんと西澤さんの子供時代の写真や予科練時代の写真（体はでかいけどジョンベラでかわいい）まで載っています。地元の友人と撮ったスナップで、浴衣姿ってのもあります。
他にも坂井三郎さんの本や吉田一さんの本などにも出ていますが、台南空時代（ラバウル）の写真が多いのかな。
それに反して２５１空、２５３空（ラバウル）、２０３空時代の写真って、ほとんど見かけません。いや、一枚も見たことがないかも。

↑のもとにした写真はいつの写真かわからないのですが、ママが想像するに、髪が伸びているので飛曹長時代の写真ではないかと思います。
本当なら飛行服の左腕に階級章をつけているはずなのですが、残念ながら陰になっていて、いくら目を凝らしても、パソコンで拡大しても見えません。
もし、飛曹長だとしたら、２０３空時代かもしれないので貴重です。
（武田さんの本によると２５３空と２０３空の間に、大分空で教官をしていたらしいので、それが本当なら大分時代かもしれません）

たくさん残っている西澤飛曹長の写真の中から、どうしてこれを選んだのかというと、この写真が一番若々しいからです。
なぜか、西澤さんの写真、ヘンな顔をしていたり、妙に老け顔だったりするのが多いので。
これは年相応に若々しく写っているんじゃないかな、と（飛曹長時代だとして２３、４歳）。
それと、もう一つ。
ヒゲがないからです。
ラバウル時代の写真を見ると、判別できる写真はすべて口の下にちょびちょびとヒゲをはやしています。似合っていればいいんですけどね、ママの美的感覚からすると、あの人、あまりヒゲが似合っているとは思えない。
この髪の伸びた西澤飛曹長はどう見てもヒゲがなさそうなので、ママのお気に入りです。
（注：トレース時にママが「似合わねえから取っちゃえ！」と勝手に改変したんじゃないですよ）

写真だけではなく、動画にもかれの姿は残っています。
２つあるのですが、１つは確信。『海軍戦記』という古い記録映像で、ラバウルの台南空指揮所前に整列する搭乗員の中に西澤一飛曹（当時）の姿が映っています。
もう１つは「もしや？」ってだけで確信はありませんが、敷島隊の映像の中に、西澤さんでは？という映像があります。

あと、これは見たことはないんだけど、どうしても見てみたい写真が１枚。
先述の武田さんの話によると、西澤さんが、恋人の家族と一緒に写っているらしい写真があるとか？
西澤さんの恋人が見たいかどうかはともかく、ママは、この写真の西澤さんが士官の第一種軍装姿だという、これに惹かれています。
見たことないんですよ。西澤さんの一種軍装姿。下士官時代のそれは見たことがあるんですが、飛曹長になってからの一種軍装姿は１枚も見たことがありまりません。海軍士官の紺の軍装姿って、かっこいいですよね～（うっとり・・・・）
なので、この写真がとっても見てみたい。でも、武田さんはご遺族の方に直接会って見せてもらったようだし・・・・。公表されていないんですよね、これ・・・・。