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最後まで読めなかった本2007年12月02日 19時32分52秒

小説、ですね。
戦記やドキュメント系の本は、つまみ読みをして、あとでまた関連の記載を探して読むこともあるので、「読むのを断念した本」には含めません。

司馬遼太郎『功名が辻』。
大河ドラマ化される以前に読みかけたのですが、一巻すら読めませんでした・・・・。
司馬さんの戦国モノ、幕末維新モノはほとんど読んでいるのではないかと思うのですが、これはちょっと・・・・でしたね。
「夫を支える賢い妻」が主人公というのがわたしの性に合わなかったんでしょうか。どっちかというと癖のある人の方が好きですね。北条政子とか日野富子とか。悪女・鬼女ぐらいでもかまいません。良妻とか賢妻は受け付けませんでした。
なんか、旦那も癖がないんだよね・・・・。奥さんが良妻でも、旦那がとんでもないクセモンだったらおもしろかったかも知れないけど、わりと常識人。
おもしろくなかった・・・・。

横山秀夫『出口のない海』。
先に映画を観ました。回天特攻隊の映画です。映画の中でわけがわからないところがあったので、「原作読むしかないか」と買って読んだのですが、最後まで読んでいません。
映画の何がわからなかったかというと、一番肝心なシーンです。主人公が特攻を志願したシーンが、どうしてもわたしには理解できませんでした。
原作を読んでやっと理解できました。映画はそのシーンをはしょっていました。講堂に集められたとき、なぜ「志願」と書いたのか、監督には重要ではなかったのかも知れないけど、わたしにとってはここが一番重要で、どうしても知りたかったので原作を買いました。
ここを読んでしまったら、あと、結末はわかっているので、なんだかもう読めませんでした。
特攻の本は最後の最後、読むのが苦しいです。結末がわかっているから。
読んで、気分爽快になることは絶対にありません。憤りや虚しさ、悲しみ、残るのはそういう感情だけです。

浅田次郎『輪違屋糸里』。
上下2巻の分厚い文庫本。このブログを始めた頃は寝る前にせっせと読んでいたのですが、1巻の後ろの方で止まってしまっています。最近買った光人社NF文庫の下に埋もれてしまっていて、もう、読まないような気がしています。
新選組モノで途中で放り出したのはこれが初めてです。
きっと、沖田総司があまり出てこないからだ・・・・。斎藤一があまり出てこないからだ・・・・。ずっと、八木家のおかみさんと前川家のおかみさんのおしゃべりなんですよー。
京都の人のおしゃべりやからなあ・・・・読んどったら、なんや眠うなってなあ・・・・。

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