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ピトー管2007年10月10日 13時02分23秒

靖国神社遊就館零戦
先日、佐賀空港において到着時に機体不良が発覚した中華航空機が、今度は離陸時にオーバーラン寸前で上がったという映像を繰り返し流していました。
また中華航空か、と驚いたのですが、原因を聞いてもっと驚きました。
機首部分にあるピトー管に虫が詰まっていたあ???
驚いたのは、いまだに速度を測るのにピトー管なのかということと、事故を引き起こしかねないそんな重要部分を離陸前にチェックしないのか、ということ。
「いまだに・・・・」と思ったのは、零戦などの大戦機はピトー管で速度を測っていたからです。写真の零戦の左主翼の前縁に飛び出している管がピトー管です。21世紀のこのご時世、もう、過去の遺物だと思っていたのですが。同じ仕組みなのかどうかはわかりませんが、ジェット旅客機もピトー管なんですねえ。
ピトー管といえば、昭和19年3月に起こった「海軍乙事件」。
連合艦隊の司令長官・古賀峯一大将や参謀長の福留繁中将をはじめとする幹部数人が二式飛行艇2機で移動中に悪天候のため遭難し、古賀司令長官は行方不明(戦死ということでしょうか)、福留参謀はフィリピンのゲリラの捕虜になって機密文書を奪われてしまったという大変な事件です。福留参謀長はのちに陸軍の協力で無事に助け出されます。
この福留参謀長が乗った二式大艇2番機のピトー管が問題だったのです。
離水待ちの間に雨が降り出し、副操縦員がピトー管に覆い(たぶん刀の柄袋みたいな筒状のもの)を掛けたのですが、出発直前になり敵機来襲の警報が入ったりと混乱し、ピトー管の覆いを外すのを忘れてしまったのです。
2番機は覆いをつけたまま悪天候の中、ダバオに向かったのですが、セブ沖に不時着水してしまいます。が、このとき、ピトー管の覆いのために速度がわからず着水に失敗。着水時に数人が死亡し、その後、海を漂流していた数人がゲリラに捕まってしまいます。
海軍乙事件の詳細は省きますが、たかがピトー管、されどピトー管というところでしょうか。
プラモを作るときも一番デリケートな部分で、すぐに折れちゃうんですよねえ。

こんなこともしています!2007年10月10日 21時30分28秒

春海セーラー服
一年365日、一日24時間、海軍のことしか考えていないのかと思われたら心外なので、自己紹介で「趣味」として挙げた洋裁に関して。
ちなみに、「趣味」として海軍を挙げませんでしたが、自分の中で「趣味」とは楽しみながらやるもの、という定義をしているからです。海軍のことは興味関心がありますが、いつも楽しんでいるわけではなく(プラモは楽しいですが)、時にはつらい現実を知ることもあります。ということで、「趣味」には洋裁しか挙げていません。

去年の今頃、パパにミシンを買ってもらいました♪
それから春海の服を作るようになりました。時には自分のも作り、時には友だちに頼まれて作ることもあります。

今年の夏、春海にセーラー服を作ってみました。
セーラー服って少女の憧れですよね? そんなことない?
わたしは中学校も高校もベストとブレザーの学校だったので、一度もセーラー服を着たことがありません。すっごく憧れていました。

で、今回は海軍の水兵さんみたいに白線一本入りの紺の襟をつけてみました。
写真ではわかりませんが、ボタンは錨マーク入りです。

高校野球の応援で学ランは軍隊を想起させるとか何とか騒動になっていましたが、なら、女子学生のセーラー服はいいんかい、って話ですが。小学生のランドセルは?
軍隊で使用していたものでも、いいものはどんどん使ったらいいじゃない、とわたしなんかは思うのですがね。

って、結局、話のオチはそっちに行きますね。