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容儀検査2008年02月12日 13時00分23秒

高校時代の生徒手帳
わたしは宮崎市内の県立高校に通っていたのですが、そこの高校、いまから考えるとかなり変わっていました。

「Oは天国、Mは監獄、Nは地獄」
と言われた県立3校です。ちなみにうちは「地獄」だったようです。なんだか「鬼の宇佐空」みたいですね。
さすがに山下大尉はいなかったですが、先生たちがそろいも揃って甲板士官のような人たちばかりでした(甲板士官さん、失礼しましたっ!)

校則がとても厳しかったのですが、画像に出しているように髪型にすら介入してくるような高校でした。
女子は、前髪は眉にかかったらダメ。後ろは制服の襟にかかったらダメ。かかったら黒いゴムで結ぶ。もちろん、パーマや茶髪なんて問題外です。
男子は坊主か刈り上げ。耳に髪の毛が当たったらダメという規則もありました。

月に一度「容儀検査」という行事がありました。
一クラス全員カバンを持って廊下に出されます。
学年中の先生たちが集まって、一人一人容儀をチェックするのです。
髪型はもちろん、制服の着こなし、スリッパの記名位置、カバンのチェック(シールとかマスコットとか薄さとか)。爪もされたかな?

夏場は女子はこれに下着チェックが加わっていました。さすがにこれは宇佐空の甲板士官ですらやらなかったのでは?
女教師が女子生徒一人ずつ、スリップを着ているかどうかチェックするのです。「余計なお世話じゃ」って思いますが、当時は反発もせずこの検査を受けていました。ただ、いまだにこの検査の意味がわかりません。ブラジャーが透けて見えないようにということだったのか、汗をかくから化繊のブラウスの下にもう一枚着ておきなさい、という意味だったのか、いまだに謎です。

容儀検査時のことで、までも印象に残っているのは、野球部の坊主頭の子が頭髪検査で落ちたことです。なんでも、坊主がちょびっと伸びて耳にかかっている毛があったらしいのです。かれは再検査にまわされました。
もう一つは、やはり男子ですが、前髪が一本だけ眉を超えて伸びていました。「不合格」と言われ、その子は「いまここで抜きますっ!」と言ったらしいのですが、後日の再検査にまわされました。

お笑いのネタか、と思われる方もいるかも知れませんが、これ、事実です。

こんな高校を当然と思って通っていたので、大学受験で初めて外の世界を見たときは衝撃でした。
髪の長い(首が隠れているって程度ですが)男子生徒や髭を生やした男子生徒、また試験の休憩中にたばこを吸っている浪人生らしき受験生を見て、ママはとっても動揺したのを憶えています。

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